先日、今年度最後の保護者会へ行ってきました。
早いものですね、もう来月は4年生になるなんて!昨年も同じようなことを言っていましたが、本当に毎年瞬く間に過ぎていく気がする。
さて、今回も自分の覚書も兼ねてここに残しておきます。
1年を振り返って
この1年、先生から見た子供たちの様子はこんな感じだそう。
- 学習への自信が向上している
- 書くことへの抵抗感がなくなって来た
- 多様な考えを知った
- 友達同士のトラブルを話し合いで解決する
学ぶことに意欲的になってきているようです。そして、みんなが苦手だった文章を書くことも200文字くらいはスイスイ書けるようになってきたとのこと。
対人関係についても「ああ、そんな考えもあるよね!」と自分とは違う考えを受け入れたり尊重できるようになってきて、トラブルが起きた時も自分たちで話し合いで解決しようとする場面も多くなってきたとのこと。
4年生に向けての課題
今後、4年生になって取り組んでいきたい事項はこちら。
友達とのかかわり方(他者視点)
悪気なく通りすがりに頭を叩いたり、話す前に何かちょっかいを出して相手をイヤな気分にさせる。結構多いそうです。「今こうしたら友達はどう思うかな?」という他者視点を想像する力をつけていきたいとのこと。
時間の意識
時計を読むことは出来ても、時計を見て「何時までにこうしなくてはいけないから何時に動き出さなくちゃ」という判断、行動力がまだまだ甘いそう。「8時半に準備を終えて席に座る」目標があるのに、登校してからずっと友達と遊んでいて、1分前になりようやくランドセルから教科書やノートを取り出して「時間がないーっ!」と慌てて準備を始める、何ていう光景は毎朝あるそうな。
相手に伝わる表現力
自分の思いを相手に的確に伝えることが、みんなまだ難しいようです。聞き手が今何の話をされているのか?最後の最後まで読めない話し方が多いとのこと。
「先生、あのー、えっと、こうこうこんなことがあって、こんなふうに思ったんですけど、こうしてああして…」と話しているうちに自分でも何言ってるのかわからなくなって、最終的に「で、要件は何?」と聞くと「だから宿題忘れました」みたいな感じと(笑)「要件を先に言う」大人でも回り道が多い話し方ありますもんね(笑)
しかし反対に言葉足らずの一言で済ます場合もあるそう。例えば「えんぴつ忘れました!」とだけ言って立っている子もいる。「で、どうしたいのかな?」と促すと「あ、貸してください!」と付け加える感じ。「えんぴつを忘れたので貸してください!」という一文にならないってことですね。わかるなあ(笑)
そして、自分が「イヤだ」と思うことは、言葉や態度で相手に伝えられるようになってほしいとのことです。
基礎学力の向上
主語と述語を意識すること。そして、文章を正確に読み取ることに力を入れていきたいとのこと。ちょっとした引っかけ問題があると、みんなまんまとハマるそうです(笑)
例えば、算数。
はじめに「これは次のうちどの式があてはまりますか?」というような問題があり、4択から選び解答欄に式を記入する。そして次の問題は同じように「これは次のうちどの式があてはまりますか?」と4択があり「どんな式になるか記号を書きましょう」と記述がある。そして答えの欄が式の長さ分大きくなっていると、記号ではなく、前問のように式を記入してしまう子が多数いたとのこと。(25名中正解は4名とか…)
算数は解けても、文章を読み取るところでつまづいたり、ケアレスミスをしてしまうことが多いようですね。
ワーキングメモリーを鍛える
このように、まだまだ成長過程の子供たち。時代の流れもありますが、一昔前の子供たちと大きく違うのはスマホやタブレットなどの使用率が著しく大きくなったということ。
それに伴い、学びの環境が多岐にわたり恵まれていることも多々あるのは事実。しかしその反面で、ワーキングメモリーの働きが弱いという指摘もあるそうで。
先生も子供たちを見て感じるそうです。そして例えば遊びに対しても「圧倒的経験不足」であることは否めないと。
今後は、文章を丸写しするような「視写」、そして遊びの中に「まちがい探し」「伝統的遊び」を上手く取り入れながら、ワーキングメモリーを鍛えていけたら良いな、というお話しで保護者会は終了しました。
わが家の課題
先生の話しを聞いていて、そのほとんどが手に取るようにわかりました(笑)息子もこの一年で、身体的にはもちろん、内面も大きく成長してきたと思っています。
がんばっていることも、本当にたくさんある。ここをしっかり受け入れて、認めて、フィードバックしてあげないと子供だってやる気が半減してしまうからね。私の課題は引き続きここです。
息子は…。
まずは字だな、字!どんなに甘々で見ても、保育園の頃より雑で読めないもん(苦笑)とはいえ、やる気になればキレイな字を書くんです。いつもキレイにとは言いません。うまく使い分けてほしい。
次に、時間に関しては先生の言う通り。終わりを意識して、自分がどのくらいの時間でこなせるかの見通しをしっかり立てて行動できるようになればいいなあ。
あとは表現力。うーん、表現力とはまた違うのかもしれないけれど、空気を読みすぎて自分の意見、言葉を発する機会を逃す傾向がある。それが基本的なあいさつ程度の言葉だとしても。
息子が思うより、もっと自分に自信を持って良いと思う。そしてもっと自分の意思を大切にして行動して良いと思うんですよね。まあ、これが息子に向いているのか、息子が望む行動なのかはわからないけれど。
そのあたり、親としてふんわりとサポートしながら4年生を迎える準備が出来ればいいなあと思います。
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