今から約8か月前。スイミングスクールに自分の強い意志で入会した息子。
当時は、何とか水には潜れるけれど、ガチガチですぐに飛び出して顔についた水をぬぐうのに必死な頃。「学校のプールの授業で溺れない程度に水に慣れてくれればいいや」くらいの軽い気持ちで「スイミングの体験行ってみる?」と聞いたら、予想外の勢いで「行く!」と即答。
こんな感じで、自分から進んで入会した息子の現在の様子です。
基本からじっくり身につけている
初回は「水慣れコース」からスタート。
しっかり頭まで潜ること、まっすぐに体を伸ばして浮くこと、水中でジャンプして前に進むこと、水面から出たらしっかり息を吸うこと。
ひたすら同じ流れを練習していたようです。
机上の勉強では予習も復習も嫌いで、同じことを繰り返す「反復学習」なんて真っ平ごめんって性格ですが、スイミングでは黙々と反復練習に打ち込んだ様子。
検定での不合格で得たもの
毎月1回ある検定では、合格したり不合格だったり。28級からスタートした息子は、現在24級になりました。一生懸命やっているからこそ、不合格だった日は本当に悔しそう。検定のカードをグシャっと握りつぶして出てきたりもしていましたね。
でも、この悔しさの後にくる感情は、私が予想していたものとは違っていたんです。
何かにチャレンジしてうまく結果が出なかったとき「もう嫌だ、スイミングやめる」とはならないだろうと思っていましたが、悔しくて泣いてから機嫌が直るか、「うまくできなかった」ことに真正面からはぶつからず、少し心に壁を作って自分の心が必要以上に傷つかないようにコントロールするかな?と思っていたんですよ。
でも、スイミングに関しては、悔しがりながらも素直な息子。
悔しくてカードグシャってやっちゃったんだ。がんばったんだけどなー、ダメだった。でも、多分あそこで力が入っちゃったって気はするんだよね。そこんとこ来週また練習するんだ。次は合格できると良いなあ。
とか、
一緒に25級になった女の子、(自分が)2回落ちちゃった間に23級まで行ったんだよ、いいなあ…でも良いんだ。いつか追いつけるかもしれないし。がんばろう!
こんな感じで、悔しがりながらも自分の出来なかったところを分析したり、周りの子のペースを確認しながらも、最終的にはあせらず自分の練習をすること。これが出来るだけでもものすごく立派だと思う。
これって、学校や勉強では中々素直に受け入れられない部分だと思う。
自分のペースで出来ることの大切さ
走ったり、ボールを蹴ったり、投げたりして遊ぶことは大好きな息子ですが、「球技」のチームプレーが必要なスポーツには一線引いています。
野球、サッカー、バスケ、いろいろありますが、好きでもみんなとワイワイやるのは遠慮したいみたい。もちろん理由は、
- 相手のペースに合わせるのが苦手
- 失敗したら恥ずかしいし迷惑かけちゃう
- そう思いながらやるのは楽しくないし疲れる
こんな感じらしいです。体育会系ではないんですよね。でも、気持ちはよくわかる!
それに比べると、スイミングスクールは個人のペースで進められる。自分が合格できなくても、うまく泳げなくても、悔しい思いはするけれど、周りに迷惑をかけるものではない。
新しいことにチャレンジしたくても、チームだと気後れしてしまうけれど、スイミングなら自分のペースでじっくり考えながら、良いタイミングでチャレンジできる。
相手の感情の移行に敏感で、必要以上に空気を読んであれこれ考えてしまう息子のようなタイプには、スイミングは当たりなのかもしれません。
自分でチャレンジしたスイミングで、着実に力と自信をつけていければ、いつかはまた一歩踏み出した新しいものへのチャレンジにつながるかもしれないし。息子のペースで楽しくじっくり進んで行ってほしいな、と思います。
以上、習い事のスイミングは当たりだった、というお話でした。
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