eスポーツ教室の1日体験でマインクラフトに触れた結果

学校からもらってきたチラシにあった「eスポーツ教室1日体験」のお知らせ。

「eスポーツ」「マインクラフト」もどこかで聞いたけど、詳しくは何も知らない私。もちろん息子も同じです。「パソコンで何かやるんだ」レベルですね(笑)

正直、親子そろってどちらにも特別興味はなかったのですが、息子がパソコンに慣れるきっかけになればいいかな?くらいの思いで試しに申し込みをしました。

わが家のノートパソコン、デスクトップパソコン、タブレット、スマホ。息子も自由に各機器に触れて遊んでいますが、やはりマウスとキーボードの操作はぎこちない。マウス持った手がだんだん遠くへ離れていくし、キーに関しては必要最小限だけ覚えてあとは私を呼んで打たせる感じ。

学校でもパソコンの授業が始まるし、時期的にちょうど良いかも!

そんな感じで、先月1日体験教室へ参加しました。

そもそも「eスポーツ」とは?

エレクトロニック・スポーツの略で、ビデオゲームやモバイルゲームを使用した対戦をスポーツ競技として捉える際の名称とのことだそうです。世界的競技人口は数億人規模で、「eスポーツ」も「スポーツ」だと認められる国もあり、競技大会での賞金は億越えが当たり前(日本は色々な法律がからみすんなりとはいかないもよう)、今後はオリンピックの正式種目になる可能性も大いにあるとか。

じゃあ「マインクラフト」って?

大雑把に言えば、3Dブロックで作られた世界で、冒険やモノづくりを楽しむゲームです。よくあるゲームと大きく違うのは、何をするのも「ただひたすら自由」だということ。物語もない、ミッションもない、時間制限もない、ゴールもない。あるのは広大な世界だけ。何をするにも、自分のペースで自由に作り上げて行くゲームだということです。

では教室では何を学ぶの?

まず授業の始まりは「気をつけ!礼!よろしくお願いします!」と元気なあいさつで始まります。まさにスポーツですね(笑)

ここでは「eスポーツ」と言っても、正式競技にある格闘ゲームやスポーツゲーム、パズルゲームなどではなく「マインクラフト」を使うということ。

各プレーヤーが今日の自分の目標(馬を捕まえてくる、家の屋根を作る、ニンジンを育てる、など)を決めて、達成するためには何をどうしたら良いのか考え取り組んでいきます。考えが行き詰った時には、周りの仲間に相談したり協力を仰いだりしながら生徒が自分で決めた目標をクリアしていく。先生は生徒のやり方を指摘したり、方法を押し付けることなく、常に見守りながら最終手段でのサポートや助言をするようです。ここでは「自分で目標を決めて取り組み、時には仲間と協力し合い、達成するためのプロセスを身につける」ということを学ぶそうです。

ちなみに、何もかも初めての息子はいきなり「では〇〇くん、今日の目標はどうする?」と聞かれ固まっていましたが、実際は体験入学では「家を作る」という目標が決まっているようで「どんな家にしようか?」と聞かれると「四角い2階建ての家」と答えていました。

マウスとキーボードの使い方、素材の集め方と建て方を聞いたら、さっそく作業開始です。まずは15分で木材を集めます。木を伐採していく作業がツボにはまった息子、ひたすら木材を集めていました。そして次の15分は実際に家を建てます。ここではブロックを並べる方法に手間取り、四角い2階建てのはずが、超巨大な入り組んだ形の土台のみが完成(笑)

あっという間の1時間が過ぎて、みんなで輪になり今日の目標が達成出来たのか、出来なかった場合は、なぜ出来なかったのかを考えて発表していました。次回はどうしたら良いかが課題となり教室は終了。最後ももちろん「気をつけ!礼!ありがとうございました!」と元気に挨拶!

体験教室を終えての感想

率直な私の感想としては、子供が楽しく取り組む環境で、パソコンのスキル以外にも様々なプロセスを身につけていけるのは魅力的だな、とは思いました。それと同時に、私や息子の求めるものが教室の趣旨とはきっと大きく方向が違っているんだとも気付きました。…そう、求めているのはスポーツではなかったんだわ(苦笑)

息子に私の考えを言わないうちに「どうだった?もし興味があれば入会考えてもいいよ?」と聞いてみました。すると「うん、楽しかった!マインクラフトはもっとやってみたいんだ!でも教室は…」と。だよね、そうだよね(笑)

この教室では「パソコンを使ってマインクラフトをプレイすることは楽しい!」ということが大きな収穫となりました。これも行かなければ開けない道だったかもしれないからね。とても良い経験でした。

そしてマインクラフトを楽しむ毎日

そのあとすぐにマインクラフト(のライセンス)を購入。スマホ、タブレットやSwitchなどで遊べるものもありますが、ここはパソコンの練習が目的だったので迷わずJava版(PC版)にしました。

マインクラフトの遊び方は大きく分けてふたつ。身体ひとつから資源や食料を集めてワールドを開拓していき、時にはモンスターと戦うこともある「サバイバルモード」と、はじめからすべての資源資材が無限に用意されていて、ひたすら建築に専念することが出来る「クリエイティブモード」があります。

息子もはじめは「サバイバルモード」でモンスターが出ない設定からスタートしました。木を伐り拠点を作り、動物を倒して食料を確保したりと着々と進めていました。しかし時には高い崖から落ちて死んだり、溶岩に触れて死んだり…。遠出しすぎて拠点に帰れなくなった時は、本当の迷子のようにホームシックで悲しそう…。

更に、試しにモンスターを出してみた時は「ギャーーー!こわいこわい!!」とパソコン前から逃げ出しました。サバイバルモード、息子の気質では疲労が激しいもよう(笑)

そんな感じで、試しに始めた「クリエイティブモード」に今はどっぷりはまっています。

平和で自由が一番!

結構二人そろって楽しんでいます。「ママ!寝てる間に新しいもの作っておいて!」と言われると、新しい土地を開拓したりして。そんな感じで自由に息子が作り上げている世界がこちら。

謎のガラスタワー
ホテルや公園
空港の待合室
露天風呂
ビーチ
ビーチが見える家族部屋

私の手が加わっている部分も多々ありますが、息子もかなり慣れた手つきで自分の思い描くものを作り上げて行きます。

あっという間にマウスの使い方には慣れて、キーボードも文字入力が出来るようになってきました。英語教室に通っているのがここで活きてきて「ランタン、は、えーと、Lか?いやR・A・N・もういっちょN・T・A・NNだね?おー!出た!!すげー!!」と楽しそう(笑)

そしてマインクラフトには、モノづくりの中で「レッドストーン回路」といって「信号を配置することでモノを動かすことが出来る」というような作業もあり、プログラミング要素も含まれています。他にもパソコンの操作、想像力、論理的思考、確かにこれは教育につながる要素がたくさん。

「eスポーツ」の話しではなくなっちゃいましたが、そこから得た新しい学びをただいま満喫中の息子。得手不得手は誰にでもある。全部まんべんなくなんて望まない。自分が好きだと思うものを見つけて、それに情熱を注げる人間になってほしいなと思います。

以上、今回は「eスポーツ教室の1日体験でマインクラフトに触れた結果」というお話しでした。

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