面談での新しい発見と初めての留守番を通して見えた等身大の息子

昨日、個人面談がありました。

ひとりが苦手な息子は、面談の間だけでも児童館で待っていてくれるのかと思っていましたが、めずらしく

すぐ終わるんでしょ?家で待ってるよ!

とのこと。小2ともなれば、買い物も一緒に行きたくないと留守番する子もいるし、1-2時間くらいは留守番している子もいると聞いています。

しかし、ゴミ捨ての間くらいしか留守番をしたことのない息子、大丈夫かしら??もちろん、学校まで2分、面談10分、余裕を見て30分あれば戻ってくる予定。

30分くらいで戻ってくるから、タブレットでプライムビデオ見ててね!電話は出なくていいし、誰か来ても出なくていいよ。

と、おやつを用意して準備万端。はじめての留守番です!出かける時に玄関で「いってくるねー!」と声掛けても、すでにタブレットに向かい楽しそうに「じゃあねー!」と手を振っているので安心して学校へ。

少し時間が押していましたが、面談スタートです。

やはり出だしは朝の登校についてのお話し。

今でも毎日門のところで抱きついて泣いている息子。着席のチャイムが鳴ってから、ようやく門をスタートする感じなので、毎日朝の会に間に合っていないことを詫びると「いやいや、それは本当に気にしないで本人の気持ちを優先してあげてください!」と先生。

「本当にね、〇〇くん毎日がんばっているんです!お母さんは大変だと思うのですが、〇〇くんが学校へ向かうサポートを毎日してもらえて本当に感謝しております」と机に付きそうなほど頭を下げてくれて気恥ずかしい感じでした(笑)

登校については本人が「一人で行ける!」と言える日が来るまで、親も先生も焦らず本人の気持ち最優先で見守ることが一番だと再確認しました。しかし私が「朝の門でのドキドキより、遅刻して教室へ入るほうがドキドキしますよね?」と先生に言うと「本当に!僕もそれこそドキドキして入れないと思うんですが、〇〇くんはススッと入ってこられるので、頼もしいですね!」と笑っていました。

あとは先生いわく、勉強については今のところ問題ない、解らないところは自分で聞きに来てくれて、助言をするとしっかり納得をして解くことが出来ている、授業中も手を挙げて答えることも出来るようになってきた、自分でしっかりと物事を考えて取り組んでいる、とのこと。

へー!手を挙げることがあるなんて、意外な面を発見しました(笑)

他に、姿勢の悪さについては「〇〇くんの身体を遊びの中で触ってみると結構筋肉質なんですよね。姿勢の悪さは、はじめに懸念していた筋力のなさではなくメンタル的な部分にあると思うのでこれは引き続き注視していこうと思います」と教えてくれました。メンタル…やる気のなさがそのまま出ているんだな(苦笑)

心配するところをあえて探すとすれば、友人関係のようです。いわゆる「みんなとワイワイあそぼうぜー!」というようなタイプではないので、多人数の遊びの輪には入らないもよう。

それが、入りたくても輪に入れないとか、無視されているとか、そういった理由なら先生の介入もあるし改善を試みるようですが、友達とも普通に話しをするし、本人も輪に入りたそうにしていないのでとりあえず様子見となっている感じですね。

そして普段は常に自分の絶対的信頼のおける友人といつも一緒にいると(笑)保育園の2歳クラスから一緒の女の子ですね。

先生は「とにかく仲良しなんです。3年生のクラス替えでも同じにしてあげたほうが良いのか、あえて離したほうが良いのか、本当に悩みどころですね。でも、環境の変化に敏感な〇〇くんには必要な存在だと思うし…」と話してくれました。

来年はクラス替えか。親としては、出来れば一緒にしてほしいけれど、本人達の日常を見ながら、最後は先生が良い結果を出してくれたら、と思っています。

そんな感じで、色々と新しい発見をした有意義な面談の時間を終え、息子の待っている家に到着。予定より10分ちょっと過ぎちゃったけれど、ちゃんと留守番出来たかな??

鍵を開けると、さっきと同じ場所でタブレットを一心不乱に見ている息子。「ただいまー!」と声をかけるも、様子が何か変だぞ?

もう一度声をかけると、涙を浮かべてこちらを見ました。目が合うと一気に顔がくしゃくしゃになり、大粒の涙がポロンポロンと溢れます。そして、手元にあったタブレットは、さっき見ていたものではなく、スマイルゼミのタブレット。

これは、親とだけ連絡を取り合えるメール機能がついています。その画面を見ると、

「ままいまどこ」

というメッセージが3分おきに送信されていました。ご、ごめん、全然気づかなかったわ!この飾らない最小限のメッセージと、大粒の涙を浮かべてしょぼんと座っている息子の姿を見て一気に涙腺が崩壊。

「ごめんね!約束の時間10分も過ぎちゃったもんね」と抱きしめると、

ううう、ママのお返事が来なくてどうしちゃったんだろうって心配で…

と肩を震わせていました。息子のGPSはあっても携帯は持たせていないし、家の電話の使い方も教えていない。家から出ちゃダメだよ、と言っていたので探しにも行けない。

そんな中で、タブレットのメール機能を思いついて一生懸命コンタクトを取ろうとしている息子の姿を思うと、今でも泣けてくる(苦笑)本当に気の毒なことをしちゃったな。

でも、息子はすぐに落ち着いてニッコリ笑顔。私が「よくこのメール機能(普段はまったく使わない)思いついたね!」と感心して聞くと

ママの携帯がブブッと鳴って気付いてくれるかなと思ったんだけど…気付かなかったね。

と苦笑いしていました。うう、ごめんなさい…。でも次回また同じことがあれば、はじめから活用しよう!だって私が「今から面談だよ」とか「終わったよ」と送れば安心だもんね。

「携帯を持たせていない=連絡手段がない」という思い込みが「連絡は来ない」となり、結果帰りがけにスマホチェックもしなかったわけなので。もっと子供の柔軟性を見習わなくてはね。

そして、7歳の息子の心を最優先すること、日々のダラダラもがんばりも再現ビデオみたいに同じことを繰り返すしつこさもすべてひっくるめて大切な存在であることを再確認。これからも心身ともに見守って行くかなくては!と改めて心に誓った次第です(苦笑)

以上、面談での新しい発見と初めての留守番を通して見えた等身大の息子のお話しでした。

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