雨の朝と虹の歌

7月早々大雨スタートです。

相変わらずのんびり登校の息子。

家の前に、雨が降ると滝のように水が流れ落ちる軒先があり、そこで滝行のごとく水を(傘に)浴びてから出発するのがお気に入り。

今日も豪快にバシャバシャバシャ~!!っと浴びたものの、傘の角度が悪かったのか、傘の背後から流れる雨がランドセルの上にかかり、丸い分水嶺から運悪く背中側に流れ込んでTシャツがびっしょり。

遅刻決定だな(笑)

家に戻り着替えて、ついでに着替えストックやタオルもランドセルに詰め込んで再出発。チャイム2分前ですね。でも「まだ間に合いそうじゃない?」とかすっとぼけている息子。

こういったところは神経図太いのかね。

途中まで一緒に行ったけれど、あんなに水浴びを楽しむくせに、雨が手にかかると

ひえー!!手が濡れちゃう!傘さしてても雨がかかるー!

って…気持ちはわかるけどさ。ついでに言うと、大きい水たまりを見ると長靴じゃなくても突進してバッシャーーーーン!!と飛び込むくせに、今は「足に水がかかった!ひえええええ!!!」と動揺する。

見ていて面白いな。一生懸命生きてる感じか(笑)

そして、こんな雨の時期になるといつもある歌を思い出します。

『にじ』作詞 新沢としひこ 作曲 中川ひろたか

息子が3歳のころ。日常の一コマ。片付けの時間にちょっとしたイヤイヤ発令中でイラっとした私に息子が教えてくれた歌です。

以前のブログはコチラ>>>立場逆転 – らしく… (goo.ne.jp)

保育園で手話付きで習ったそうで、とてもかわいらしい声と顔で歌ってくれたんです。

その時の照れたような、嬉しそうな場面が今でも目に浮かぶ。

子供っていつでも一生懸命生きていますよね、小3になった今でもきっとずっと一緒。

だけど、こんなやり取りができる時期は着々と少なくなってきているのも事実かな。

そう思うと、朝のおバカな水浴びも、日常のグズグズも、しつこいくらいの時間束縛も、すべて過ぎてしまうとキラキラした時間だったんだろうなって、大切な時間だったんだろうなって痛感する。

でも人は、そうは思っていても、目の前に降りかかる現実で手一杯になって温かい気持ちを簡単に忘れてしまう…(笑)って、私だけだろうか。

温かくて優しい気持ちを忘れるのはだなあ。

雨を見て、湿ったにおいを嗅いで、息子のドジな様子を見て、一気にこんなことに思いを巡らせた今朝の出来事でした。

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