息子にとって読書感想文って本当に難関だ!!
- 本(物語)を読むことがそんなに好きじゃない。
- 自分の考えをまとめて書き出すことが苦手。
- 字を書くことがめんどくさくて嫌い。
これで読書感想文が得意なはずはないんだけどね。
夏休みの宿題は終わっているけれど、学校が始まってから夏休みに読んだ本を一冊選んで読書感想文を書く授業があるらしく、その下準備をしておくと良いですね!的な案内が来ていました。
わが家は、ここはしっかり準備しておかないと授業中だけでは難しいだろうなあと思うので、本を決めて大まかな書き方の下準備をしました。
しかし、紙一枚を前に座った時点でグダグダグダグダ…。
暑いだの、だるいだの、とにかく不穏な空気を一気に増産しまくる息子。
人が醸し出す「気」は、周りにも多大な影響を与えるんだよ、という話をつい先日息子としていたばかり。まさにそれですよ、こっちまでイライラゲッソリしてくる。それを敏感に察知して、さらに
何?ママは書かないんだからイライラすることないでしょーっ!
って絡んでくる。あー、本当イヤだ(苦笑)
早々に「授業で自分が困らないんなら、これは宿題じゃないんだからさっさとやめて片付けといて!」と放置しました。あーあ、これじゃダメなんですけどねー笑
でも、なんだかんだキーキー言いながらもイヤイヤ字を書いている息子。
今回は「ファーブル昆虫記 せみ」について書くことにしたようです。
ネット上で話題になっている読書感想文の書き方を参考に、4つの項目にわけたところ
- 「本を選んだ理由」夏になると街中でセミが鳴きだすから
- 「あらすじ」卵からかえって死ぬまでの一生
- 「心にのこったところ」2週間で死んでしまう
- 「自分の感想」2週間で死んでしまうなら捕まえたりしないで見ているだけにしたい
以上、という感じでした。うん、まあいいよね、これで肉付けしながら書いていくのなら。
で、息子に
あとは本番でもう少し細かく書けるようにメモしておくことはない?
と聞くと
え?これだけでいいでしょ?感想文でしょ?
だってさ。
いいのか?
これだけで提出しちゃうのか??
せめてもう少し前後に文付けたりしようよー。
でももうやる気は0%、気力を使いはたしてすっかり終わった感満載。で、さっさと気持ちを切り替えて超元気いっぱいに遊びだす息子。
こんなもんで良いのか?小3男子。
しかし、名残惜しそうに私が本を手にとり、斜め読みしながら試しに感想文を書き出そうとすると、
ママ、セミさんはね、木の枝の中に卵を産むんだよ。それから卵は次の夏が来るまでじっとしているの。で、夏が来るとポコッと生まれて地面に飛び降りて穴を掘るんだよ、穴掘り名人なの。で、5年間も地面の下にいるんだ。出る直前には穴の上2センチくらいは土を残してふたになってるんだって。で、夏の夕方から夜についに出てきて木に登り大人のセミになって飛ぶんだってさ。でもでも、2週間で死んじゃうんだよ。だからセミを見ても捕まえたりしないで見ておくほうが良いんだー。まあ、どっちにしてもセミは触れないけどね!
一気に説明してくれました。
それだよ、それを字にすれば十分感想文になりそうじゃんか!
早速聞いたとおりに、代筆で私がササっとメモをして息子に相違がないか読ませたら
ママー、この字汚くて読めないねえ
なんていわれよう(笑)
結局、この息子の言った言葉を自分で再度文字に起こして本番に挑むことになりました。
あー、疲れた疲れた!でも結果的には良い感じで終われたかも。
結局、やらされる感がとにかく嫌いなわけだけど、私が率先してやりだせば、便乗して自分の流れをつかみやることが出来る、ということを再確認した感じ。
まだまだこんな流れでもいいかな、いや上出来でしょ(苦笑)
以上、読書感想文の下準備で不穏な空気を増産しまくる小3息子のお話でした。
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