先天性欠損歯が6本、今後の大まかな流れが見えてきた、先はまだまだ長い!

先日、矯正歯科の定期検診に行って今後の大まかな流れを聞いてきました。先も長く、やることもまだまだ多くてクラクラするけれど、自分が忘れないための忘備録として残しておこうと思います!

現在の歯並び

歯並びの矯正治療は第一期が無事に終わり、現在歯列はキレイに並んでいる状態です。

しかし生まれつきの先天性欠損歯が6本ある息子。第一期でキレイに並んだとしても、今後乳歯が抜けるとそのあとに永久歯が生えてこないところが6箇所あるわけです。

そして現在、永久歯のない乳歯がすでに3本抜けていて隙間が空いている箇所があり。

現在の歯並びは以下の通り。

今はまだ子供だし、全然気にならないんですよ。歯磨きの時も見やすいし(笑)

ちなみに欠損歯は6本なのですが、あとの2本は上奥歯の左右1本ずつなのでこれはもう影響も少ないし治療対象としてカウントしないことになりました。

これから生え変わる歯もまだあるし、あごも歯も成長途中のため今すぐにどうこうするというものではなく、将来すべての永久歯が生えそろった時点で何らかの対応をすることになる、それまでは経過観察のみ、という状況です。

欠損歯を補う治療とは?

すべての歯が生え変わり永久歯となるのは高校生くらいとのことなのでまだ先のお話しですが、その時点で欠損歯を補う治療は、およそ以下の3つとなるようです。

①歯のない部分をインプラントで補填

メリット:他の歯に影響が少ない、見た目が良い

デメリット:費用が高額(1本40万程)、メンテナンスが必要

②入れ歯やブリッジで補填

メリット:保険適用可、治療期間が短い

デメリット:隣り合う歯を削る必要がある

③矯正で歯並びの調整

メリット:人工物が入らないため自然、欠損歯6本~は保険適用となる

デメリット:欠損部分より後ろの歯を全部動かすので期間が長い、動かす歯の根が多少脆くなる

何を希望するかで現時点での対処が変わる

将来どの治療を希望するかで現在出来ることが変わってくるそうです。

①インプラントを希望する場合

現時点で歯が抜けている部分を将来インプラントで補填する場合は、治療時に6ミリの隙間が必要だそうです。しかし現在は1箇所が5ミリしかなく、その隙間を広げておく処置(歯を動かす、隙間が埋まらないようにする)が必要となる。

②入れ歯やブリッジを希望する場合

入れ歯やブリッジを希望する場合は今のところ特に必要な処置はなし。

③矯正をする場合

ブリッジと同じく、今のところ特に必要な処置はなし。

でも、全てにおいて共通の処置がひとつある

絶対!ではないそうですが、これは将来どの治療を選択するかに関係なく、比較的早い段階で乳歯を抜いたほうが良い歯があるとのこと。

もう一度写真を。

上の①のひとつ奥の歯を「★」とします。これは下の②の歯がすでに抜けているため現在噛み合う歯がない状態。そうすると、だんだん根っこが下に降りてくる(歯が伸びてくる)可能性があるようです。

そのため「★」のまたひとつ奥の乳歯が永久歯に生え変わり並んだら、内側をワイヤーで繋げておくと歯が伸びる心配がないらしい。でも今はまだ奥の乳歯が抜ける時期ではないため、強制的に乳歯を抜歯して下に待機している永久歯を出したいとのこと。

この抜歯、春休み中に予約を取ってあります。息子は戦々恐々(笑)

それぞれの処置は実際どんな感じ?

では、将来的にどんな治療となるのか?先生に聞いたことをまとめてみました。今回入れ歯は検討から外してあります。

①インプラント

あごの骨にインプラントを埋め込む外科手術となる。見た目や他の歯への影響は一番少ないけれど、私的には、費用が高額なことはもちろん、10代からインプラントにして、その後の長い人生でどれだけメンテナンスや、骨、歯茎などへの影響があるかも疑問が大きい。

※しかし欠損歯4本分となると、車でも買えそうだ!笑

②ブリッジ

両側の歯を削って3本分の補綴物で隙間を埋める。前から3本目までは白い歯も保険適用となるけれど、それより後ろは銀歯になる。すべて白い歯にすると自費治療となりひとつのブリッジで30万くらいになるらしい。

③矯正

先天性欠損歯が6本以上ある場合の矯正は保険が適用になるようで、歯を動かす矯正治療であれば3割負担で治療を受けられるため、一番経済的ではある。

しかし写真の通り、欠損部分の後ろの歯を全部前に移動させる矯正は期間も長く、もしかしたら移動の際に歯や根っこの状態からこれ以上は動かさない方が良い、と診断された場合、途中で中止となる可能性がなきにしもあらずとのこと。

この時点での矯正の場合、欠損歯より前の部分は矯正の影響を受けさせないために(移動する力で前歯が後ろに下がらないように)後ろの歯を動かすための支点となるものとして、歯茎にビスを打ち込んでそこから後ろの歯を移動させる方法だそうな。

もちろんせっかく矯正治療をするならば、現時点で抜けていない乳歯(永久歯なし)も抜いて一気に動かすとのこと。

今の正直な感想は

色々悩みますよねえ。費用はもちろんだけど、まだ10代で治療をするのであれば先も長いし将来的にどれが一番良いのか。

もし欠損歯が1本なら、もしかしたらインプラントを選んだかもしれない。でも6本(奥歯はないものとして実質4本)のインプラントって現実的でないよねえ。インプラントが完璧なものなら多少は考えるけれど、やはり人工物を骨に埋め込むとなるとどれだけのメンテナンスが必要かとか、歯周病とか、インプラントの寿命とか。複数本はちょっと論外ですね!

ってことで、今のところブリッジか矯正が候補です。

今後の成長過程で矯正で行けそうならそれも良し、もし移動が大掛かりで根っこなどの心配がありそうならブリッジで、という感じですかね。ブリッジの場合は、出来るだけ白いものにしてあげたい、高いけどね。貯金しとかなくちゃ…笑

一番の希望は、歯が生えそった時点で欠損部分の隙間が多少狭くなってきていて(永久歯って大きいじゃないですか!)矯正で動かす距離が少なくなっていること。そうしたら間違いなく矯正を選択するわっ!

まあでも。歯は一生ものなので、出来るだけ最善の選択をしておいてあげたいなと思っています。

余談

息子も一緒に話しを聞いていて「歯を動かす」「ビスを打つ」「骨に埋め込む」などの説明があるたびに「気持ちわるっ!」「そんなのいらない!」「抜けたままで良いじゃん!」とギャーギャー騒いでいたけれど、最終的に「早くて痛くなくて安いやつが良い!」とか言ってました。

浮いた費用で何々を買った方が良い!という思惑らしいが。

まあ、高校生になった頃には見た目を気にするお年頃になっているのかいないのか…それはわからないけれど、まあまだまだ長い付き合いになる矯正歯科です。今後また新たな治療法が出て来るかもしれないしね!

現時点では、虫歯でこれ以上の歯を失くすことのないように、毎日出来ることを地道に取り組んで行こう。まずは春休み、無事に抜歯できるよう祈るのみ!

そうそう、抜歯の予約の際に先生が「通常抜歯は1時間枠なのですが、(息子)くんの場合は心構えや説明に時間をたくさん取ってあげたいので、2時間くらい見ておいてください♪納得して抜歯できるようにがんばります!」的なことを言ってくれました。感謝だー!

以上、現在の歯の様子や今後の流れについてのまとめでした。

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