ずっと前から「スマホとタブレットで別の動画を流し、パソコンでゲームをやる、脇でガンプラ作ったりキューブ回したり、なんならその状態で宿題もしちゃう」みたいなことを続けている息子。いわゆる「ながら作業」ですね。
「そんなに全部つけて聞いてんの?」というと「見て聞いてやってるよー」とひょうひょうと答える。これ、私の中では結構葛藤していたんですよ。
「あっちもこっちもつけてうるさい、見ていないやつ消して!」とか「宿題するなら全部消して集中する!!」って思いが当然わいてくるじゃないですか?
でも、ジーっと様子を伺っていると、同時に流れる別の動画にちゃんと反応してるし、パソコンのゲームの手は止まらない。思い立ったようにキューブで6面揃えてみたり。そしていちいち楽しそうなんだよな。
息子いわく、このマルチタスク的な状況が落ち着くらしい。これが自分の意に反する音や映像だと一気に疲れてしまう感じなんですけれどね。
だけど「宿題や学びの時間はどうなの?集中が削がれるんじゃない?」と思って息子に問うと「確かに宿題は集中したほうが早く終わるけどねえ」なんて答えてる。
そこで以前「15分集中タイム」という時間を設ける約束をしたところ、結構それに関してはしっかりやってくれているんです。勉強もはかどる。
そのため、それ以上の時間の勉強は、音楽かけたり動画を流してもOK!にしたんですよ。でも息子、そこで終わらなければ集中時間を延ばしてもがんばってやっている。そういうところは意外と真面目なんですよね。
そんな様子を見ていたパパがある時、
「何かをやりながら別の事していたり、動画を見ながら別の動画を流したり。これ、止めさせないで自由にやらせた方が良いかもしれないなあ」
なんて言い出しました。今までは「見てないならあっち止めて!」ってタイプだった気がするんだけど。
息子の自由な様子を見ていて「つけたらつけっぱなし、やりっぱなし」ではなく、どうも流している全てのものから息子なりに必要なもの、興味のあるものを耳で聞いたり目で見たりして情報を得ている、という雰囲気を感じ取ったみたいです。「あいつ結構頭使って作業してるよ」と。
そのため、私との約束の「15分集中タイム」や「みんな一緒の食事の時間」以外は、基本自由に「ながら作業」を満喫して過ごして良い(音量には注意!)と正式に認めることとなりました(笑)
今後も成長する中で、例えば「学び」に関しても自分なりのやり方を模索していくことになるんだろうけれど、絶対に正しい方法なんてないと思うし、ましてや親が押し付けるものでもない。
今はまだ試行錯誤しながらも、自分なりのやり方を実践して体感して将来につなげていけるよう過ごしてほしいな。
そう思ったら、日々のガチャガチャした息子の過ごし方もキラキラした色味を帯びてきたように思えるから不思議だ(笑)
コメント