ワイヤー矯正の装置を装着した日の翌日。
目が覚めると同時に、
歯が…歯が痛い…!上の歯全部痛い!!これ一回取ってー…!
かなり痛みが出たようです。先生も「装着した日の夜から翌日に痛みが出るかと思います」と話していたけれど、まさにその通り。
そこで、なぜ歯が痛むのかの説明をしてみました。
今歯が痛むのは虫歯じゃなくて、昨日頑張ってつけたワイヤーが歯を動かそうと頑張っているからだよ。
虫歯のほうがいいー!削ったら治るもん!!
気持ちはわかる気がするよ。でもさ、頑張ってつけたワイヤー見てごらん?この1本後ろに下がっちゃってる子を、みんなが手をつないで前に引っ張り出してあげようとしている感じだよ。この1本に名前つけてあげたらどうかな?
名前…?じゃあ『何の変哲もない1本棒』くんにする。
どこかのテレビで聞いた名前だ(笑)でも、名前を付けた途端、その1本棒くんと仲間たちに愛着が生まれてきたようで、痛みもほんの少しだけ我慢できるような雰囲気になって落ち着いてきました。
その日は、学校と学童の連絡帳に以下の点を記入。
- ワイヤー矯正を始めたこと
- 念のため鎮痛剤を持参していること
- 慣れるまで会話や食事に不便があるかもしれないこと
学校、学童どちらからも、しばらくは様子を見守り何かあれば連絡をくれるという返信がありました。息子は1日ずっと痛かったようですが、授業も給食もなんとか問題なく頑張ってきてくれました。
痛みはさらに翌日の朝も続いていて、試しに鎮痛剤を飲んでみよう、ということで登校前にヨーグルトに混ぜて服用。息子は痛みが消えることに期待をしつつ登校。
夕方学童へお迎えに行くと、
薬は効いてないね。やっぱ痛いものは痛いんだよ。あの薬マズイし、もう飲まなくてもいいや。
痛みに慣れてきたのか、もうあきらめた様子(笑)でもやはり痛みは上の歯全体的にあるみたい。
水曜夕方に装着をして、この日は丸2日経った金曜の夕方。歯の噛み合わせを見てみたら「あれ?歯、動いてきてる?」と三度見。
息子曰く「噛んでも奥歯がしっかり嚙み合わない」とのこと。確かに例の反対咬合の歯先がぶつかって噛み合わず、奥歯が浮く感じあり。
そして土曜日。朝起きてみると「もう歯はほとんど痛くないかも!」と嬉しそうな息子。歯も、もう一度じっくり写真を撮って見てみました。
「やっぱり歯が動き出しているよね!?」
写真だと判りにくいかもしれませんが、上前歯2本が同じ位置に並び始めているんです。そして完全に下の歯が前に出ていたのが切端咬合レベルにまで動いている。
うおー!すごーーい、矯正!1本棒くん前に出てきてるね!!
息子も写真を見て、素直に驚き喜んでいます。
本当すごいね!これだけ周りの子が1本棒を引っ張っているんだもん、そりゃ痛かったはずだよね!!
正直、装置を装着したときに「この噛み合わせだと、口を閉じていたら物理的に上の歯は前には出なくない?」と思ったんです。
でも矯正を始めたら、うまい具合に?夜中に歯ぎしりをしなくなりました。痛みがあったからかもしれませんが。
そのおかげで、この2日間は一晩中口を軽く閉じた状態で寝ているようなので歯も動きやすいのかもしれないですね!
まだ矯正を始めたばかりで、これからどう変わっていくかわかりませんが、小さな変化も見逃さずに観察しながら、楽しく矯正生活をサポートしていきたいと思います。
以上、装着翌日の痛みと2日目の歯の動きのレポートでした。
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