お友達と激突!おでこから流血したケガの治療レポート(整形外科にて)

男の子にケガはつきもの、とはいえ、まあ本当によくケガしますね(苦笑)今回はお友達と激突して、おでこがパックリ切れたケガのレポート(覚書)です。

児童館からの電話

小学1年生の12月上旬。その日は仕事が休みのため、放課後は学童でなく児童館で遊んでいた息子。夕方、児童館から電話が来ました。

「お友達とぶつかっておでこにケガをしてしまいました。出来るだけ早めにお迎えをお願いします!」

保育園時代からよく頭をぶつける息子。またたんこぶでも出来ちゃったのかしら…?そう思って、一応保険証など持参してお迎えに行くと、到着するなり指導員のみなさんが出てきて「今、事務室で冷やしています」「お母さん、気を確かにね」「縫わなきゃダメかもしれない」色々言われました。

「えー!縫う…?」

事務室に入ると、椅子に座りガーゼを当てた上からおでこを冷やしている息子。泣かずにションボリとして座っていますが、私を見ると涙が静かに流れ落ちました。

指導員の方が「泣いたら傷口が開いてしまうからグッと堪えていようね」と言ってくれて、それを守っていたようです。

傷を見ると予想以上にパックリ割れていて、確かに縫わなきゃいけないかもというような状態。あああ、痛いよね…良くがんばって待っていたね。

息子のおでこと相手のお友達の歯があたったようで、お友達もグラグラしていた前歯が抜けて(折れて?)出血してしまったとのこと。相当な激突だったってことでしょうか…二人とも痛かったよね…(涙)

この日は水曜日、しかもすでに17時近い。地元の整形外科は軒並み定休日のため、みなさんが隣の区の整形外科を探してくださり、早速自転車で向かいます。

整形外科で大暴れ

病院へ向かう途中も、不安で少し泣いたりしていました。でも、いざ診察をして、先生が傷を見るなり「これは6針ほど縫わないといけないかな」というのを聞いた途端に暴れだす息子。

以前、足のスネをケガして麻酔なしで医療用ホチキスで止めた恐怖が一気に蘇り興奮状態。

今回は先に麻酔をしてから糸で縫うようですが、麻酔の注射も小分けに数回、そして縫った後も抜糸があると聞いてもう大暴れです。

お前ら、顔に針を刺すってどういうことか解ってんのかーっ!!!

初診でもお構いなしの暴言を吐いてました。もちろん、先生には事情を説明して謝りましたが、恐怖で興奮が冷めない息子。

先生は「そりゃ痛いし怖いよね、気持ちはよくわかるよ。でもみんな怖がって暴れても、最後はちょっと我慢して麻酔しちゃえば痛くなくなるし、みんな治療して帰って行っているから、安心していいよ。10分もしないで全部終わるから。」と言ってくれても、そんなの聞きません(苦笑)

興奮しすぎて傷口がパックリと開いて血がダラダラ流れ出し、拭いてくれた看護師さんのガーゼを見たとたん絶叫。

ひー!血だ!怖い、気持ち悪くなってきた…吐きそう…うえっ

と吐き気を訴えてトイレに駆け込み、お腹も痛い!と泣きながら完全にお腹を下しました。相当心身ともに参っています、それはもう気の毒なくらい。

私も、気持ちは痛いほどよくわかります。でもこの傷、ばい菌が入ったりしたら大変なことになりそうなので、

初めのチクっはもちろん痛いと思うけど、そのあとは痛みがないまますぐ終わるみたい。ばい菌入ったら大変だから、縫ってキレイに治そう?

と、トイレで説得を試みていると、しくしく泣きながらも「どうしてもやらないといけないの…?ううう…」と、あきらめ半分で診察室へ戻りました。

先生からの提案が

それでもまだ泣いて暴れる息子を見て先生が

「このくらいの大きさの傷だとみんな麻酔をして縫うのが一般的です。でも、針を刺さずに医療用のテープだけで押さえて治療する方法もあります。ただし治りが遅いのと、傷口がミミズ腫れみたいに残る可能性も大きいです。でも傷は塞がりますし、まだ子供なので皮膚の再生力も高いのでこれでも良いかも知れません。」

と提案してくれました。こんなに暴れていては、もし麻酔が打てたとしても、大人しく縫わせてくれないと思ったのか、先生も結構強めにテープを推奨していましたね(苦笑)

テープがいい!!

と即答した息子、でもさっき私が「縫ってキレイに治そう」と言った言葉が引っ掛かったのか、私の顔色を窺っています。

本心で言えば、男の子とはいえ顔の傷なので縫ってキレイに治したかったのですが、もちろん無理強いは出来ません。顔に麻酔なんて相当怖いと思いますし。

先生の話しは聞いていたでしょ?あとは自分で選んでいいんだよ。

というと、消え入るような小さな声で

やっぱりテープがいい、縫うの怖い…

と言いました。よし、もうそうと決めたらあとはビシッとテープ貼って帰ろう!少しくらい傷が残ったって、こんなにがんばって考えた抜いた自分の勲章だよ(笑)

早速、傷が悪化しないうちに消毒してテープを貼る先生。しかし息子、このテープからも逃れようと避けまくっています。髪の毛がテープに巻き込まれたり、先生も悪戦苦闘の末に治療完了(苦笑)

この後は、週末と週末明けに数回消毒へ行ってガーゼを交換、傷が塞がったらテープをはがすのみです。

帰り道の様子

麻酔と縫うことを何とか免れた帰り道。

麻酔出来なかったし、テープも怖かったけど、でもがんばったんだ…

と控えめに言う息子。

痛くて、怖くて、迷って、辛かったよね、でも自分で決めてしっかりがんばって帰ってきた、だから自信もって良いんだよ!

そういって抱きしめると、ようやく安心したのか満面の笑顔で

うん、後は消毒だね、がんばるよ!でさ、来る時にさ、マックあったよね!帰りに寄って帰ろうよ、お腹すいちゃったし!

すっかり立ち直りました(笑)やっぱり子供には親の笑顔が一番なんですね!

ちなみにこれがその帰りの写真。

ネットがあまり意味を成してしないことは息子も気付いていたもよう(笑)「ネットはやだ…ちょっと恥ずかしくて学校行けない…」と嘆いていたので、このネットはこれっきりになりました。

傷の経過

数回消毒とガーゼ交換に通院して一週間ほど経った頃、かなり治りが良いのでこれからは自宅で消毒とガーゼ交換をして、一週間後に経過が良ければテープをはがして完了と言われました。

自宅でガーゼ交換の時に、はじめてじっくりと傷を見ましたが、いやあ結構なビジュアルです(涙)痛々しいわ。髪の毛も傷に沢山絡みついてるし、本当に大丈夫??傷が完治したら髪の毛が皮膚に埋まってんじゃない??なんて不安に思ったりもしましたよ(笑)

でも、毎日見ていると、少しずつ、でも目に見えて良くなっていっているような感じ。

もうすっかり傷にも慣れて、ガーゼ姿が板についている息子。

そして一週間後の再診の日。先生が「うん、もうテープはがして大丈夫そうだ!」と言って、今までカッチリついていたテープをはがします。そこには、まだ大きなカサブタではあるものの、すっかり固まって普通の傷らしくなった跡が。

先生が「実はこのくらいの傷はほとんど縫っているので、テープはあまりやったことないんだけど、いやー思った以上にキレイにくっついたね!」と満足そうでした(笑)

この時すでにクリスマスも終わり。病院もそろそろ年末年始の休みになるので、病院からは消毒薬のみ処方されて、これにて整形外科への通院は終わりました。先生ありがとう!息子も良くがんばりました!

そして、実は少し前に、かかりつけの皮膚科もあるクリニックで、おでこをケガして整形外科で治療をしている旨を伝え、整形外科での通院が終わった時点で、今後、傷跡がどれだけキレイに治せるかの相談に行く約束をしていたので、早速その足で診察に向かいました。

以下へ続きます。

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