昨年11月からスタートしたPTA再編委員会。先日の実行委員会で最終案を提出して、無事承認されました。改めてここにまとめてみます。
再編の目的と課題
今回の再編目的は以下の通り。
- 各委員会の活動内容を精査して誰もが参加しやすいPTA委員会にする
- 委員会の活動内容をシンプルかつクリアにする
- 保護者間の不公平感を極力なくす
欲を出せばキリがないけれど、まずはこれを目標に再編案を出しました。「保護者間の不公平感」ここがとにかく大きいんですよね。
そして課題はこれです。
- 各委員会の活動量、委員会内の活動量の差異を最小限にする。
- 特に校外の活動が多岐に渡るため、他委員会への振り分けを検討する。
今回は主に「校外生活委員会」の活動量の削減を目指しました。
現行の役員と委員会
詳細はこちら。
わが校では1児童につき役員なら1回、委員会なら2-3回を受け持つことになっています。しかし「校外生活委員会」の負担は他委員会よりも大きい。
更に校外の「正副委員長」「地区委員」に選出されると、年間を通じて活動量が多くかなりの負担があるが、他の委員とのポイント(制ではないけれど)は同じカウントとなる。
ポイント制にするかしないか
近隣校のPTAの様子も聞きながら「委員会のポイント制」も検討しました。
例えば、現在役員は1回で免除になるのなら「役員を3ポイント、各正副委員長を2ポイント、他委員を1ポイント」のように割り振って集計し、ポイントの少ない保護者が以降優先的に選出されるようにと。
しかし、PTAはボランティアであり子供のために存在する組織であるのに、保護者同士がポイントを見て強制的に押し付けたり、どうしても受けられない家庭の事情がある保護者をあぶりだすようなシステムになってはいけないという観点から、わが校でのポイント制は見送りました。
次年度委員会の最終案
最終的に、委員会及び選出人数を下記の通り削減しました。
- 【学級代表委員会】2名
- 【校外生活委員会】2名→1名に変更
- 【推薦委員会】1名
- 【文化教養委員会】廃止
- 【ベルマークサークル】有志のサークルとして新規発足
文教の廃止と、クラス選出人数を現行6名から2名削減して4名に。そして文教が担っていたベルマークを有志のサークルとして委員会から外して新規発足。
活動が多数あり、負担の大きかった校外は以下の通りかなりスマートになりました。
校外生活委員会の活動
最終的にここまで削減出来ました。
- 映画観賞会(従来通り)
- 交通安全協議会・キャンペーン(従来通り)
- 地域まつり(従来通り)
- こども110番(サポーターをつける)
- 交通安全教室(学校の管轄となるためサポートのみ)
- 自転車点検(今後は廃止予定)
- 地域マラソン大会(廃止)
- 旗当番表作成(学代へ移行)
- 地区委員会(役員へ移行)
現行の各委員会の皆さまの協力を得てかなりスッキリしたために、次年度からクラス選出人数を1名削減出来ました。
地区委員会の役割
最大のネックだった「地区委員会」は、近隣小中学校、連合会、町内会等から構成されている地区委員会へ学校の代表として参加をします。
地域の子供たちのためにより良い環境づくりを目指す目的で結成されています。イベント準備開催、各種研修会などに参加をしながら1年間活動します。しかし、負担が大きく誰も率先してやりたくないのが現実(苦笑)
そのため、各委員会の担当を決める年度初めの合同委員会で欠席した人に回ってしまうんですよね。いわゆる欠席裁判的なもの。
しかし、初回の担当決めの日に「面倒で来ない人」なら仕方ないけれど、大抵は「仕事や家庭の事情でやむを得ず出席できない人」である場合が多い。そしてそういった方が地区委員になっても、年間通して活動に参加するのは難しい=欠席が続く=先方からクレームが来る、という流れになります。
実際に「おたくの地区委員担当は全然出席しない!!」とPTA会長にクレームが入った年もあるとのこと。恐ろしいですね(笑)笑い事じゃないんですが。
一委員の活動としては、他の委員会、および校外委員内の他の担当と比べても群を抜いて負担が大きく、重要な役割の地区委員会。
これを、選出1回で免除となる役員へ移行できないか?と、次期会長さんに交渉したところ「これは当時の会長からも話を聞いていたし、地区委員は学校の代表だから役員が担当するべきだと思う!」と、なんとも頼もしくありがたいお言葉をもらいました。
そして、次期役員の皆さまへ近年の地区委員会の活動内容を作成して提示したのち、正式に受け入れてもらえる流れとなったわけです。本当に感謝だ!
ひとまず終了!
学代、推薦ともに多少の活動の変更や追加があり、これに校外を並べてみると、かなり活動量の均衡が保たれたような感があります。
まだまだコロナ禍であり、次年度も様々な場で活動の変更も多々あるとは思います。そのため、始まってみなければどんな様子かも全然わかりません。
今年度の再編である程度の形は出来ましたが、これからも「もっとこうしたい!ああしたほうが良い!」という意見があれば、PTA会員である保護者の誰もが気軽に声をあげて都度柔軟に対応して行けるPTAであればいいなと思います。
以上、PTA再編委員会の今年度活動報告でした。
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