小3(9歳)学校公開での自由奔放な姿と心の成長

今年初の学校公開日。

保護者はA-Bチームに分けられて、2時間ずつの参観です。今回私が見たのは、理科体育

まず理科から。

今回は「電気の通り道」。机の上にはこれから使う実験セットが置いてあります。前半は先生の話と、自由に教室内のものを使って電気が通るかの実験タイム。

みんなあっちこっち動き回って調べています。息子は友達と一緒に、先生の机周辺を念入りにチェックしていた。そして次はノートにまとめる時間。

「今使わないものは一度しまってもいいし、机の邪魔にならないところによけてノートを開いてくださいねー」と先生の声掛け。

私こういうの大好き!みんなの個性が良く出ますもんね(笑)

楽しく後ろから見ていると、キチンと教科書や筆箱を整頓して机の隅に積んでいる子、一度手提げ袋にガサッと突っ込んでしまっちゃう子、机の中に押し込んであふれ出し床にぶちまけちゃう子、まるで聞いてないように動かない子。

さて、息子はどんな感じ?と思いきや、消えた。

机の上は思いのままに散らかった状態。

そして、すぐに発見。床にぺシャッと座りノートを広げて書いている!!

しかもこっち見て不敵に「ニヤリ」と笑ったわ。

いいよいいよ、とりあえず書けばいいさ。

途中、先生が「ハイ、一度手を止めてこちらに注目ー!」といった時も、椅子には座らずに床で姿勢よく正座して顔を向けていた。いや、それはどう見てもおかしいでしょ。みんな椅子に座ってますよ。

周りの子が「…ちょっと〇〇くん、何やってんの??」とこっそり話しかけても「??」という顔。

先生は息子の行動を何か指摘するかと思いきや「今の時間はノートをとる時間ですが、まるで関係ないものをいじって手を動かしていない人がいます、時間内にちゃんとまとめてくださーい!」と別の子を指摘。すると「ほう、どれどれ?」というような顔でスルンと席に座り周りを見渡す息子。

自分はちゃんとノートにまとめを書いていたから罪悪感とか何もないんでしょうね(苦笑)繊細な割に神経図太いな。

さて、次は校庭で体育

みんな並んで準備体操をしています。先生のリズムに合わせてイッチニ、サンシ!元気いっぱい。息子もちゃんとやっている…やっているけれど、何か徐々に列から外れてきた。

そして最後は30人弱が横並び三列の陣形から外れて、ポツンと離れ小島。そう、伊豆半島と大島くらいの比率、距離感。非常にわかりにくい例えですがね(笑)遠くからでもニヤニヤしているのがわかる。

肝心の授業内容は、ベースボールの練習って感じ。狙いを定めてキックをする子、そしてその方向を予測して受け止める子たち、みたいな。

これは楽しそうに校庭を縦横無尽に走り抜けながらがんばっている。

しかし、ことあるごとにこちらを見ては「バンッ!!」とエア射撃。私もひそかに打ち返しておきました。

こちらに近付くたびに「お昼マック食べたいね!」「マック買いに行こうか?」「帰り行っちゃう??」といちいちうるさい(苦笑)※昼は家でかた焼きそばでした。

こんな感じで、2時間だけですが自由奔放に楽しんでいる息子の様子を見て一安心。

自由でマイペース、周りとは違った行動が目立つけれど、親が思う以上に敏感で繊細な心の持ち主である息子。1年生の頃から周りの状況を自分なりに事細かに調べて、常にたくさんのシミュレーションをしながら心の安定を図っていたはず。

そしてついに

あのね、最近やっと学校に慣れてきたんだー

と教えてくれました。

三年生もあと3ヶ月で終わるこの時期にですよ。息子、本当にどれだけ情報を集めて自分の中で積み上げてきたんだろうか。そしてきっとメンタル面でも大きく成長してきたんだと思う。

そう考えると、一見真面目ではない態度も親であるから許容できる。というか、全力で受け止めてあげたいと思う。

これからは小学校生活の後半戦。成長過程でも大きな変化が現れる時期だろうし勉強も人間関係も複雑になっていくと予想できる。

だけど、息子の得意とする分析や基盤づくりを十分に発揮しながら、周りを気にしすぎずマイペースで進めたら良いなあと思っています。

以上、学校公開での自由奔放な姿と心の成長のお話しでした。

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