新しい一日が始まる朝。人生一日たりとも同じ日はない。
起きてから家を出た時の、空気、温度、匂い、お天気、気分、今日はどんな一日になるのか。学校でどんなことをするのか、どんな授業になるのか、誰が何をするのか、考えたってわからないことだらけ。
だからこそ、いろんなシミュレーションをしながら心を落ち着けたいと言っていた息子。
そのためには友達と一緒にワイワイ登校したくない、学校までのわずか2-3分の道のりを自分のペースで歩きたい。そして朝は自分の心を守るためにも一緒に登校してほしい。
そんなわけで、1年生の初日から今日まで3年弱、毎朝欠かさず一緒に登校しています。改めて文字にすると「3年!!もうそんなに!?」と驚くばかり。確かに、後ろ姿大きくなったもんなあ。そして私もがんばってるなあ(笑)
もちろん、最初は靴箱まで、門まで、学校前の道路まで、児童館まで、と徐々に距離は短くなってきているんですよ。息子も1年生の6月頃まで、そして2年生の6月頃までは「春」「新学期」の空気に圧倒されて、門の前で緊張から涙を流す日々でしたが、3年生の春は何かを吹っ切れたような頼もしい姿で登校していました。
最近では、児童館よりももっと手前の角まで。そこは学校前の道路に立つ旗振りの主事さんが小さく遠くに見えるギリギリの場所なんです。
途中振り返って手を振ったりしながら、その先は一人で元気に登校しています。ピョコピョコ歩いたり、ドドドッと走ってみたり、後ろ向きに歩いていたり、柵に乗って転んだり、振り回した荷物が頭に直撃したり、1年生に追われたり、水たまりにはまったり…。
ドキドキしつつも何やってんだろうか(笑)
無事に主事さん前を通り過ぎて見えなくなるまで見送ると、3年間毎日見守ってくれている主事さん、遠く遠く5センチほどの大きさに見えるであろう私に向かって、大きく手を振ってくれます。
「オッケー!無事に門をくぐりましたよー!」
って感じか。本当にありがたいなって思います。
そうそう、昨年の今ごろ、息子は私にこう宣言しました。
「4年生になったら一人で行ける気がする!」
その時は「4年生?1年先の話ししてる?」と思ったのですが、もうその1年先になりました。早いなあ、早すぎる。
そして息子に聞いてみると、
やばいね、4年生になっちゃうよ、行ける気もするけど、うーん…
微妙な感じ(笑)ま、行けないならそれはそれでいいし、別に6年間一緒でもいいし。
3年生としての登校も残りあと1ヶ月ちょっと。長い人生の土台となる部分、自分で納得できる基礎を築きながら歩いて行ってもらえればそれが一番だな。
がんばれ、新4年生!
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