まず初めにこのブログを始めるにあたり、サブタイトルにある「敏感・繊細な子」という概念を知った経緯について説明をしたいと思います。
「敏感・繊細な子」というキーワード
なぜ私が息子について「敏感・繊細な子」というキーワードで調べ始めたのか。それはかなり前から、思い起こせば1歳に満たない頃から「なんだか周りの子と違うなあ」「えー?!これを怖がるのか?」という小さな驚きと違和感を覚えることが多かったためです。
実際にこのキーワードで調べたのは4歳前後。この頃には私の中で「いやー、もうこれは絶対何かが違うでしょ??」と確信を持っていたので、そこで目にした様々な情報は「これうちの子のこと書いてる??」と思うほどに似通っていました(笑)
もちろんそのすべてが当てはまるわけではないので、そこからしばらくはネットで情報を集めたり本を読んでみたり。情報に溺れないように、自分に必要なものを精査していきました。
「敏感・繊細」って何なの?
これ、質問自体がある意味「敏感・繊細」な内容なので「これです!」という明確な回答は出来ません。いきなりグレーな記述で恐縮ですが(笑)しかしそのグレーさこそが、これからはじめるこのブログの中で重要なキーワードになると考えています。
では、どういったところが「敏感・繊細」なのか?
日常で敏感・繊細と思うところ
まずは私が息子と接していて実際に思う部分を紹介します。
- 光や音、その他日常の中の違和感を敏感に察知する
- その場の空気を敏感に察知する
- 良くも悪くも感受性が強く些細なことに影響を受けやすい
- 感情の振れ幅が大きい
- 完璧主義、こだわりが強い
- 慎重に物事を考えすぎてスタートが遅れる、またはスタートしない
- 疲れやすい(おそらくメンタル面で)
日常で強く感じるところはこのあたりかな。もう少し細かく言うと、
- 強い光、コントラスト、燃え上がる火、物や音の予想外の大きさ、何かが壊れる事を極端に怖がり、例えば家や乗り物が壊れた映像ならば絶叫して頭を抱え、小さなお皿だったり木の実だったとしても顔を歪ませて逃げてくる
- 「何かの合成写真」「得体のしれないぬいぐるみ」「重い荷物を持った後に腕に付いた跡」など、そこにあるはずのものがない、または、ないはずのものがある、などを怖がる
- 散らかした部屋の中でも、何かが無くなったり、向きが変わったりしたなどの小さな変化に敏感に気付く
- 相手の表情、声色に敏感で、例えばどんなに楽しく大笑いしていても、私が一瞬でも泣き真似しようものなら、その一瞬を上回るような早さで表情がくもり先回りして涙を流して泣き出す
- 旅先の景色や空気に敏感で、郷愁が漂うような景色を見ると涙を流して抱きついてくる
こんな感じですかね。これでもまだまだ一例です。息子が日々体現している日常生活での「敏感・繊細」さについて、そして親としての対処法(成功例、失敗例)は、別途詳しく記事にしたいと思っています。
得意なものもたくさん!
ただ、このような敏感・繊細さについて「とても心配」「ちょっと問題だよね」という気持ちは一切なく、あくまでも息子の「気質・性質・特徴」という捉え方をしています。むしろ素直に感心してしまうくらい。
せっかくなので、苦手なことばかりでなく得意なことも挙げてみよう(笑)
- 気持ちの切り換えが早い
- 基本的に平和主義で友達にも優しい
- 記憶力が良くて日付、数字や固有名詞に強い
- 普段はひょうきんで明るく元気いっぱい、でも気分にムラがあり、乗り気でない時は一切参加せず協調性まるでなしになる。しかしそんな時でも話はほぼ全て聞いて覚えている
- パズルやレゴブロックには長時間集中力を発揮して大人顔負けの作品を仕上げる(私はすでに敵わない)
- 好きなもの(特に電車)は広く深く興味を持ち、名前、形はもちろん、図鑑、地図、路線図を愛読書として、型式、年式、駅名をひたすら覚え、方向幕にこだわり、走行音の違いなどを熱く語る(これはただ電車マニアなだけか?笑)
ちなみに、こういった「敏感・繊細」な特徴を持った子は「HSC(人一倍敏感な子)」と呼ばれ、一般的にも知られるようになって来ました。
「HSC」聞いたことありますか?私は息子の繊細さについて調べるまでは、全く聞いたことがありませんでした。長くなりそうなので「HSC」については、次の記事で紹介したいと思います。
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