【移転記事】乳児湿疹の記録

※本記事は以前運営していたブログからの「移転記事」で日付は当時のまま記載しています。

本文中には乳児湿疹の経過を示すために写真が挿入されています。苦手な方はこのまま閉じてくださいね!

生後1ヶ月ほど経った頃から口元にポツポツと湿疹があらわれたと思ったら、みるみるうちに顔や首、胸とスゴイことに・・・!初めての経験なので、ネットであれこれ調べて症状を比べたり記事を読みあさったり。

「乳児湿疹ならば特に心配しなくても自然と消えます」なんて読んでも「もし乳児湿疹でなかったらどうしよう」とかまた悩んだりね!過ぎてみればあっという間だったのだけれど、当時は本当に心配していました。

あの頃の私と同じように、今現在乳児湿疹を目にして心配で情報を集めている方のために、わが子の乳児湿疹の経過を載せておこうと思います。少しでもお役に立てればうれしいです。

乳児湿疹とは?

はじめに、乳児湿疹の代表的なものを簡単に記載します。当時私がわが子の症状を見ながら調べたものなので、これが全てではありません。詳しくはかかりつけのお医者さんにご相談くださいね!

「新生児ニキビ」

生後1週間から1ヶ月の間によく見られる。見た目は思春期のニキビと同じように頬やおでこに赤いポツポツが現れ、顔全体が真っ赤になることもあるとのこと。

「乳児脂漏性湿疹」

特徴は首から上にあらわれ、眉毛の中、頬、おでこにできるカサカサした黄色い鱗のようなものを指す。頭の中に出来るフケのようなものもあるとのこと。

赤ちゃんはおなかの中にいる間、女性ホルモンの影響を受けており、新生児期から3ヶ月くらいまでの間は皮脂の分泌が非常に活発。まだ毛穴が未熟な赤ちゃんは汗や皮脂などが詰まりやすく乳児湿疹があらわれるようです(個人差があるので乳児湿疹がまったくあらわれない子もいるとのこと生後2週間から4ヶ月頃の間にあらわれることが多く、遅くても1-2歳には自然に改善するとのこと。どちらも痒みは通常ありませんが、赤ちゃんが無意識にひっかいてしまうと、外部の刺激を受けて悪化することもあるので注意が必要です。爪は短くカットしておきましょう!

「アトピー性皮膚炎」と「乳児湿疹」は、この時期ではまだ区別が難しいようですが、基本的に脂漏性皮膚炎を含む乳児湿疹は痛みや痒みを伴わないので、痒みがあったり、膿んだりなどしているようなら、乳児湿疹ではない可能性もあるとのこと。病院でしっかり診てもらいましょう!

では次に、実際の写真をご紹介します。

生後3週間頃

生まれたときは何のトラブルもなさそうだった肌に少し赤い湿疹が口元にポツポツ。赤くて多少盛り上がっているけれど、本人はもちろん、私もそれほど気にしていませんでした。

実践したお手入れなど

まだ特別なケアはせず、清潔を心掛けて、ミルクなどが口の周りについていたらやさしく拭き取ってあげるくらい。

生後1ヶ月が過ぎた頃

このあたりから一気に出て来ました。時には頬から耳まで真っ赤なポツポツに埋め尽くされ「ちょっとこれ、本当に大丈夫なの!?」とかなり心配しましたが、本人は意外とケロリとしていてあまり痒みや痛みなどはないみたいです。でもやっぱり心配ですよね。はやく赤ちゃんのプリプリ肌に戻してあげたいと切実に思っていました。

◆顔全体に広がってきたポツポツ◆

◆こんなに真っ赤!◆

◆耳までこんなになっちゃうもの??と心配は尽きない◆

◆黄色いカサカサ、典型的な「乳児脂漏性湿疹」◆

実践したお手入れなど

この時期もやはり清潔を心掛けることを最優先。お手入れとしては、皮膚がカサカサしているようなら刺激のないベビー用のワセリンやクリーム、オイルなどで保湿をしてあげるくらいですが、あまり過剰にベタベタさせるのは避けた方が良さそうです。乳児脂漏性湿疹は「沐浴前にオイルなどでふやかしておいてからお湯で洗ってあげると取れる」と良く言われていますが、ムキになって落とそうとすると、かえってデリケートな皮膚を傷つける恐れもあるので、沐浴時に軽くやさしく撫でて取れない場合はまた次回!というスタンスでした。

生後1ヶ月半頃

ピークが過ぎたのか、徐々に赤みや眉毛のカサカサが消えてきました。まだ首筋や顔の周りには残っているけれど。頬がつやつやしているのを見てとても嬉しかった!

◆赤ちゃんのキメが戻ってきた感じ。もう一息!◆

実践したお手入れなど

だんだん肌がキレイになってくると同時に、少し頬や口の周りに乾燥があらわれてきたようなので、沐浴後や顔を拭いた後はベビー用のローションやクリームで保水、保湿をしていました。

生後2ヶ月以降の肌の様子

生後2ヶ月を過ぎた頃には、乳児湿疹はほぼ治まってきた感じです。期間にしたらおよそ1ヶ月半くらい。過ぎてみればあっという間の出来事でした。

ただ、次にやってきたのは、時期的に冬ということもあり、いわゆる乾燥肌の悩みです。ちょうど初めての予防接種で小児科に行ったときに乳児湿疹の痕跡をみた院長先生が処方してくれた薬で、この後半年近く色々とあったのですが…それは話しが逸れてしまうので置いといて。

※ご興味のある方はこちらまで。よくわからないかゆみと格闘した約半年間を、簡単にまとめたレポートです。

この時点でほぼ乳児湿疹は改善していたのですが、間を置かずに発症したかゆみから来る肌のトラブルがあるため、続けて写真を掲載しておきます。

2ヶ月を過ぎた頃

乳児湿疹は消えたけれど、顔をよくひっかくようになり生傷が絶えない。この時期は乳児湿疹とは違い、顔も身体も本人は痒くて掻いていたと思います。とにかくどこかしら流血の日々でした。

3ヶ月頃

皮膚科に相談して薬を変更した頃。まだまだ傷はあるけど、かなり肌つやが戻ってきた!引っ掻く回数も激減。保水保湿が重要なんですね。

5ヶ月頃

良くわからない痒みも徐々に改善され傷もほぼなくなって、夢にまで見たみずみずしい肌が再来!ここまで来てようやく一安心です。本当にほっとしました。

まとめ

このように、乳児湿疹自体はそんなに心配しなくても清潔に保つことを心掛けていれば時間とともに自然に消えていくことを目の当たりにしました。これは成長の過程であり、しっかりと体が機能しているんだなと、今なら感心してしまいます。

もちろん「清潔に」と言っても、過剰に気にしすぎてゴシゴシ洗ったり何度も石鹸で洗うのではなく「何事もほどほどに」が一番大切ですね。

育児って本当に成長過程ごとに悩みもたくさん!私が経験したことをこうやって記事にしておくことで、どこかで誰かの目に留まり、お役に立てることがあればいいなと思っています。

以上、乳児湿疹の記録でした。

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