子供の歯の悩み②先天性欠損歯(欠如歯)とは?

前回は、子供の歯に関して虫歯以外の悩み第一弾「エナメル質形成不全」について簡単ですが紹介しました。

今回は子供の歯の悩み第二弾「先天性欠損歯(欠如歯)」についてまとめたいと思います。また、以下の注意書きをご覧になってから進んでくださいね!

本文は、息子の歯科検診および歯科医院での治療で得た情報をもとに記載しています。素人の覚書適度の内容ですので、あくまでも参考程度にとどめておいてください。歯の状態が心配な方は、自己判断せず早めに一度歯科医院での診察を受けましょう。なお、本文中には歯の状態を示すために歯のレントゲン写真が挿入されています。苦手な方はこのまま閉じてくださいね!!
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先天性欠損歯(欠如歯)とは?

先天性とは「生まれつき」欠損歯とは「歯がないこと」。つまり先天性欠損歯とは、生えてくるべき歯がない状態を指します。乳歯は20本、永久歯は親知らずを除いて28本あるのが正常ですが、何らかの原因で乳歯の下に永久歯が作られていないというわけです。

 

先天性欠損歯の発生率と原因

現在では10%の確率で先天性欠損歯の子供がいるといわれています。原因として挙げられるのは、遺伝、妊娠中の栄養不足、薬物の影響、全身疾患、そして食生活による歯の退化や不要な歯の淘汰、などがありました。

 

前回の「エナメル質形成不全」の原因といい、今回の原因といい、「妊娠中の栄養不足」ってグサッときますよね(苦笑)やっぱりこれも私が原因か?!

 

しかし、今回の原因の中に含まれている「歯の退化、淘汰」という説、これは歯科医院でも耳にしましたが興味深いです。

 

実際に息子も含めて、最近は顎が細くて華奢な顔つきの子供が増えています。成長に伴う顎の広がりが少ないために、本来の歯の本数が生えてくると、かえってスペースが狭くて歯並びに影響が出る、または実際に出ている話をいくつも聞いています。

 

調べてみると、先天性欠損歯の子供は近年増加傾向にあり、今後更に増えていく可能性も否定できない、とありました。これも時代の変化なのでしょうか?現代の食生活も大きくかかわっているのかもしれませんね。

 

先天性欠損歯が及ぼす影響

通常であれば、永久歯が育ってくると乳歯の歯根を溶かすため乳歯が抜け落ちます。しかし生えてくるべき永久歯がない場合、乳歯の歯根は溶けずに残りそこにとどまります。

 

ただし乳歯は永久歯よりも虫歯になりやすいこと、また残された乳歯の歯根も徐々に溶けていくために一生残せるわけでもなさそうです。20~30代になるとやがて乳歯が抜け落ちてしまうことが多いとのことです。

 

歯が抜けてしまうと隙間が出来て歯並びが悪くなる、咀嚼がしにくい、食べかすがたまり虫歯になりやすいなどの問題が出てくるために、どこかのタイミングで何かしらの治療が必要になってきますね。

 

レントゲンで見る先天性欠損歯

乳歯の下に永久歯が育っているかどうかは、目で見るだけではわかりません。息子の場合は、4歳からマウスピース矯正をしていたので早期にレントゲンを撮る機会がありました。

 

その時に先生が「もしかして欠損歯かな?」と指摘をしていたため、以降定期的にレントゲンを撮りましたが、昨年末6歳の時点で「現時点では4本足りなそうだね。もしかしたら上の2本は影になっているだけかもしれないけれど」という状態でした。

 

その頃のレントゲンがこれです。

初めて見たときは、乳歯と隠れている永久歯が両方写っていてギョッとしました。なんかゾワゾワしませんか??(苦笑)まあ、それはおいといて。

 

乳歯の下に対応している永久歯が、下は前から左右ともに4本目、上は前から左右ともに3本目の計4本欠損しているという指摘でした。確かに下の歯は乳歯の下の部屋に永久歯が出来ていませんよね。上の歯は影になっていて、素人の私は説明されても良くわかりませんでした(笑)

 

この時に先生は「歯は足りないけれど、ちょうど左右バランス良く欠損してるから、もしかしたら顎も細いし上手く対応出来るかもしれない。もしかしたら、だけどね!」と言っていました。さて、どうなることやら。

 

最近になって大学病院の小児歯科で部分的なレントゲンを撮ったところ、上の2本は永久歯が存在していました。しかし下の2本はやはりこのレントゲンと同じで永久歯は見られませんでしたので、現時点で「先天性欠損歯は2本」ということです。

どんな治療がある?

先天性欠損歯がある場合、乳歯を抜かず虫歯にならないように出来るだけ温存して成人になって顎が完成してから何らかの対処法を考える場合と、時期を見て乳歯を抜いてしまい治療をする場合があるようです。

乳歯を抜いた場合(または抜けた場合)の治療法は一般的に以下の通りです。

 

矯正治療をする

小学生くらいまでは、顎のバランス、かみ合わせが悪いなどの問題がない限りは経過を観察することが多いようです。中学生くらいになると永久歯が生えそろってくるため、乳歯を抜歯して周りの歯を動かして隙間を埋める矯正が可能になるとのこと。

 

補綴治療をする

補綴とは足りない部分を補うこと。いわゆる、部分入れ歯、ブリッジ、インプラントなどですね。部分入れ歯は、片側または両側の健康な歯に金属をかけて人工の歯を入れるもの、ブリッジは、健康な両側の歯を削り支柱にして人工の歯を入れるもの、インプラントは歯茎の骨に土台となるネジを埋め込み歯を取り付けるものです。

補綴治療に関しては、虫歯にならない限り大人になって歯が抜けてから考えても良いので、費用の面はもちろん、顎の成長具合、骨の状態など、様々な面から考えて最良の対処法を見つけることが大切だと思います。

 

どちらにしても治療を急ぎすぎるのは、その後の周囲の歯や顎の成長を阻害することにもつながるために注意が必要とのこと。信頼できる歯科医院でしっかりと診察を受けて長期的な計画を立てることが大切ですね!

 

レントゲンを撮っていないと中々わかりにくい先天性欠損歯。もし「乳歯が中々抜けない」または「乳歯が抜けたのに永久歯が生えてこない」と感じたら、一度歯科医院に相談してみることをお勧めします。

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