ついにスイミング学童コースすべて修了しました!正直びっくりですよ。息子、本当によくここまでがんばって来たなあ。といわけで、ここまでの忘備録です。
小2の1月、スイミングスクールに入会
「今年はプールに通いたい!」と小2のお正月にその年の抱負を語った息子。
え?水嫌いの息子がスイミング??と思いつつも、やる気になったのならまずは行動を…とすぐに情報を集め体験に行き、更にやる気が高まった息子はすぐに1月後半からの入会を決めました。まずは水慣れコースの「28級けのび」級からスタートです。
幼児クラスから始めている子も多いから、水慣れコースは自分より2-3歳も下であろう小柄で元気のよい子達に囲まれてのスタート。当時の写真を見ると、周りより頭一つ以上背が高いけれど、線が細くて顔もドキドキ緊張気味で完全に圧倒されていましたね。
スタート時の目標は…
スタート時は「学校の水泳授業について行ける程度に泳げればやめてもいいや」っていうのが親としての考えでした。しかし息子は「当然1級まで行くよ!」と豪語していた。
目標は高いほうが良い!でも正直4年間で学童コース修了はきついよなあ。
だってあと28回合格しないといけない。1年間に12回検定、4年で48回。20回猶予があるけれど、現在水に潜れるくらいのレベルからスタートだからなあ…なんて色々考えちゃうわけですよ。
それに後半はタイムアタックだし、最終1級は「200メートル個人メドレータイムアタック」、こんなの当時からしたら夢のまた夢なわけです。けのびすら危うい目の前の子が、バタフライとか泳ぐ姿なんて想像できない。クロールですら…って気持ちでしたもん。
もっと早くからスイミング習わせてあげれば良かったかな?上達するには全然まだまだ余裕の時期だけど、目標をクリアするにはスタートが遅かったかな?なんてちょっと後悔したりもしました。
小6の10月でついに1級合格!
泳げないなりにも着実に努力を重ね、時には不合格が続いて悔しさから検定表をグシャグシャにしてしまったこともあるけれど、あきらめずにチャレンジを継続。最近では、バタフライが上手く泳げなかったら、すぐに気持ちを切り替えて外部で個人レッスンを受けてコツをつかみ苦手を克服する努力もしてきた。
そうしてついに、目標であり憧れだった1級に合格…!
もう本当に驚きと感動ですね!水面で漂っていたあの頃の息子、本当に地道な努力でよくここまでがんばった!!
赤帽から始めて、5階級ずつクリアするたび帽子の色が変わる。白帽、青帽は4階級、そして黒帽は2階級。合計30級の学童コースでした。ここのワッペンがまたカワイイ。カニさんからスタートして1級はシャチです。すごい成長だ(笑)(ちなみに30級29級はマリモとヤドカリでした)
検定前に友達と区民プールへ
今週の検定を前に、仲良しの友達と区民プールへ遊びに行って少し練習してきた息子。まあまあの手応えをつかんだようだったけれど、区民プールでは人が大勢いるので途中で立ったり、折り返しは隣のコースへ移動したりするからどうしても休憩が入ってしまう。
それでも泳ぐイメージはつかめたようなので、あとはリラックスして本番に挑むのみです。
検定までの様子
200メートル個人メドレー、時間にして5分弱。そんなに通しで泳ぎ続けたことないだろうし。ギャラリーから見ている私の心臓がすでにドキドキ。
以前他の子が同じ検定を受けているのを見ただけでも、ドキドキとウルウルで大変でした(笑)
息子は結構後ろの順番。待ち時間、緊張するよね。今回200メートルは一人だけで、他の子は25や50メートルだからすぐに終わって緊張から解放されていく。いやあ、順番を待つメンタルだけ見ても、息子よくここまで鍛えられたもんだ!
ついに検定スタート
ついに息子の順番。スタートに立つ息子、ドキドキだろうなあ…もう本当私の呼吸が浅くなりますよ。まずはバタフライ50メートル、そして背泳ぎ、平泳ぎ、クロールと続きます。最初のバタフライで力尽きそうだ…。
順調にスタートした息子、苦手だったバタフライですが、夏に個人レッスンを受けた甲斐あり、キレイなフォームで折り返し、50メートルを泳ぎ切りました。
が、次の背泳ぎ、早速疲れからかフラフラ曲がっている!でも何とか持ち直して50メートル終了!
そして得意の平泳ぎ。一番好きな泳ぎらしいけれど、すでに100メートル泳いだ後。ちょっと疲れが見えていて、スピード感はないものの、それでもフォームはキレイだ。がんばれー!
そしてついに最後の50メートル、クロールへ!この折り返し時点で顔がゲッソリしている感じ。そりゃそうだよね、まだ50メートルもあるんだもん。しかもクロールのバタ足が苦手と来ている。それでもスピードはないけれどまだキレイなフォームのまま25を泳ぎ、最後の折り返し、ラスト25メートル!
タイムは予想よりちょっとかかっていて、基準タイム内で泳ぎ切れるかどうか?ってところ。がんばれー!!
足をついてしまった!
最後の折り返しを終えてラスト25メートルを泳ぎ始めた辺りからついにフォームが崩れて一瞬足ついて立ち止まった!でもすぐ泳ぎ出す息子。もちろんコーチは見ています。立っちゃった、でもがんばってる!最後まで泳ぎ切ってがんばれー!
タイムはまだ基準内、ラスト10メートルあたりからコーチが大きな声を出して声援を送り、見ている子達も場所をあけて待っている。
そしてついにゴール!私の手元では基準タイム内ギリギリ。コーチはよーし!っていう満面の笑顔。息子は立っちゃった…でもがんばった!って感じのやり切った顔。
あれ?立っても良いのかな?そういえば前の検定でも、立ってる子は何人もいたし。どうなんだろう?
見事合格!
一度立ってしまい、少し諦め気味だった息子の様子を見ていると、コーチが何か話しかけています。そして息子の顔がパーッと明るくなった!もしかして合格??
検定では持参したクリアバッグに合格者にはワッペンを入れてくれるのですが、息子の袋にワッペンの影が!受け取った息子も満面。ついに合格だ!やったね!
検定を終えた感想
ニッコニコで出てきた息子、もう感無量って顔しています。
立ってしまった件についてコーチの説明では、立ってもその場で移動せずすぐに泳ぎ出せば良いらしい。そしてタイム内で泳ぎ切れば合格だと。これは水泳大会でも同じらしいです。なるほどー。
今回の泳ぎで一番きつかったのはクロールらしい。まあ最後の種目ってものあるしね!でも、立った時に気持ちが折れなかった?と聞くと「もしかしたら誰も見ていないかもしれないしこのまま泳ごうっと!って思ったんだー」と笑っていた。たくましいな!
背泳ぎも進まず大変じゃなかった?と聞いたら「とりあえずあの時は息を吸う事だけ考えていたから楽ちんだった」とのこと。そして平泳ぎは「スピードよりしっかり伸びて楽に泳ぐことを考えていた」とか。ちなみにバタフライは「疲れるけどうまく泳げたはず」と笑顔。
200メートル泳ぎながらも、色々しっかり考えていたんだなあ、すごい!
さて、学童コースをクリアした後は、ランクアップして次のステージに進めます。
中学生になったら
学童コース1級まで合格したら、そのあとは各種目のタイムを伸ばすことを目的としたチャレンジコースに変わります。各種目のタイムごとにポイントが設定してあり、何ポイントたまるとステップアップして次のワッペンがゲットできるシステム。
自分がどれにチャレンジするかは自由に決められるらしく、それも魅力的ですね!
息子は中学生でのスイミング、あまり継続するつもりはなかったようだけど。今回学童コースを修了して、チャレンジコースにステップアップしたことで、本格的に中学生でもスイミングを続けることを決めたようです。
スイミングで学んだこと
息子の一声で突然始めたスイミングだったけれど、実際の泳力以外に学んだことが実はたくさんありました。
- 明確な目標に向けてチャレンジすること
- 人任せではなく自分の力で成長すること
- 努力を重ねて結果が出て達成感を得られること
- 努力をしても結果が出ず悔しい思いをすること
- うまくいかなくても諦めず継続する力を得ること
- 緊張を乗り越えて力を発揮すること
- 目標をクリアして新たな目標を立てること
- 自分に自信を持つこと
きっとまだまだたくさんあると思う。それだけスイミングで得たものは大きかった。もちろん、4泳法を泳げるようになったこと、そして線の細かった身体が逞しく成長したことも大きな収穫。
習い事には相性もあるし、無理矢理続けても良いことはあまりない。そんな当たりはずれのある習い事でここまで続けられたのは、息子の「スイミングをやりたい!」と思った気持ちが本物だったこと、そしてこのクラブの雰囲気、コーチ、スタッフの方々の雰囲気が息子の思いとぴったり合ったことが全てですね!
コロナ禍でスタートした4年間、毎回一緒に送迎していた私も、息子の大きな成長と努力の成果を見ることが出来て、都度感動を与えてもらい、本当に大きなご褒美となりました、感謝です!
学童コース修了、おめでとう!!
これからも目標を設定しながら楽しくがんばろう!
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