少し前になりますが、夏休みが始まる前にスイミングスクールで「着衣水泳」体験がありました。息子は昨年に引き続き二回目の体験。
今年も練習前の15分ほど、Tシャツとハーフパンツを着用して各級に分かれそれぞれ指導を受けていました。
背浮き
息子の級は、まず衣服を着用しているとどれだけ動きが変わるかを体験。そして背浮きの練習。浮いて待て、です。この背浮きが出来ることが助かるための重要なポイントですね!
ペットボトル
次に、ペットボトルを使用して溺れた人へペットボトルを渡すためにどのくらい水を入れて飛ばせるかの体験や実際にペットボトルを使って浮く練習をしました。ペットボトルは空だと飛ばないし、水を入れすぎるとかえって危険だし、加減が難しいですよね。
ビニール袋
そして最後は、ペットボトルがない場合にビニール袋を膨らませて浮く練習。実際溺れている人にどうパスできるかはわかりませんが、とにかくどういったものをどう利用するか色々と体験することはとても大切。みんな楽しそうだけど、コーチの話を真剣に聞いて実践していました。
水辺は危険がいっぱい
毎年夏休みになると、老若男女問わず、海に川にプールにと水の事故がとにかく多い。
私も若かりし頃に海で仲間と遊んでいて、近くで溺れた女性に浮き輪を貸したら自分の足がつかない場所(ちょうどその周辺だけ深かった)で一瞬ブクブクっとなり「ああ溺れるかも!」とヒヤリ。何とかジャンプしながら足の着く場所へすぐ移動できたから良かったものの、怖い思いをしたことがあります。
そして、川では良く渓流釣りをしていました。ウェーダーという胸まである胴長靴を履いて川の中を歩きましたが、本当に膝を超える深さがある場所は行ってはいけないと思っています。足が水面から出せないって危険極まりない。バランスも取れないし、穏やかに見えても流れている川の水の力は侮れない。簡単に流されますよね。
息子に伝えていること
そんな思いがあるので、息子には本当に事あるごとに水辺の危険性を語っています。泳げる人でもあっさり溺れることはよくあること。
良くも悪くも海や川など自然の水辺が近所にまったくない現在の環境。今年の夏も遊びに行くのは近所の区民プールだけではありますが、それでもいつどこで水辺に接するかわからない。普段から接していない場合、自然の怖さを実感しにくいんですよね。
今年は夏休み明けに学校でも着衣水泳があるそうです。靴も履いてやるらしい。
水辺に対して絶対的経験値が少ない環境だけど、知識と身体で体験したことを忘れずに、誰一人もれることなく安全で楽しく元気にこの夏も過ごしてほしい!と心から願っています。
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