「敏感・繊細な子」ってサブタイトルにつけている通り、息子は1歳児で保育園に入った頃からすでにその傾向が顕著に見られました。
たぶん周りの子よりも色々なことで心臓がドキドキ・バクバク。緊張で吐き気をもよおしたり、見通しが立てられないと中々前に進めない…。
物事に対して非常に慎重で、周りの空気を敏感に察知して様子を伺ったり、本当に気の合う仲間同士であっても自分の思いをバーン!と表に出すことは苦手な子でしたね。一歩引いて構えている感じ。
そんな性格・気質は今でも変わりないと思うのだけれど…。成長とともに身体が大きくなり、たくさんの経験も積んで自信をつけてきた表れなのか、最近は「敏感・繊細な子」だったっけ?と思うような言動が多くなってきた!笑
児童館でのイベントで
夏に開催した子供まつりの実行委員会に立候補して着々と準備を進め本番を迎えた息子。
服装は普段着で良いのに、こだわりの小道具(眼帯、包帯、ハチマキ、たすき)を手作りしてコーナーを盛り上げ、最終的には進行の児童館職員さんからマイク拝借して会場で呼び込みを始めていた。
更には「来年このコーナーやってくれる子募集するよ~!ちょとでもやってみたい子、今すぐコーナーまで来てほしい!みんな待ってるよ~!」と来年の引継ぎまで案内していたけれど、結果、遊びに来てくれた子たちは行列で、引継ぎも大勢立候補してくれていた。
盛り上げた甲斐があったね!
学校公開で
先日の学校公開。移動教室で行く「日光」について夏休み中に調べたことの経過発表をする授業だったんですよね。同じことを調べた子たちがグループになり、息子たちは「徳川家康と日光の関係」みたいな内容。
みんなで順番にスライドの文章を多少端折りつつも読んで発表しているうちに息子の番に。
「えっとー、家康は自分が死んだ時にね、一回静岡の久能山に遺体を埋めてもらって、その後日光に祠を立てて勧請してほしいって言ったらしいんだよね。力を分けるみたいな?で、その日光から関八州、江戸か?今の関東だね、そこを守るって言ったらしいんだ。うーん、まあこんな感じかな?」
…!!
何その話し方!?良いのか?
先生、苦笑してるけど良いのでしょうか??
確かにスライドの内容はそんなこと書いてあるけれど。
自分の言葉に直しすぎじゃない?端折りすぎ?
っていうか、雑談?
しかも男子6-7人でギュウギュウに立っている中で、息子は台に肘ついて寄りかかって寛ぎすぎているんじゃないの?もうビックリですよ。いろんな意味で。いくら途中経過発表とはいえ…ねえ。
でも、どう見てもネットから抜き出した内容をそのまま載せて、まだ難しい言葉のままのスライドを読むよりも、内容を自分で考えて説明したって点は評価しましょうかね。ユルユルのグダグダだったけれども…。
日々たくましく成長中
見る人によっては衝撃的な態度も多々あるんだけれど、でも自分の好きなこと、楽しいこと、興味があるものに対して貪欲に追及する姿勢は頼もしいものがあります。
ただし「敏感・繊細な子」の気質が消えたわけでなく、根底にはしっかりあるんですよね。ただ、積み重ねてきた経験に裏付けされた自信がその土台にしっかりと根付いて、息子の人間性を形成してきているように感じます。
「スロースターター」って思う時期もあったけれど、今思えばその時期がとても重要だったなって思います。思い切り考えさせて、時間を使わせて、これ以上考えなくても良いか、って本人が思うくらいまで待つ…!
長いですよ、待つって長いけれど、その先にあるのは大きく広がる世界。
これからもまた楽しみだ!
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