夏休み明けにダイレクトメールで「日能研全国テスト」のお知らせが来ました。いつもならさっさと処分しています(笑)
しかし今回は、息子の現状がどんな感じなのか?周りの子はどんな感じなのか?いろいろ見てみたいと思いたち、初めて申し込みをしてみました。とはいっても、会場へ行って受けるのではなく「自宅受験」を選択。ちなみに費用は無料です。
自宅受験の概要
今回申し込みをしたのは2022年10月23日(日)のテスト。
申し込み後、まず受験票が郵送されます。その受験番号で日能研のサイトにログインすると、保護者向けのお知らせや、テストを受ける前に見る動画が配信されていて、テストまでの大まかな流れがわかるようになっています。
そして自宅受験の場合は、テスト日の翌日(だったかな?)に問題解答用紙一式が郵送されてきました。
テストは国語と算数の二科目でそれぞれ40分。本番と同じように時間を計って実施します。
テスト終了後は、解答用紙を郵送で送るか、専用アプリをダウンロードしてデータで送信するかを選択。結果は後日マイページで見ることが出来るという流れです。
今回のテストでのわが家の目的
せっかく挑戦させてもらうテスト。本来なら実際のテストと同じように時間をキッチリ計り「40分-休憩-40分」の一発勝負とするべきなのですが、今回は初めてということもありわが家の目的は以下の通りとしました。
①学校のテストとの違いを体験する
学校のテストは基本一枚。裏表あってもそんなに膨大な量の問題ではありません。国語なら文章は授業でやった内容でなじみがあったり、算数も今までやった授業に沿った記憶に新しい内容。
しかし今回のようなテストは、まず問題の量が多いだろうし、内容も授業に沿っているというものではなく、実際に授業内容を理解して身に付けた上での応用編といった感じであろうと思います。
そこをどう活用して解答していくのか実際に体験してみてほしい。
②自分の苦手分野を知る
テスト中、すんなり手を付けられる問題と、どう取りかかるべきか悩む問題が出てくると思う。そこで、自分がどこでどのようにつまづいていたのかをしっかり分析してほしい。
③テストと学習を並行して行う
インチキと言われたらその通りなのですが(笑)まずはテストの大体の流れを把握してもらった後に、問題の内容をざっと見てもらうことにしました。学校のテストやドリルには出てこない、初めての問題形式もあったりします。
そのため、テスト中に時間は計りますが、本番同様40分黙々と問題を解くのではなく、見慣れない問題に当たった時は都度時計を止めてアドバイスをしたり、考えを整理する時間を取りました。もちろん答えは教えず自力で解答してもらいます。
テストを借りて学習する、とにかく問題にふれてみることを最大の目的としました。
テストを終えた感想
国語の漢字、文章の穴埋め問題はすんなりクリアできました。算数も計算は黙々と解き、図形問題は横で見ている私より先にクリア。超得意気でしたね(笑)このあたりが得意分野なのでしょう。
では苦手分野はどこでしょうか。今回のテストで浮き彫りになった弱点…それは、
文章を読むのが圧倒的に遅い!!
もうこれに尽きると思います。
国語で非常に難関だったのが、問題の内容と言うよりも「約5ページにわたる文章を読む」こと。テストでは通常黙読ですが、自宅受験だし長い文章を口に出して読んでいた息子。しかし音読は黙読に比べてスピードが断然遅い。
まず文章の長さでヒーヒー言いつつ、途中からため息交じり、最後は息切れ。テストなんだから黙読しなさいよ(笑)この文章を読むだけで15分近くかかるって驚きです。まあ、出だしから抑揚つけて劇のようにふざけて読んでいたのが響いてますがね。
とにかく一度時計を止めて、今読んで来たところを黙読してもらいました。音読よりも早いことは本人も気付いたようですが、それでもかなり遅い。
こんな状態だったので、国語のテスト時間内で答えられるであろう問題はかなり少ない。文章を読んだ残り時間で答えられるところ(漢字や穴埋め)を先に記入。そしてタイムオーバーで空欄(時間がない!と記入していたので空欄ではないが笑)としたのは、文章から長文を抜き出す問題と、自分の思いやアドバイスを書く問題。
実際に会場で正式にテストを受けていたら、きっと文章読んで終わっていたかもしれない…。読んでも読んでも終わらないように感じる文章を前に途方に暮れる息子の顔が目に浮かぶわ(笑)
本当に今回の自宅受験は、わが家にとって良い経験になりました。そして、今後の学習に取り込むべき要素が明確になってきました。
さて、テスト結果は来週の予定。正規の流れで受けたテストではないため「参考までに」というものだけど、楽しみにしています。
以上、日能研の全国テストを受けてみた感想でした。
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