他人の言動で大きく心を揺さぶられる息子。
お友達の何気ない一言でざっくり心がえぐられたり、まわりの友達同士の口論を聞いても自分が言われたみたいにどんより心が曇ったり、理不尽さに怒りがこみあげてきたり。
学校生活は心労が大きいだろうな…と、ちょっと心配になります。
特に3年生にもなると、男子も女子も口調がきつくなったり、自分と違うものに攻撃的になったり、色々ありますよね。
そんな中で息子は「やっぱり○○は嫌いだよ、だって~なんだもん!」と、よく話をしてくれます。時には冷めた顔で、時には怒り心頭で。
内容は「本当にひどいなあ」と思えることから「ああ、よくありがちなやつね」というものまで様々。
息子的にイヤなことは
- 人を悪く言うこと
- ルールを守らないこと
- 嘘をつくこと
- 暴力的なこと
という順番みたいです。
息子自身は大丈夫??と思うこともあるんだけれど、たぶん率先して人を悪く言ったり、暴力的になることはないとは思う。ついルールを破っちゃったり、突発的に嘘をついてしまうことはきっとあるよな。
そこらへんを聞いてみると「確かにあるね。でも毎回毎回周りに迷惑かけたり、嘘をついて騙そうとは思ってないよ」との見解。結構真剣に考えて話しています。
息子的に今一番苦手なのは「マスクを外して突然大声で叫ぶ」女子らしい。給食の時間も急に大声で話しだしたり友達に怒鳴ったり。
「常にマスクをする」「マスクを外して大声で話さない」というのは、コロナ禍で今ではすっかり浸透したルール。特に学校では先生方も集団生活を安全に送るために非常に気を遣っている点なので、子供たちも大切なルールだと認識しているんですよね。
「それを毎回破って周りに迷惑をかけている」という目で見ている息子は、先日また給食中に唾を飛ばす勢いで大声出して話すその子に聞こえないような小さな声で「…はああ、うるさい(バカ)←心の声らしいが…」だかなんだかつぶやいたそうな。
しかし、しっかり聞こえたその子は息子に向かって「!!!」という怒りの目を向けていたらしい。息子いわく
聞こえてたみたい。すごい顔でにらんでたよ、超コワい顔。自分が悪いのに。
と、知らん顔。意外な一面だ。
あとはやはり、言葉がキツイ子や暴力的な子は避けている感じ。
言葉も、単に言葉遣いが悪いだけの子は良いらしい。相手をバカにする言い方、傷つける言い方が心底許せないようです。ま、それはまっとうな意見だね。
他には、先日こんなことがありました。
A君のハサミで遊んでいたB君(ハサミで遊ぶな)、何かの拍子でハサミを壊してしまいました。B君は偶然近くにいた息子たち数名のせいにして「○○たちがハサミ壊したぞー」とみんなに言いふらしたそうな。それを聞いたA君(結構暴君…笑)「ふざけんなー!」と息子たちにモノを投げつけてきたらしい。
あいつ許さない、自分で壊して人のせいにして、さらにみんなに嘘ついてさ、ついでにA君にモノ投げられたんだよ!
「A君だよ?モノ投げるに決まってんじゃん!最悪だ」と嘆いていた(笑)「周りに見てる子いなかったの?」と聞いたら「いないんだよ、いないからあいつ嘘ついてんだよ、超迷惑!」と怒り心頭。
「A君に『B君がやったんだよ』と反論すれば?」と言ったら「A君も見てないし、B君と仲良いからB君信じてこっちのせいにするよ」と怒りは収まらず。
「今回は災難だったね!まあ、B君も壊しちゃってヤバい!と思ってつい嘘ついちゃったんだろうし。○○(息子)は同じ立場ならどうする?素直に謝れる?」と聞いたら「うーん、ちょっとドキドキする…」と苦笑い。
「大人だって素直に謝るのは難しいもんだよ。もし同じ立場になって素直に謝れなくても(相手が怖くても)、先生には正直に話せるといいね。そして人のせいにはしないようにがんばろっか」と話すと、
「わかった、超ドキドキするけど…人のせいにだけはしないよ」とひとつ学び、ワナワナした怒りからすんなり脱出しました。それでも「B君に対する怒りパーセンテージは?」と聞くと「100%だな」と即答。
怒りを数値化すること、息子的にとても有効なんですよね。いつも友達とのいざこざで怒り心頭になっても「今は100%!!」とか「なんか50%くらいになった?」と自分で分析しています。これ大切だなって思う。
そんな息子について、学校の先生や学童の先生は「その時の必要な場面で、どんな子とも問題なくやり取りして物事に取り組んでいます」と話してくれました。
友達関係でこれからも色々感じ取って、自分と他人の違いについて大いに学び、何をされたらイヤか、またはうれしいか、こんな時どうしたらいいのか、経験を積んで行ってほしいな、と思います。
そして、まだまだこれからも家に帰って、悔しいこと、許せないこと、たくさん話してくれたらうれしいな。安心できる場所で負の感情を吐き出すことが出来るのは心の強みだ。
人よりちょっと傷を負うことが多いかもしれないけれど、その分相手の気持ちを思いやる心が持てるといいな。あとは、自分が傷つきすぎないように、良い意味での世間に対するあきらめの心を持つことを教えていこうと思う。私はこれで結構成り立っている感もあるからな(笑)
以上、小3友達関係あれこれのお話でした。
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