「つなぐわ流チャイルドコーチング」基本はこの3つだけ!

親だって人の子。感情があります。気持ちが強い時もあれば、弱い時もある、やりたいこと、やりたくないこともたくさんあります!

一人っ子の子育てにも、兄弟姉妹の子育てにも、それぞれに特有の悩み、そしてやりがいもあると思います。みんな違うけれど、みんな同じように悩んだり頑張ったり。本当に、毎日の家事育児、仕事やご近所づきあい、お疲れ様です!

親も子も昨日より笑顔が増えるようなお手伝いがしたい。ただそれだけの理由で「つなぐわ流チャイルドコーチング」をスタートしました。まあ「チャイルドコーチング」なんて立派な名前を語るには気が引けてしまいますが、今回はとにかく基礎だけを簡潔に紹介します。

「チャイルドコーチング」に大切な3つのステップ

本当は6つのステップでした。でもここでは2つずつセットにしてしまいましたよ。深く覚えるのが目的ではないし、まとめて項目が少ないほうが簡潔だしね(笑)

以下に紹介する3つの基礎だけ頭の片隅にうっすら入れて子供と向き合ってみてください。もちろんむずかしく考えることなんて何もないですからね(笑)

  • ステップ① 話しを聴いて共感する
  • ステップ② 質問をして承認する
  • ステップ③ 行動と継続をフォローする

次にこの3つの内容を紹介します。

ステップ① 話しを聴いて共感する

どうやって話を聴く?

はじめに言っておきます。いいんですよ、すべてでなくて(笑)遊びの中で「へーそうなんだー」と軽く流してしまうことなんて多々あります、ごめんね息子よ。

ただし、子供が何かを話したそうな時、元気がない時、疲れている時、その他にも、いつもの遊びの中でも様子が違う時など、あれ?と思った時は、ぜひ話を聴いてみてください。

そんな時も、子供の話は要点にたどり着くまでものすごい回り道をしたり脱線したり、ついでに要点が何なのか忘れ去られることもあります。時間に追われる親にしてみたら、早く聞きたい、先回りして口を出したくなります。

それをグッと堪えるのです。これがこのステップの何より難しい所かな。

このステップの中の「話を聴く」というのは、コーチングの大半を占めるくらい大切な事。そして「聞く」ではなく「聴く」という所が重要なポイントです。身も心もしっかりと子供に意識を向けて話を聴きましょう。

子供の話がもどかしくても、途中で話を遮ったり、要約してこちらが話したりは決してしないでくださいね!話を聴くのは「忍耐」が必要なのです(笑)

話しを遮られたり、先回りされると、子供は話をする意欲を失っていきます。

共感ってどうするの?

共に感じる事、それは話しをしている子供に意識を向けて、相槌をしたり表情で温かく受け止める事です。時には「嫌だったんだね?」「悔しかったんだね?」というように相手が言った言葉を繰り返して共感をしましましょう。

「そうなんだよ、聴いてくれているんだ」と子供はそれだけでも安心する事が多くあるのです。

しかし「共感」と「同調」は違いますよ。もし「あんなヤツ、二度と顔も見たくないんだ!もう無視してやったんだ!大嫌い!!死んじゃえ!!!」なんて負の言葉が並んでいたらどうします?

同調して「うんうん、無視して死んじゃえばいいよね」なんて言えませんよね(苦笑)

そこは「死んじゃえ!!」なんて思うほどに悲しかった、悔しかった子供の気持ちを受け止めて共感を示してみましょう。「そうか、大嫌い!死んじゃえ!!って思うほどに悔しかったんだね?」というように。「その時の行動でなく気持ちに共感」をするのです。

「親が自分の話を最後まで真剣に聞いてくれて、気持ちを解ってくれた!」それは子供にとって、とても心強く重要な意味を持つのです。

ステップ② 質問をして承認する

何を質問するの?

この質問のひとつは、子供が話した内容に興味を持ち、もう少し詳しく教えて?という意味合いを含んだ質問です。「あ、話しを聴いてくれてるんだな」と嬉しくなるような質問をしましょう。

もうひとつは、子供の心を整理させるためのものです。話すのが苦手な子は、途中で頭も心もぐちゃぐちゃになったりします。そこで気持ちを整理するために、子供が話した内容を簡潔にして「はい、いいえ」で答えられるような質問をしてみましょう。質問されることで、頭や心が整理出来る場合もあります。

ここで大切な事をひとつ!決して親が知りたいことを問い詰めるような質問(尋問)をしてはいけませんよ(笑)子供が振ってきた話についてのみの質問です。「あれはどうしたの?」「なんでこんなことしたの?」問い詰めたい事も時には多々ありますが、ここではグッと我慢我慢!

承認って何を認めるの?

それは「子供の存在自体を認める事」です。負の感情やわがまま、なんでもかんでも認めたり褒めたりする事では決してありませんよ。

子供がそこにいる、笑顔を向ける、あいさつをする、話してくれた事に感謝する、これだって立派な承認です。承認されると子供は安心する、それが自信になり自己肯定感を持つ事が出来るようになるのです。

質問される事で心の整理が出来る。そして自分の気持ちや存在を認めてもらい安心を得る事で、子供は自己肯定感を持つ事が出来る。

ステップ③ 行動と継続をフォローする

行動と継続をどうやってフォローする?

話しを聴いた後に親は率直な感想を述べましょう。決して批判や指導ではなく、あくまでも話を聴いた中での感想です。

「そうか、相当○○が悔しかったんだね」「××するためにはどうしたら良いのかなぁ」など。

すると子供は自分の気持ちを客観的に見る事が出来ます。そしてこれからの目標を立てる事が出来て行動に移せるのです。って・・・うまく行けば、の話ですが(笑)

そうしてうまく目標を立てる事が出来たならば、次はその目標を達成させるための行動をフォローをして行きましょう。継続できるようにバックアップ体制を作るのです。

方法は十人十色です。何が正しいなんて答えはありません。その中でも「褒美システム」は有効ですよ。もちろん「褒美」とは、金品や物ではなく「おやつや自由時間」というものです(笑)大人の「家事や仕事に疲れたからブレイクタイム!」っていう意味合いのものですね。

そして、もし継続が難しい場合には、その「抵抗」となるものを一緒に探してハードルを下げることも視野に入れてみましょう。目標を達成するためには、小さな目標を設定してクリアしていく事が大切なひとつの手段となるのです。

子供が目標を立てて達成させるために行動を始めたら、継続出来るようにフォローする。気持ちを持続させるための日々の褒美システムや、目標が高すぎる場合にはハードルを下げてみる事は、達成への近道である。

まとめ

以上、ステップ①②③を流し読みして何となく流れがつかめたら、早速今日から「つなぐわ流チャイルドコーチング」のスタートです!

ちなみにステップ③は、わが家ではあまり重要視していません。いや、言い方がおかしいか?重要視というより、その域に親の気持ちが達していません。何といっても、ステップ①で悪戦苦闘しているのですからねー(苦笑)

ステップ①が自分の日常に馴染めば、②③もスムーズに進んでいくような気がします。本当にね、余談ですが実際のテキストを読んでいると、そこに出てくる親子の会話がどうやってもわが家の色とは違うんですよ、キャラも違うし(笑)

でも①だけはとにかく実践してみてください。そこから広がる世界は無限大。親子の数だけコーチングの広がりもあるような気がします。

わが家において、超が付くほどに「敏感・繊細な子」でありながら、我が強くて頑固で場合によっては口の悪さも太鼓判、そして優しく涙もろく、周りよりやけに大人びたようで誰よりも幼かったり。とにかく多面性がある息子相手の毎日は、学びの連続です。

だから、のんびりで良いのです。子供に接していて少しでも気づきがあればそれは立派な進歩です!今日も私はこんな記事を書いていながら、またもや息子とバトルを繰り広げていました。

まあ、理想と現実は大きくかけ離れていますね。失敗もたくさんあります。正直、5歳前からの約2年ほど、息子に対して平穏に過ごせた日は数えるほどだと思います!威張ることではないのですが(苦笑)

夜眠りについた息子の顔を見ながら、何度今日の行いを反省している事か。本当に凝りませんねー。そんな私が、失敗と反省の中から浮かび上がる子供へのコーチングの在り方を、これから実践を中心に紹介していく予定です。

今日より明日の子育てが、楽しく笑顔や気づきの多いものとなりますように!

失敗から学ぶ「つなぐわ流チャイルドコーチング」、どうぞよろしくお願いします(笑)

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