先日、漢字50問テストがありました。
元々漢字は結構得意な息子。それでも「3年生で習った70問の中から50問が出る」という話なので、テスト前日の夜に急に思い立って一緒に70問書き出してみました。
漢字は好きでも(丁寧に)字を書くのは嫌いな息子。
覚えてるか確認するだけだから、そこまで丁寧でなくてもいいよね?
すでに面倒くさくてデロンデロンな息子。ただし「私も一緒に書く!」というところでなんとか思いとどまり、渋々と殴り書きしていました。
これでも少しは丁寧に書いている部類に入る。それほど普段の字は雑ですねえ。
70問中5個くらい不安な漢字があり、別途5回ずつ書いて今日の練習終了。途中、面倒くさくて半べそだったのだけれど、書き終わると同時に涙がポロンポロンと流れ落ちた。
気が付けば30分も漢字を書き続けていた息子。
イヤでイヤで仕方なくて泣いてるのかと思いきや、それはまあ半分。あとは、全部書ききった安堵感、達成感からくる涙でもあったらしい(息子談)。ともあれ一生懸命書ききりました。
ここまで頑張ってもし本番で書けなくてもそれはそれで良しだよ。
練習したこの事実に対して自信を持っていいんだからね!
そんなことを話して迎えたテスト当日。
テストの点数はもちろん気になるけれど、私としては点数よりも、もう少し字を丁寧に書いてくれたらなあ、と思うわけです。せめて国語だけでもさ。でもまあ、いいか、読めればね。
そんな感じで結果を待ちました。すると放課後帰ってきた息子は
漢字テストねえ、1問間違えちゃったの。意味の「味」が言葉変わって地味の「味」になって出てきたんだよー。地味って漢字は見たことないからさあ。やられちゃったよー。
残念そうではあるけれど、その他は多分書けたんだ!と得意気な様子。
昨日練習したのは面倒くさくてもう二度とイヤなんだけどさ、でも不安で練習した漢字が出てちゃんと書けたから嬉しかったんだー!
前日の練習の成果が出たのが実感出来たようで、今回はそれが一番の収穫だ!
そして今日テストが返ってきました。息子の言う通り、間違いは「地味」1個。「み」という漢字を当てはめようと考えて「実」という漢字を選んだのはなんとなく意外だったけれど。
それより何より、テスト本番では、思ったより丁寧にしっかり書いている字を見てホッと一安心。
本番だからねー、書くときはちゃんと書けるんだよ!
得意気に教えてくれた息子。こうやって時と場合によってしっかり書き分けられるなら、普段が多少雑でモヤモヤしても、大目に見ようかな、なんて考えなおしたりもしました。
今回のテストを通して、息子は「予習復習をして結果に結びつくと嬉しいし楽しい」という経験が出来たそうです。これは大きな収穫じゃないかなあ。
もちろん「もう70問なんて一気には書きたくないよ!!」とも言っているので、普段からの小さなまとめを怠らなければ楽ちんだよ、と引き続き声掛けしていこう。そして最終的には自分で良い方法を見つけてほしいなと思います。
以上、「漢字50問テスト前日に半べそで練習した結果」というお話でした。
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