「敏感・繊細な子」が苦手だった水遊びを克服した方法

これから保育園や幼稚園ではプールや水遊びの時期に入りますね!子供にとって夏の水遊びは最高の時間!って思いがちだけど、当然そうでない子もいます。

保育園時代の息子、本当に繊細さ、敏感さが際立っていました。

もちろん理由は人それぞれだから一概には言えないけれど、もし息子と同じような敏感で繊細な気質が理由で思うように遊べない子がいるならば、少しお役に立てるかな?と思って記事にしてみました。

初めての水遊び

保育園に入って初めての夏。

ビル内にあった保育園なので、夏が近づくとベランダに大き目のビニールプールを設置して水遊びがありました。みんなカワイイ水着を身につけて、ボールや水鉄砲で嬉しそうに水遊びを楽しむ光景。

(あ、保育園にWebカメラがあったのでそれで見ていました!)

息子も毎回着替えてはいたけれど、賑やかなベランダには出られず。いつもベランダへ出るガラス戸にひとり張り付いてジッとみんなを眺めているだけ。カメラからそのポツンとした背中が見えるんですよね。当時はその背中がとても心にグッときて寂しいような、もどかしいような、そんな思いがありました。

度々先生が笑顔で息子に声をかけて誘ってくれても、頑なにベランダに出ようとしない息子。先生はみんなを見守りながらも、息子には大好きは鉄道の絵本を渡してくれて「遊びたくなったらいつでもおいで~。でも無理しなくて大丈夫!絵本を見てても良いからね!」と、常に優しく気配りをしてくれていました。

日誌に「今日もベランダには出られませんでしたが、興味深くジッと様子をうかがっていました」「今日は電車の図鑑を見ながらもみんなの様子を見て笑顔も見られました!」と詳しく報告してくれて、それが本当にありがたくて今でも感謝しています。

1歳息子の気持ち

当時の息子の気持ち。

  • 本当は興味津々で自分も遊びたい
  • 水の感触を確かめたい
  • 自分に害がないか、こわくないか、じっくり状況を理解したい
  • でも周りが元気過ぎて自分のペースが保てない

もちろん1歳児なのでこんな言葉で考えているわけではなく、ただ気持ちとしてこう思っているんだろうな、っていうのはほぼ確実だと感じていました。

そこで、同じような状況を家で作ってあげて思う存分納得させてあげることに。

家のお風呂とベランダで予行練習

まずは浴室に置ける小さなビニールプールを購入。そこにぬるま湯を入れてみると、うれしそうにじっくり観察しながらお湯をさわったり足を入れてみたり、それはもう興味津々。かなり時間をかけてようやく中に座ってみた時の笑顔は今でも覚えていますね!

お風呂に裸で入ることには慣れているけれど、衣類(水着)を身につけたまま濡れることを知らない息子には、じわーっと濡れて行くであろうその感触が未知の世界だったんだろうね。自分に害がないものだと時間をかけて理解した後は、もう満面の笑顔!

その後ベランダに設置してみると、保育園でのプールを再現した感じで息子もテンションアップ。本当は遊びたくてうずうずしていたんだろうな。

初めて水遊びに参加!

家での予行練習をしてから数日後、

「今日ついに〇〇くんがプール遊びに参加しましたー!!」

と保育園の先生からお迎え時に報告がありました。先生本当に嬉しそうだったなあ。もちろん息子も超得意気な顔。その日のカバンに初めて濡れた水着が入っていたのは私も感動でしたね!

この日を境に、保育園の水遊びは一番に入って一番最後まで遊んでいる子になりました(笑)

水に潜ることは苦手

3歳の時に新設の認可保育園に転園して、そこは夏になるとテラスに大きなプールが設置されました。息子は水遊びが大好きになったけれど、今までとは違い少し深さも出て(と言っても子どものひざ下ほどか?)、周りの子はゴーグルをつけて潜るようなダイナミックな遊びに変化。

そこでまた息子は「潜ること、水に顔を付けること」への抵抗が出て、多少控えめな遊びになっていました。

小学校のプール

小学校へ入学して本格的な深さのあるプールに初めて入った息子。楽しかったらしいけれど、頭まで水に潜るなんて当然出来ないし、顔を付けることも出来ない状態。当時私が「水の中で息が出来ないことを知ってるかな?」って思うくらい、とにかく口や鼻をお風呂のお湯やプールの中に入れることは絶対にしていませんでした。

そして2年生になるとコロナが蔓延し始めた時期となりプールも当然中止。そのまま水遊びから遠ざかって行きました。

スイミングスクールに入会

まもなく3年生となる頃、息子が突然「プール(スクール)に行きたい」と宣言。びっくりしましたよ、私(笑)顔にシャワーがかかっても全力で嫌がる息子がスイミング??と。でも本人は真剣そのものなので、その思いは絶対に無駄にしちゃいけないと早速体験に行き、即入会。

今思うと、本当に良い決断だったと思います(笑)

現在中学2年生、まだまだ継続中!

けのびも危うい状態で入会したスクールでしたが、息子の長所であるマイペースで地道な努力の甲斐あり、6年生で学童コース1級までクリアして目標達成。本当にがんばったなあ。

中学になり毎日の部活、宿題、定期テスト勉強に追われ、スクールを欠席することも増えていますが、いまだにチャレンジコース継続中。自分のタイムを縮めるために楽しみながらがんばってます。

同じような子のママと雑談

1年ほど前、幼稚園に通う男の子のママと水遊びについて話す機会があり「普段はすごく元気なんだけど水遊びには何故か頑なに参加しないんです、どうしてなんでしょうかね…」とお悩み中でした。

その時に息子の保育園時代が目に浮かび「うちの子もこんな感じだったよ」「もしかしたら参加したくても心の準備が追い付かないのかも」「水遊びとは?って話したり家で遊びつつ、急かさないでひたすらその子のペースを尊重してあげるのも良いかも」なんて軽く雑談をしたんです。

そしてその夏の終わりころ「あのあと子供と一緒に話したり家でチャレンジしてついに水遊び出来るようになりました!もううれしくて!」と笑顔の報告が。良かったー、本当うれしいよね、その瞬間!

その子の現状

そして今年も水遊びの時期。先日そのママに会いその後の様子を聞くと「あれから本当に水遊びが大好きになって。最初から最後まで入って楽しんでいます!先生がもうおしまいでーすと言っても、まだ遊びたくてブーイングするくらい楽しんでいるんですよー」と。

「本当に、前にお話しを聞いた通り、急かさず待っていて良かったって心から思いましたー!」というママの笑顔が見れたのは私もとても嬉しかった!

そしてふたりして、

「でもさ、“待つ”って本当に忍耐力いるよね!」「本当に長いよねー!」「でもこれからも楽しみながら待とうねー!」って話で盛り上がってました(笑)

「敏感・繊細な子」は好奇心旺盛?

  • みんなと同じ波に乗れない
  • 流されたくない
  • 他人の勢いが苦手
  • 自分の頭で考えたい

「敏感・繊細な子」がみんなこうだとは思いませんが、息子はこういったタイプですね。

パッと見「臆病で怖がり」な印象を与えるけれど。近くで見て来た私からすると「好奇心旺盛、チャレンジ精神もかなり強い」と思います。ただそこに至るまでの「下調べ」に慎重すぎるほどの時間を費やしているだけ。それを乗り越えたらブレない自信を持って挑むことも多々ある。

なので。

水遊びに限らず、まだ情報不足で勇気を出せずに踏み込めない様子の子がいたら、出来る範囲でその子のペースに合わせて情報を提供して下調べする時間を作ってあげてほしいなって思います。

自分で作り上げていく土台は、成長と共に強固な基礎となってその子の毎日を支えてくれる。現在13歳の息子を見てその基礎を度々感じます。

時間がかかる、お金がかかることもある、気力体力も必要。

でも、そのあとに広がる世界はきっと大きくて素敵な景色。大変な時期は長く感じるけれど実際は「瞬く間に過ぎて行くそのわずかな子どもとの時間」を大切にしながら、親として楽しく伴走してほしいなって思うし、もちろん私もしたいなって心から思っています!

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