矯正開始からの歯の動き
6月初めに矯正を始めて約半年。今日、第一期の矯正が終了して装置を外してきました!
まずは、矯正開始時から今日までの様子です。
スタート時は前歯が1本反対咬合になっていました。それを正常咬合にしてから、顔の正中線に歯の中心をそろえて、前歯の隙間を閉じる、という流れ。
思いのほかスムーズに進み、当初「1年強が目安」としていたところを半年でクリア。
第一期はこんな感じで無事に終了です。※歯の欠けは別途小児歯科で相談予定…
しかし、今日の診察は本当に大変でした…笑
最後の型取りでまたも暴走
装置を外すときに一度、恐怖の型取りがあると聞いて「絶対に矯正外さない!!」と意気込んでいた息子。
それでも「矯正が終了したら、ご褒美でガンプラ1個買おう」と約束していて、息子もがんばる気にはなっていたのです。
しかし、いざ診察台にのぼると大荒れ。
絶対にイヤだ!やりたくない!気持ち悪い!落ち着かない!オエッ…気持ち悪い…!
と、すでに絶叫&大泣き。
先生は「まだ何もしないよー。まずは歯のゴムをいつもみたいに外すだけだよ。先生に歯が動いたか見せてよー。」と優しく問いかけてくれますが「だまされないよ!そんなこと言って型取るつもりでしょ!」と拒絶です。
今日は研修医の方々も見に来ていますが、お構いなし!フロア中に響き渡る声で泣いています。余程型取りがイヤなんでしょう…っていうか、イヤに決まってるわ。私もあれは嫌いだもん。
うがいの紙コップは水を捨てて投げるわ、渡したティッシュは放り投げるわ、とにかく態度は最悪。でも、涙に濡れた目は真剣。一生懸命何か考えています。
「じゃあさ、装置だけは外して写真だけ撮って、型取りは次回でも良いよ!○○くんが選んで大丈夫!」と言われても「イヤだ!!!今日取るけどイヤなんだよ!あんなの出来ない!!でも取るよ!!!」とやる気はあるが大泣き。先生は「ん?今日で良いの?」とビックリ。
装置を外すにあたり、担当の教授クラスの男性先生が確認にきてくださいました。いつもの先生が「○〇くん、△△先生に見てもらってOK出たらまず装置だけ外すよー」と言うと、
来なくていい!あっちいって!!(しっしっ!)
と手まで付けて追い払おうとしています…。やめてー!!
さすがにこれは私も即注意。息子も口を開けて睨みながらも「…ごめんなさい」とモゴモゴ謝っていたけれど、先生は優しく笑ってくれていました。本当にごめんなさい。
まあ、息子の気持ち的には先生がどうこうでなく「この先生がOKを出すと型取りに流れる!」と思って拒絶したのでしょうがね。
そしてみんなが見守る中、装置を外すことは渋々受け入れ、目を閉じて大人しく口を開けている息子。先生が「上手だよー○○くん!」と話しかけると
話しかけないで!!今意識なくそうとしてるんだから!!
と怒りモード。意識なくすのか…笑
装置はすんなり外れ、歯についた接着剤だかセメントをこすり落とします。そしてついに先生が「どうする?型取りは次回にしようか?」と聞くと
「やだって言ってんでしょ!!今日やるよ、やればいいんでしょ!!いやだあああ!!!」と、どっちかわからない拒絶の涙。
先生は「えらいね!イヤだけど頑張ろうと思う○○くん、本当にすごい。ちゃんと自分で考えていて立派だよー!」とほめてくれます。
それでもまだ暴言を吐いたり、泣き叫んでみたりの息子。
まずはレントゲンを撮りに移動しました。ここで息子が先生と一緒にレントゲン室に行って撮ってきましたが、思いのほかキチンと協力的にこなす息子を見て、
「お母さん、この後の型取りの時に試しに待合席で待っていてみてください。○○くん、お母さんあっちで待っていてくれるから、先生と一緒に診察室で型取るか決めよっか?」というと、ちょっと不安そうな目をしつつも了解する息子。
よーし、じっくり考えておいで!
待合席まで響き渡る絶叫
そこで待合席でのんびり待っていると、遠くから絶叫が聞こえてきました。一瞬、同じフロアの小児歯科の診察室で麻酔の注射かなんかで泣き叫んでいる子かな?と思ってみたけれど、絶対あれは息子の叫びだわ…笑
でも、息子のいる診察室は2ブロック先の角を曲がって、さらに一番奥なんだけれど。
「ぎゃあああ!!うわあああん!!げええっ!!」
げええ!があるから絶対そうだ。型取りやってるんだな。
そして叫び声がやみ、しばし静寂。
もしかしたら呼びに来るかな?と思っていると、再び絶叫が(笑)いや、笑い事じゃないんですけどね。でも、はるか彼方にいる息子の絶叫がハッキリ聞こえるってことは、その周辺はどれだけ大音響なのかしらと思って。
でも、その声を聞いていると、あきらめずにがんばっている息子の姿が浮かび、ちょっとウルウルしないでもない。
そして待つこと20分ほどで先生登場。「お母さん、〇〇くん、完璧に全部やりましたよ…!」としみじみと、そして満面な笑顔。
「一回は失敗してやり直したのですが、計3回しっかり取らせてくれました。でも、本人が自分で言いたい!と言っているのでこのまま診察室にどうぞ!」と歩きながら教えてくれました。
がんばったんだな!うれしいだろうなあ!そう思いつつ、いざ診察室に入ると…
息子、楽しそうにスマホでゲームしていました(苦笑)でも、私の顔を見ると
上も下も型取れたよー!へへへ
と得意気な笑顔。その口の周りは、型取りのピンクの印象材がたくさんついている。うんうん、よくがんばったね!!
先生も「2回目にちょっとずれてしまって取り直しをしたんですが、3回目は声も出さずにしっかり動かず取らせてくれて、〇〇くん、本当にがんばったよね!!」と笑顔。
確かに絶叫は2回しか聞こえなかったな。
こうなればいつもの息子に戻ります。先生に
あのね、型取り出来たらご褒美があるの。ガンプラなんだー!明日買っちゃうよ♪
超ご機嫌!先生も「そうか!いいなあ、がんばったもんね!やったね!」と笑顔。
診察室を出る時、シンクにやり直した型取りの残骸やいろんなものが積んであるのを見て「…すごいことになってるね」と他人事のような息子(笑)先生も息子も本当にお疲れ様でした…!
この後の予定は、一ヶ月後に再診して歯の様子を見ながら表面のクリーニングをして完了。そしてあとは第二期まで、年に1回程度の診察で様子を見ていく感じだそうです。
型取りから解放された息子は本当に晴れやかな顔。「型取り3回もやったんだよ。2回目は奥歯が型から外れちゃったみたいなんだ。騒いだからね。でもね、何かすこーーーーーし、慣れた気がする。好きじゃないけど、ちょっと慣れたって気もするんだ」と一人分析していました。
こういうところ、本当に立派だなって思う。どれだけ嫌でも、状況を見てやるべきことは逃げずにやる。そして絶叫しながらも冷静に分析することは忘れない。
こんな感じで、無事に第一期の装置を外せた息子。久々のツルツルな歯に
なんか矯正ないと落ち着かないね
なんて言っているけれど、キレイになった歯並びに満足げです。本当によくがんばりました!
まだ次回もありますが、とりあえず第一期の装置はこれにて終了!
今後の予定は次回診察後に記載する予定です。
■お会計概算 8,800円(支払合計492,500円)
(装置を外すときはレントゲンや型取りもあるしちょっと高いみたいです)
※矯正を検討される方のために会計概算を記載しています。
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