「敏感・繊細な子」とはどんな子?<「HSC」という概念と、このブログの在り方について>

ここでは、前回の記事で触れた「HSC」について紹介をした上で、これからのスタンス、このブログの在り方を記したいと思います。

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HSC(Highly Sensitive Child)とは?

HSC(Highly Sensitive Child)=「ひといちばい敏感な子」とは心理学者の「エレイン・N・アーロン博士」によって提唱された概念です。

 

「臆病・引っ込み思案・内向的」という、今までは少々ネガティブなイメージだった敏感な人の感受性の強さについて研究を重ねた結果、これは育て方や環境などによって形成された後天的なものではなく、持って生まれた先天的な個性であり、さらには子どもの15-20%の割合でみられるということが判明したそうです。これってかなりの確率でいることになりますよね?

 

ただし、HSCとは医学用語ではないため、病院で診断されるようなものではなく、あくまでもそういった「個性・特徴」という概念です。

 

ちなみにHSC(Highly Sensitive Child)とは敏感で感受性の強い子どもを指し、それに対して大人はHSP(Highly Sensitive Person)と呼ばれています。

 

セルフテスト

実際にHSCの要素があるかどうかのセルフテストがあります。

HSC?セルフテストをしてみる

23項目中、13個以上当てはまるとHSCである可能性が高いそうです。息子は21個当てはまっていました。ま、あくまでもテストではありますが参考までに(笑)

関連著書

アーロン博士の著書に「ひといちばい敏感な子」というものがあります。もし興味のある方は一度読んでみてください。

実際に私も読んでみました。とても細かくて内容が豊富な本です。しかし置かれている環境は各々違うものだし、実際の子どもも十人十色、見解は人それぞれだと思いますね。

それでも「HSC」という概念を知ることが出来て、それまでの疑問点がストンと腑に落ちて行ったのは、よくわからないモヤが晴れて行くように爽快でしたよ(笑)

 

息子をあえて「HSC」と呼ばない訳

ここまで「HSC」という概念に当てはまる息子。私の頭の中では「HSC」について理解を示していますし、息子も間違いなくここに当てはまると確信しています。

 

「HSC」はとても興味深くて素敵な個性だと思うし、ぜひこの個性を潰さずに息子らしく個性を伸ばして行ってほしいと願っています!

 

その反面で、「HSC」が医学的分野において証明されていないからという理由で、実際に懐疑的な意見があったり、また、何でも名前を付けてそこに落ち着こうとする風潮(決してこの「HSC」に対してではなく、ほかの事例です)に私自身も少し違和感があり、そういった括りに無駄に縛られないようにとの気持ちも正直あります。あまのじゃくなのですかねー、私(笑)

 

「敏感・繊細な子」の子育てによくある風景

それでもやはり「敏感・繊細な子」と呼べる子は、息子も含めて実際に存在していて、その子育てには親の忍耐、メンタル面を試されることも多々あります。

敏感・繊細な子の気持ち

実際に息子の例を挙げてみます。普段からとても感受性が強く好奇心も旺盛で、大人の私が想像するよりもはるかに多くの情報を毎日取り入れています。

 

自分にどんな影響があるのかを一生懸命に考えながら、苦手なものは頑なに拒否をして(かなり頑固ですよ!)自分の心を守ろうと努力をしています。

 

「超が付くほどの怖がり、臆病、引っ込み思案、泣き虫・・・」そんな風に見られることは多々あります。ましてや息子は男の子。「あらー、男の子なのにね(笑)」なんて言われることも・・・

 

泣いたり怖がったり甘えたりしているのを見て、もしかしたら周りから「甘やかしているんじゃない?」「もっと突き放してみれば?」と思われているかもしれません。これから先も言われることがあると思います。

 

あえて突き放すと、確かに見た目は強くなるかもしれない、でもそれは相手の空気を察知するのが得意な「敏感・繊細な子」にしてみたら(そうでない子にしても)、悩み苦しみの末に「相手に迷惑がかからない方法」を覚えて自分の内にこもっていくだけだと思っています。

 

そんなのってとても悲しいし、そんな道はあえて進まなくてもよいと思う。息子にも「男の子だって、痛い、悲しい、悔しい、怖い、そんな時は泣いて良いんだよ。大人になると泣きたい時に中々泣けなくなるもの。だから今はまだまだ素直に泣いて良いんだよ!」といつも言っています。

 

何かと人より苦戦する場面も多いですが、実際は冷静に分析していて遅々とした歩みであっても、着実に足元を固めながら様子を伺い、忘れた頃に苦手意識を克服した姿を得意気に見せてくれたりと逞しく成長しています。とても努力家な一面もあり、素敵な感覚、個性の持ち主なのです!

 

突き放すのではなく、話を聞いて共感し、気持ちに理解を示してあげれば、安心して自分で道を切り開いていける力を、息子はもちろん、みんな潜在的に持っていると思います。

それなのに、実は・・・

ここまで共感を示し、わが子をとても大切に思い、その個性も頭では理解している、そして認めている、個性を潰したくないのは紛れもない真実。

 

でも、あまりの敏感さ、過剰な繊細さが、時として親の理不尽なイライラを産み出したり、大切なわが子へストレスをぶつけてしまうことにも繋がるのですよね。

 

本当にね、自分が情けなくて自己嫌悪に陥りますよ。しかもかなりの確率で繰り返しているし・・・(苦笑)

 

どんなに自分が理解を示していて、息子から感じ取れる新しい世界を常に楽しみにしていても、忙しい毎日の中で時間に追われたり、集団の中で過ごしていると、心に暗雲が立ち込めていくことがよくあります。

 

息子が目の前のことひとつひとつに、私の想定をはるかに上回る感情移入をしたり、こだわりを示したり、はたまた足がすくんで前に進めなくなり、泣き叫んだり、更にはこちらに八つ当りしてきたり・・・。

 

今こうして文字にしていれば、その時の息子の気持ちは手に取るように理解できるのです。でも、その場にいると『うーん、待て待て、ここはイライラしないぞー!』と思っていても、やっぱり気持ちが先走るのですよね。

 

『早く早く!あーっ!もう早くしてよーっ!!』これは可能な限り口には出しません。でもその分態度に出てしまう。一体私は何にそんなに急かされているのやら・・・。

 

「待っていればいいじゃん!」「息子の気持ちに共感を示したり抱きしめてあげればいいじゃん!」って後からはいくらでも思えるのです。

 

それだけで解決出来ることも多々あるのは百も承知。それでも大人の無意味な世間体やプライドが邪魔をするのです。何か問題があるとすれば、息子ではなく私なのでしょうね(苦笑)

 

そんなわけで、毎晩すやすや眠る息子の寝顔を見ながら「明日こそ笑顔の1日にするぞー!」と誓う日々です。

 

「わ」を広げていくために

こんな感じで、日々反省と感謝の気持ちをたくさん抱えながら暮らしている私ですが、もし「敏感・繊細な子」を育てていて、私と同じように気持ちが揺れたり悩んだりしている方がこのブログを見てくれたなら・・・。

 

私が息子から学んでいるたくさんのコトを伝えていきたいな、「敏感・繊細な子」の子育てにもっと自信とワクワクを持って、みんなに広めていきたいな、と思っています。

 

この個性を理解して、本人が「生きづらい」と思わない環境を整えて行き「敏感・繊細な子=HSC」がのびのび安心して育って行ける家庭、地域の「わ」を広げていきたいと考えています。

 

もちろん「敏感・繊細な子」に当てはまらなくても、更には子育てをしていなくても、みんなでパワーを分け合えたらうれしいな、と思っています!

 

  • そのために必要なものは何だろう?
  • 今、足りないものは何だろう?
  • どこからアプローチしていこう?

 

まだまだ「?」だらけですが、息子を見習い、着実に歩を進めていきたいと思っています。いつかどこかで「わ」がつながり、やさしさが広がっていくといいな。そんな願いをこめて。

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