とにかく乳幼児期の息子は、夜中にまとめて寝るようなことは一日たりともありませんでした。もちろん抱っこ以外の態勢でスヤスヤ眠ることもほぼなし。
腕の中で寝付いたあとに布団の上におろせば、背中のスイッチが数秒で発動!
息子の場合、突然火が付いたように泣き出すいわゆる夜泣き黄昏泣きのようなものは、記憶にある限りでは3回ほどだったと思います。
その代わりに、寝付いてからしばらくすると「ふぇ…ふ、ふ、ふぇぇぇん!」と眉間にシワを寄せて泣き出し、しばらくモゾモゾしてからまた寝付く、という寝言泣きと呼ばれるようなものが毎日毎晩1~2時間おきくらいにありました。
当然私は万年寝不足。抱っこのまま窓の外が白んでいくのを眺める毎日。しかし、まあ子供なんてそんなもんなんだろうと、対して気にしていなかったのか、それとも麻痺していたのか、とりあえず睡眠時間が3-4時間でも結構普通に過ごしていました。
それが3歳になった頃を境に、寝言泣きも少なくなって眠る時間がどんどん長くなり、ついに朝まで一度も起きない日が訪れたのです!それどころか、寝相が悪くて態勢を直そうと、抱き上げようが転がそうが起きることなく、今までの睡眠を取り戻すかのように熟睡する毎日。
うーーーん、何が変わったんだ??
乳児のうちはもちろん夜中にも授乳、ミルクの時間というのがある。そして離乳が早い子は、夜まとめてぐっすり眠ると本で読んだ。でも、0歳児でも寝る前にミルクを飲んで朝までぐっすり眠る友達の子もいたしなあ。十人十色か。
寝言泣きは、口さみしさやぬくもりが欲しくて夜中に泣いているのか、眠りが浅くて夢を見て脳が混乱しているのか?
色々と考えているうちに、息子の睡眠リズムがしっかり確立されてきて「ま、もういいか!」とすっかり忘れていました。
しかし、ある日の夜中にふと懐かしい寝言泣きをし始めたのです。
「おお!この声、この顔、懐かしーい!!」
なんて見入っていると、唐突に目を開けた息子、
…トイレ行く!!
と起きだして一目散にトイレへ。その日は寝る直前にトイレに行っていなかったのです。その後、布団に戻り朝までスヤスヤ眠る息子。
そんなことが何回か続いた時に、やっと気づいたのです。
そう、寝言泣きで毎晩モゾモゾ唸っていたあの頃、きっと息子は尿意を感じるたびに眠りが浅くなり泣いていたのだろうって。
まだオムツをしていた頃は、本人も「トイレに行かなきゃ!」なんて意識はないし、寝ている時に生理現象を感じることがただただ不快だったのかもしれません。
思い起こせば、トイレトレーニングをし始めたのは2歳過ぎ。焦らずマイペースだったので、日中外出時はオムツ、家にいる時はパンツ、そしてまた寝る時はオムツでした。
でも本人の中で「尿意を感じたらトイレに行く」という習慣が徐々に身についてきた時期です。当然、寝る前のトイレ習慣も身につけ始めました。※オムツ時代はいつ尿意が来ようが関係ないですからね笑
オムツをしている時は大して気にしていなかったけれど、パンツになりトイレに行くことを覚えたあとの息子の寝言泣きの時は「トイレ行こっか?」と声をかけると、目を開けてすぐトイレに行き用を足してからまた幸せそうな寝顔で寝付いていました。
8歳目前の現在でも、たまーに「ふひ~…」と、よくわからない声を出してモゾモゾしたあとに起き上がり、
…ヤバい、もれちゃうー!
とか言いながらトイレに行くことがあります。
もうこの姿を見たら、乳幼児期の寝言泣きの正体は十中八九尿意を感じての不快な感覚だったんだろうなと(息子に関しては)確信を持っています(笑)、
そういえば、トイレトレーニングを始めてから現在に至るまで、おねしょをした記憶がほとんどありません。今思うと、敏感気質の息子、生理現象の不快さも敏感に察知して寝言泣きとともにトイレに起きていたからでしょうかね??
とにかく、
乳幼児が夜中1-2時間毎に泣いて起てしまい毎日寝不足のパパさんママさん、その寝言泣きの理由のひとつは尿意ですよ!たぶんね…笑
そして、それならばトイレトレーニングを始めてトイレ習慣が身に着けば消えていくものかもしれませんので、今しばらくのご辛抱を(笑)
以上、夜泣きとは違う毎晩の寝言泣きの正体とは?というお話しでした。
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