小3(9歳)習字の基礎を自宅で教えようと思う

図工の絵の具が苦手な息子。作業中や片付けで、手が汚れることがイヤだという理由。手に何かが付くの、本当に嫌がるんですよね!ぞわぞわ…と背筋が寒くなる感じみたいです。

そんな中、小3からは週に2時間ほど習字の時間があります。

習字セットは気に入っているようだけど、習字の時間はあまり好きではないみたい。

筆がうまく使えない、引いた線がかすれて白くなるのがイヤだ、手が汚れる…いろいろ理由はあるようです。これは、扱いに慣れるしかないんですがね。

習字があった日は「こんなに汚れる?」って感じで服やハンカチに墨汁が付いていることも多々あり。汚れるのがイヤな割に、予想以上に汚れてくる(笑)

本当は私、息子を書道教室に通わせようかな?と思っていたんですよね。

私自身、幼稚園から書道教室に姉と一緒に通っていました。おじいちゃん先生が自宅を開放して教えてくれる書道教室。決まった曜日の決まった時間内であれば出入り自由で、玄関ではなく、縁側で靴を脱いで入り、墨の香りが漂う部屋で、みんな正座をして静かに字を書く。

その空間、大好きでした。

字も行動も雑な私でしたが、この書道教室ではキチンと正座をして静かに半紙と向き合い、先生のお手本を見ながら筆を動かしていた。

そんな、日常の中のちょっとした非日常的時間を息子にも持たせたいな、と思っていたので、いくつか書道教室を探してはみたのですが、思うようなものがなく。

そうこうしているうちに半年が過ぎて、息子の習字苦手意識も強まってしまった(苦笑)

そうだ、こうなったら家でやろう!

私だって12級から初めて1級の後に6つの階級を挟み、中学生時代には初段、2段まで行ったんだもん!(ここで先生が亡くなり、教室が閉鎖になりました…)きっと基礎くらいなら教えられそう。

息子も「うーん、お家でなら練習する!」と乗ってきてくれました。

しかし、そうは決めたものの、部屋が広くないので道具を広げると結構面倒なんだよな。汚れる可能性も大だし…。

そこで白羽の矢を立てたのがこれ。

水習字です。以前から知ってはいたけれど、特に気にしていませんでした。でも、今のわが家のニーズにピッタリ!

手軽、汚れない、ゴミにならない、モノが増えない

書いた作品がたとえ失敗作でグチャグチャでも、捨てることに強い悲壮感を持つ息子。「手元に残したい」というよりは「ゴミにしたくない」という思い。

でも、これは書いてもすぐに自然と消えていくのでゴミにはならない。書いた作品は写真に残せばいい。素晴らしい!

この半紙と筆、水があればいつでもどこでもOK!文鎮とか下敷きもいりません。机にパッと置いて、筆を水で濡らせばもう書けます。

半紙は黒・赤・緑の3枚入り。たくさん書きたい場合は3枚では足りないけれど、それでも結構早く乾きます。実際に書いてみました。

のんびり書いていると、書いているそばから乾いていきます。1枚書き終えて、8分後にはほぼ何もなくなり、10分もしないで真っさらになりました。

他の色はこんな感じ。

迷いなくどんどん書かないとすぐに滲んできます。

思いついた言葉をポンっと書いてみたんだけど「休」は跳ねないのか?それに「心」って字、左点だっけ。ま、いいや、色見本だしね!字なんて自由自由(笑)

発色はキレイで、手持ちの筆があれば本当に半紙だけで十分!気が向いたときに書けますよ。私的にはストレス発散になる感じ。やっぱり筆って落ち着きますね。

ちなみに息子も張り切って書いてみたのですが、自分の名前をデデン!と書いたので、残念ながらここには載せられません(笑)

でも息子曰く、

これなら汚れる心配ないし、楽ちんだし楽しく書けるねー!

とご機嫌でした。ご機嫌でスラスラ書いた分、乾くのを待つ時間が少々退屈になりますが…。この半紙1枚で繰り返し1000回以上は練習できるらしいです。すごいな。

こんな感じで、とりあえず書道教室に通うのはやめて、まずは家で基礎の基礎を楽しく学んでもらおうと思います。

以上、習字の基礎を家で教えようというお話でした。

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