先日、洗濯物を干そうとベランダに出ていた時のこと。
宿題を終えて動画を観ながら自由を満喫していた息子が「洗濯干すのお手伝いさせてー」と寄ってきました。
どうやら学校の授業か雑談かで「家でのお手伝いは何してる?」という話題に対して「お皿洗ったり洗濯干したり」と答えたらしく、早速実践してくれるみたい。
以前は洗濯ハンガーの洗濯ばさみに手が届かず、背伸びしてプルプルしていたのに、今はすっかり手が届くようになっている。背伸びたんだなあ。
「ママは見てるだけね、全部干しちゃうから」と頼もしい発言。
「じゃあ、パンパンって伸ばして干してくれるかな?」と聞くと「オッケー!任せて!!」と気合十分。
しかし、自分が脱いだ服や靴下が、裏返っていたり丸まっていたりしているのを見つけると、せっせと戻しながら「これ、結構大変だな…」とつぶやく息子。
そして唐突に、
ママごめん。前にママが洗濯干している時に『早く終わらせてこっち来てよ!』と言っちゃって…
と恥ずかしそうにポツリと謝ってきました。
え?いつのことだろう??
すると息子は「もうずっと前なんだ。たぶん、4歳か5歳の頃かなあ」と。
4、5年前??笑
「ずいぶん前のこと思い出したんだね?」と聞くと「うん、前にママが呼んでも早く来てくれないから怒っちゃったことあったんだ…ごめん」と。
すごいなあ、自分で言ったこととか覚えていて、何年も経ってから思い起こして恥ずかしそうに謝ってくるなんて。なんて素直でかわいい!
そのあとは、洗濯物を全部干したら、ササっと部屋に戻り動画の続きを見ながら爆笑していました。
そして今日。
私はコロナワクチンの1回目接種で、その後息子とスーパーへ買い物へ行きました。結構買い込んで重い荷物となった帰り道。
息子に「傘だけ持ってくれる?」と渡すと「こっち!!こっち持ってあげるからかして!」と大荷物を抱えてスイスイ歩き出す息子。
いつも重いランドセル持って学校行ってるからね、大丈夫、同じくらいだよ!
自転車が停めてある少し離れた駐輪場まで、人込みの中歩く後ろ姿。
ダラダラしている時は、麦茶1本入ったリュックでさえ「重いー、疲れるー」と文句言うのに、今日はなんて逞しい、そして頼もしい。
更に、
ママ、注射したところ、痛くない?大丈夫?
と優しい気遣いまで。
小3男子。いつもいつもではないけれど、自然で優しい面をしっかり持っているんだな。
帰ってから感謝の気持ちを伝えると、嬉しそうな恥ずかしそうな顔でニコニコな息子。
しかし。
その10分後くらいに、
じゃじゃーん!次に買ってもらいたいもの決めたんだー!
なんていろんなものを紹介しだした(笑)お手伝いしたから、という魂胆ではないみたいだけど。
優しい息子も頼もしいけれど、こうして自由人な息子もまた良い味出している。
やっぱり、自分から率先してお手伝いしてくれた時は、お互い清々しい気持ちになれるなあ。また、思い立った時にでも、何か手伝ってくれるとうれしいな。楽しみに待つとしよう。
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