英語教室が主催する一泊英語研修で、福島にあるブリティッシュヒルズへ行ってきた息子。
「パスポートのいらない英国」といわれる語学研修施設です。
教室からは小学4年生以上が参加出来るので昨年も案内が来ていました。普段のレッスンは女子3人に男子ひとりだけど、気の合う仲間同士なのでとても楽しんで参加しているものの、宿泊となると男子ひとりでは心細くて昨年は参加を見送ったのですよね。
でも移動は大好きな新幹線だし、本当はチャレンジしたい気持ちもあり「今年こそは男子一人でも参加する!」と気合いを入れていたところ、学校の同じクラスの仲良し男子二人が英語教室に入会してくれて、普段のレッスンは違う日だけれど、一緒に一泊英語研修に行けることとなり大喜び!
その後はみんな当日に向けて英語のスピーチのレッスンに励んでいました。そして当日を迎えます。
自由時間の仲間内の会話以外は基本英語
「基本英語!」なんて言われても、通常レッスン以外の英語にはほぼ触れていない息子。でもまあ、仲間たちが一緒だし、先生もいるので何の心配もしていないみたい。楽しければ勢いでチャレンジできることもたくさんありますしね!
一日目はチェックインやオリエンテーション
施設に着いてすぐにチェックインとオリエンテーション、ディナータイムのマナーなどの講習を受けてから英語のレッスン!もちろんすべて英語だそうです。
聞いていて話の内容わかるのかな?なんて思ったのですが、息子いわく「単語とか身振りとかで大体わかった気がする」とのこと。何より、講師の先生たち(すべて外国人)がやさしくて楽しくてサイコーだったとか。
いいなあ、楽しそう!
ディナータイム
夕食はメインダイニングで本格的なディナーコースを体験。中学生は基本制服、小学生はセミフォーマルを着用。男子は長ズボンと襟袖のあるシャツでOK!と案内があったので、息子は黒のロングパンツに半袖のシャツを用意しました。
そしてディナー前に撮った写真が唐突にLINEに送られてきて見てみると。
なにこれ、白衣?浴衣?いやいや、ディナー用のシャツじゃん!!
「これで行ったの?」と返信すると「そう!」と返事が。これには映ってないけれど、まあこれがまた得意満面な笑顔なんですわ。もう「おわった!」と思いましたね。誰か止めてくれよとも…。
でも、しばらくしてから「ディナーへはちゃんと下のシャツ脱いで襟も出してボタン留めていったよ」と返信来たので一安心!とともにドッと疲れたわ。息子、平然とこれで行きそうなところがまた恐ろしいもんでね…。
後日見た写真では、ちゃんとシャツを着て楽しそうなディナータイムを過ごしていたようなので良かったです!
就寝時間後のLINE電話
夜は10時半に就寝時間となります。仲良し三人組が一緒の部屋だし、楽しみもあるけれどそれ以上に緊張と疲れでぐっすり寝ちゃうかな?と思っていたけれど。
11時半頃にLINEが来て「起きちゃった…」とひとこと。そしてすぐに電話も来て「寝れない、部屋暗いしこわい」とヒソヒソ話しています。友達は寝ているもよう。
「じゃあさ、記念に夜の部屋の写真でも撮って送ってみてよ」なんて話していると、少し元気になってきた。でも何か「ちょっとまだ電話切らないでね…」とゴソゴソしてるな、と思ったら、どうやら部屋の外に出て廊下にあるトイレに行っていたみたい。「うう、廊下超怖かった…!」と言っていた。
その後は電話を切ってから部屋の写真を送って来て、そのうちに「じゃあ寝てみるね、おやすみ」と返信が来て無事に寝付いたようで一安心!
部屋、カーテン閉めなさいよ。友達、ベッドに入って寝なさいよ(笑)四人部屋で広いし実際にはこのランプ、もっと暗かったようで「とにかく怖かったんだ!」と。
後日談ですが、この日寝る前に友達が「怖くて寝れない~」と息子のベッドにもぐりこんで来たらしい。でも眠くなると自分のベッドに戻り早々に寝付いてしまったそうな。
二日目朝にチェックアウトとショッピング
6時半起床で各々チェックアウトをしてから朝食。その後はショッピング。
ノートやピンバッジ、マグネット、私にはクッキーやゴーフルなどを買ってきてくれました!これももちろん英語でショッピング。買い物を楽しむ先生の後ろでじっくり耳を澄まして、見よう見まねで買えたそうです。やったね!
スコーン作り
ショッピングのあと、午前中最初のレッスンは英国風のエプロンを借りてみんなでスコーン作り。これまた陽気な先生だったようで、息子は小麦粉225グラムの「two-two-five! 」がお気に入りだったらしい。もちろんそれ以外も、意外と言ってることがわかったようで楽しくクッキング。
持ち帰って来たスコーン、これすごく美味しかったなあ。また食べたいくらい。レシピももらってきたから私も作ってみようかな!「two-two-five! 」でね。
最後はプレゼン!英語でスピーチ
レッスンの最後に「自分のこと、家族のこと」を紹介するプレゼンがあります。約2-3分間の英語でのスピーチです。このプレゼンに向けて、2ヶ月ほど前からみんな一生懸命準備をしていました。
まずは日本語で言いたいことをノートに箇条書きしてから先生が英訳をしてくれます。そしてマンツーマンで内容を精査しながら自分なりの内容にしていく。今回は自分の得意なものを紹介するということで、息子は以前描いた電車の絵と、ルービックキューブを紹介することになりました。
英語でのスピーチだけでも緊張するのに、途中でキューブを6面揃えるなんてことも入れたので親の私の方がドキドキ。
でも、いざ本番の動画を見てみると、思っていた以上にスラスラ話していて、キューブもほんの数秒で完成させて無事にスピーチを終えていました。すごいなあ、私よりも英語全然スムーズだ。大人だって、日本語のスピーチですら心臓がバクバクいいそうなのに、子供たちみんな立派だなあ。素直に尊敬しちゃいます。
ちなみに息子、スピーチ後の先生の評価で「英語はとても良かったけど、緊張して早口だったのと笑顔がなかったから、もっとスマイル、スマーイル!!って言われたよ~」と教えてくれた。おお!これも英語なのにちゃんと伝わったんだね!というと、息子も「なんか伝わって来た」とうれしそうだった。
緊張がほぐれたところでランチタイム
すべてのレッスンが終了して、最後にランチタイム。バイキング形式だったのか、パンやハンバーグをたんまり食べて「もう最高に美味しかった!」と言っていました。もちろんデザートもペロリだったようで。
きっとみんな、無事にすべてのレッスンを終えて緊張から解き放たれたあとだし、美味しいランチタイムになっただろうなあ。本当にがんばりました!
無事に帰宅、そして来年へ向けて
帰りのバス(施設から最寄り駅まで40分程)はみんなグッタリしていたみたいだけど、無事に東京へ戻り、地元のバス停まで帰って来た子供たちを親たちが迎えに行きました。
バスから降りてきた子供たちはみんな笑顔!
たった一日だけど、親元から離れて英語漬けの一日を過ごして来たその姿は、昨日の朝より一回りも二回りも大きくなって貴重な経験をたくさん積んできたに違いない!
先生も移動時には都度LINEで様子を報告してくれて、最後まで付いてきてくださり本当に頼もしくありがたかったです!もちろん、同行した他の教室の先生方や生徒さんたちにも感謝!
初めての一泊英語研修は息子にとっても非常に良い経験となったようで「来年も絶対に参加したい!」と目をキラキラさせています。そういえば息子、研修後に街中や電車で英語のアナウンスが流れると「前より聞きやすい感じ!」と気のせいか本当かはわからないけれど、前向きな発言もあり。
どんな形でも、自信につながっていくことは素晴らしいことだ!
おまけ
ところでこの男子三人組、夜に廊下を歩くのも「こわい、暗い」とドキドキしながらひっついて歩いていたそうで、同行の先生方にちょっとした話題を提供していたそうです。女子は夜もハリーポッター感満載の黒いマントを羽織りライトアップされた庭園探索を楽しんでいたようですが。小5男子、まだまだかわいいですね~。
また来年に向けて、みんなで英語道を邁進して行けたら良いなあ、と思います。
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