
二回目の三者面談が終わりました。
普段の様子
以前からずっと担任(女性)に対して「ほんとムカつく」「絶対意地悪い」「女子にばっか優しい」と繰り返しボヤいています。特に自分には当たりがキツイ!と毎回嘆いているんですよね(笑)
「そうか、またやられたのか~。こっちはちゃんとやってたの?」と聞くと「いやーまあね、確かにふざけちゃったり話聞いてなかったんだけどさ!」と。そりゃ言われるわな。
きびしい、当たりがキツイ、というのは納得するとして、息子的には「その言い方に棘がありすぎて腹が立つ」といったところらしい。仲間の男子もよくキレてるとか(笑)
中学男子達の気持ちもわかるし、先生もそりゃ大変だよな。
いざ三者面談へ
少し早いけど10分前に教室へ行くと、すでに廊下で待機している息子がニコニコ手を振っている。しばし窓からテニス部の練習を見ているとほぼ予定通りに順番がきたので教室へ。
まずはご挨拶、そして早速先生から事前に出されていた質問がありました。
①夏休み明けから今日までどんな生活をしてきたか、何に力を入れて来たか?
②中学1年生の残りの時間、どういったことを目標に過ごすか?
前日にこの質問についてどう答えるか、ちゃんと考えをまとめておきなね!と言うと「えーと、今まで何してきたっけ?」「これから何する?」なんて超不安なこと言っていたけれど…
①休み明けからテニスの大会に向けて練習を重ねて、部活のない日も公園で練習をして前よりも上手くなるようにがんばってきた。勉強も定期考査で目標点を取れるように工夫しながらがんばってきた
②このあとは、テニスの大会で良い結果が出せるように更に練習をたくさんすることと、今回の定期考査で目標点が取れなかった教科でもっと上を目指す
おおー!答えになっているぞ!机の上で手を組んで低い声で話してはいたけれど、内容はキチンと質問に対しての回答になっていた感じ。
先生も、うんうん!と頷きながらメモを取っていました。
先生の評価(英語)
定期考査の結果を見て「全般的に本当によくがんばっていると思います。特に英語!(担任は英語担当)二回目の定期考査で悔しい思いをした後に、この三回目で実力を出せるように調整してきたところ、本当に自分で努力を積み重ねて実力を出すことが出来る子なんだって、先生すごくうれしかった!」とべた褒めしてました。褒められたら悪い気はしないだろう、息子もニヤッとしていた(笑)
通知表が4だった理由として先生が「なぜ一歩足りなかったかわかる?」と聞き「振り返りシート」と答えた息子。あれだよあれ、C評価のやつね!


先生いわく「私たちの時代のように、テストの点数が良いから成績が良い、と言うものではなくて、今は点数、授業態度、取り組む姿勢、提出物、その他すべてが評価対象なので広範囲での努力がより重要になってきています」と。
そこでこのシートですもんね(笑)
前回の通知表の結果を受けて英語教室の先生から「何をもっとがんばれば良くなるでしょうか」と聞きに行くことを宿題として出されました。
息子はもう一人の英語の教科担当に聞きに行くと「あああ、○○くん!もうね、本当にあと1ポイントで5だったんだよ~、本当にあと一歩!」と教えてもらえたそうな。この振り返りシートが例えばB評価だったら、もしかしたら5になっていたかもしれない(いなかったかもしれないが)。これ、非常に良い経験になったと思う。
そして今回の定期考査の振り返りシートは、前回と比べ物にならないほどしっかり記入していました。先生はまだそれを見ていないそうだけど、がんばって記入した件を伝えると「おおお!よし!○○くん、今回のシート見るのすごく楽しみになって来たよ~!」とニコニコでした。
先生の評価(英語以外)
その他の教科担当からの評価として、どの教科も授業に取り組む態度はキチンとしているらしい。家庭科の授業はふざけちゃう子も多い中で、しっかり話しを聞いているし、理科や数学も自分から率先して授業に取り組んでいると。
特に数学の先生からは、テストの内容もしっかり理解しているから、今後は応用問題に力を入れて行くとより良い結果を残せると思う、とメッセージ付き。息子は「応用問題ほんとやなんだよね…」と苦笑いしていた。
今後の評価に大切なこと
話しの中で先生が「主体的に学習に取り組む態度」で何が一番必要かと言うと、まさに前回の英語の成績を受けて教科担当に聞きに行ったように「成績についての文句ではなく、どこが足りなかったのか、どこに力を入れたらもっと上を目指すことが出来るのか」ということを教科担当の先生に聞きに行くことです!と教えてくれました。
そうなんだ!やっぱり聞きに言っていいんだね!
英語教室の先生から宿題が出た時に「みんな個々で聞きに行っていいのかな」なんてうっすら考えちゃったんだけど。ほら、先生も忙しいしさ。でもこれで安心しました。結果を受けて終わりじゃなく、結果から次へのステップを見出すことが大切ですものね!
学習面以外のこと
普段の生活の様子について、先生からうれしそうにこんな報告がありました。
学級委員に立候補してみんなからの信頼も厚いんです。誰かを傷つけるような言動もないし、イングリッシュキャンプの部屋決めや班決めでは、いろんなタイプのお友達が「○○~一緒に組もう!」ってワラワラと集まってくる中心的、お兄さん的存在なんですよ!人望が厚いというか。これって大きな魅力ですよね!私、このクラスのお兄さん、お父さん的存在で、良い方向へ引っ張って行ってほしいって、ずっと期待しているんです!
更には
これ、話して良いかな?いい?あ、話さなきゃ何の話かわかんないよね!(と息子に断ったあとに)ずいぶん前ですが、○○くんの部活の顧問から聞いた話なのですが、何かの試合のあと、思うようなプレーが出来なかったと、涙を流すほど悔しがっていたという話しを聞いて…。私、それまで○○くんは、いつも飄々としていて感情を「ガンッ!」と表に出さないタイプかと思っていたのですが、実は心の奥に熱いものをしっかり持っていて、他人の目に見えないところでもしっかり努力を重ねてきているんだって知って、なんだかうれしくて私も熱くなりました!
と、ここでもべた褒めしてくれました。息子は一瞬??って顔したけれど「ああ!ずいぶん前の大会の時だ」と照れていた。確かにありました。家に帰ってきた瞬間に「何にも出来なかった…」と玄関で涙を流して悔しがっていた日が。
先生は「出来なかった、で終わりにしないで、自分でそこから上に向かう努力をしていけるのは素晴らしいことだなって思います!」と言っていたけれど。
「悔しさを良い意味で執念深く自分の中で忘れずに長い時間をかけてでも力にしていく」、という息子のこういった面は本当以前から目にしてきたので、素直に尊敬しています。これからも変わらずいてくれるとうれしいな。
来年度に向けて
あとは、来年度のクラス替えで希望があれば教えてください、もちろん希望は希望なので、現実にならないことも多々あるけれど、と案内あり。
息子は即答で「××とは別のクラスで」と言ってました。早すぎる!先生も「え?!誰?」と。
小学校から一緒の男子で今はクラスが違うし接点はないけれど、息子的にはとにかく別のクラスが良いみたい。以前から男子に対してすぐ手足が出るということで、息子も毎回愚痴っていた。息子は仲良くも悪くもないけれど、向こうからしたら顔なじみだし、体格は息子が大きいため挨拶代わりに気軽に手が出るんだろうな(笑)
あとは仲良い子はどんな子?という問いには「○×でしょー、△△、あと○△、あとはねー…」と続く続く。先生も「全部メモはしておくけれど、あくまでも参考に聞いたがけだから、希望通りじゃなくても恨まないでね!」と笑っていた。
目標を掲げて面談終了
最後に今後の目標を聞かれました。
- テニスでもっと上に行く!
- 定期テストで各教科の点数を上げて9教科750点以上を取る!
「よし、じゃあそのためにやることはわかるね!?」と聞かれ「はい!わかります!!」と答えて無事面談終了。
いつも思うけれど、直接話すと決して悪い先生じゃないんだよね。息子も「今日の○○(担任)はいい感じだった」とか言ってる(笑)
よく言えば、期待してくれてる分、だらけた様子を見ると「おい!なんだその態度は!やる気あんのか!(とは言わないけれど)」的な感じになるのかもしれないし。でも、もしかしたら親の前と子供の前で二面性があるのかもしれないし。それはわからないけれどさ。
とりあえず、息子は自分の目標に向けて日々誠実に過ごして行けたら良いなと思います!
以上、二回目の三者面談のお話しでした。

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