歯並びはもちろん、歯に関して悩み多き息子の現状

息子の歯の悩みに関しては、どこまでさかのぼれば良いのやら(笑)もうかれこれ4年前、4歳の頃からスタートですね。

とりあえず列挙します。

切端咬合から乳歯時期の矯正

乳歯が生えそろう頃から上顎が少し狭いかなと指摘があり、4歳からマイオブレースというマウスピース型の矯正プログラムを実施しました。

歯は2ヶ月ほどで動きだし、約1年で定期的な検査は終了。乳歯時期は何の問題もなく過ごしていました。

エナメル質形成不全

乳歯表面にくぼみや白い斑点のような色の違う部分がいくつかありました。これはエナメル質がうまく作れなかった歯で、通常の歯より脆いため虫歯になりやすいとのこと。

奥歯に何か所かあり、やはりそこから歯が欠けて虫歯になりました。

先天性欠損歯

乳歯のあとに生えてくる永久歯が、何らかの理由で生れつき存在しない状態をいいます。

息子には上下2本ずつ、計4本欠損歯があります。

虫歯治療8本、麻酔4回、根管治療、銀歯装着

はじめはエナメル質形成不全で欠けた歯を治すために歯科医院治療をしたのですが、息子の気質から通常の治療は困難(恐怖心を抱きすぎる、治療に入るまでに拒否反応が強すぎる)と言われ、大学病院を紹介されました。

そこで細かく検査をしたところ、見えない歯の隙間なども含めて計8か所の治療をすることに。その中には根管治療も含まれ、麻酔も必要になってきます。

口を開けて鏡を入れることですら大騒ぎで拒否する息子に、こんなおおがかりな治療が出来るのかしら?初めての麻酔もショックとかないかしら?親も不安だらけです。

しかし、時間をかけて息子の気持ちに寄り添い丁寧に対応してくれる先生に信頼を寄せた息子は、通院を嫌がることなく(もちろんものすごく怖がりますが(笑))すべての治療を受けてくれました。本当によくがんばった!

衝突による前歯欠損(極小)

お友達と正面衝突して前歯が少し欠けました。

現在反対咬合になっている歯のため、治療をしてもまた欠けるので現在しばらく欠けたまま保留中。

こんな感じです、もう十分。これ以上は勘弁してほしい所ですが…。

 

現在8歳。6歳臼歯は上下左右生えていて、前歯も6本生え変わりました。

乳歯の矯正後、それはそれは理想的な歯並びになっていた息子。

歯と歯のスペースもしっかりあるし、大きめの永久歯が生えてきてもうまく納まるかもしれないな。なんて希望はあっという間に崩れ去りました(苦笑)

現在がこちら。

先に生え変わった下4本がスペース不足でうまく並ばず、そのうちに上が生え変わり、下の歯が奥にずれないために左上前歯が抑え込まれて反対咬合になっています。更に上前歯の両側2本目が先天性欠損歯のため、乳歯が抜けてしまったら次の永久歯は生えてこないのですが、右上前歯2本目がすでに抜けてしまい、右上前歯が空いたスペースに流れて行っています。

もう歯並びは矯正を前提として、今はせめて虫歯にならないようにしっかり管理するのみ!!

 

しかし先日、上前歯の根元が赤く腫れていたのと、脇の歯茎に白い口内炎のようなものがふたつあったので、近所の歯科医院で診察しました。

結果、赤い腫れは磨き残しで炎症を起こしているだけ、口内炎はひとつ、これらはすぐに治るとのことでした。もうひとつの白いものは永久歯が透けて見えているようだ、とのこと。

更にレントゲンを撮って見てみると、その永久歯が思わぬところから生えようとしているではないですか…!!

右上前歯の2本目が先天性欠損歯で、すでに乳歯も抜けてスペースになっています。しかしそのもう一つ奥の歯の永久歯が、まだ乳歯が抜けていないうちに成長が進み、隣のあいたスペースに顔を出し始めているようです。

パッと見は、生えてこないはずの永久歯が生えてきたように見えますが、実際にはひとつ奥の歯で、多分45度ほどねじれているようなイメージだそうです。

いやいや、もう訳わかんなくなってきましたね、完敗って感じ。

今となれば、ただ歯並びを治すだけならどれだけ気が楽なことか…。

それでも前に進むしかありません。今夏、大学病院で矯正の相談をしました。

息子の場合は、歯並びを治して欠けた歯を補修することはもちろん、上下4本の先天性欠損歯があるので、いつか空いてしまうその部分のことも考えながら調整していくことが必要となる。

今が反対咬合だからと言って、上顎を広げ過ぎても将来的に2本歯がなくなるために隙間だらけになってしまう、下顎は現在狭くて前歯が重なっているが、こちらも将来的に2本なくなるため、もしかしたら今のままでもあとできれいに並ぶかもしれない、という見解。

そして、乳歯と永久歯の混在している今が矯正を始めるにはちょうど良い時期らしく、出来れば年内に決断出来れば良いな、という感じです。

ちなみに永久歯が生えそろい、矯正も終了して歯の位置が確定したら、最後は欠損歯の部分をどう埋めるか。高額な治療だとインプラントもありますが、もうそのあたりは今は想像できません。というか現実逃避中(笑)

 

さて、ここで矯正するにあたりいくつかの要点をまとめます(※自分のために)。大学病院と、地元の矯正をする歯科医院で簡単な見積もりをしてもらいました。

地元の歯科医院

「反対咬合と上前歯2本を真ん中にそろえるための矯正をして、将来的な欠損部分のスペースを確保する」という流れで、期間は約1-2年、総額30万ほど。詳細は確認していませんが、永久歯の矯正に入る際は、別途差額支払で良いはず。

大学病院

地元歯科医院と基本は同じ流れで、矯正費用は35万、初回検査料5万、通院時費用が毎回5千円、と割高です。期間は同じ1-2年+α。ただし、息子は欠損歯があり、永久歯になった時点での矯正もほぼ確実に必要となります。

永久歯での矯正費用は60万。乳歯混在時期の矯正から引き続き通院する場合は、差額の25万を払う感じです。

ちなみに、大学病院の先生が「実際、矯正はどの矯正歯科でも大体同じような器具を使うと思います。でも、マウスピースを使う所もあるし、金額はまちまち。うちは高くもなくて安くもない、ちょうど平均的な金額だと思います」と教えてくれました。確かに何件か見てみると、金額は平均的です。

先生は「矯正はとにかく通えることが何より大切な要素です。うちで行う場合の最大のデメリットは、土日祝休みで、平日は16時までということですかね…」と笑っていました。本当それって重要なポイントなんですよね。

地元の矯正をしてくれる歯科医院は自転車で5分。平日20時までやっていますので、出来れば地元が良い!心が揺れます。

ただし、私の懸念は息子の気質。口を開けて診るだけでもかなりの恐怖心を抱いて大騒ぎ。そして、大学病院の先生もそこは良くわかってくれている、すぐに補足をしてくれました。

「〇〇くんは、先生から治療手順の説明を詳しく聞いたり質問したりして、これからやることの意味を自分で考えて理解をしてから治療に挑むタイプなので、こちらとしてはやりやすいのですが、町の開業医の先生だと中々そこまで一人に時間をかけてあげられず対応が難しいことがあるかも知れません」

それなんです、一番の懸念事項(笑)

大学病院の場合、それなりに時間をたっぷりとってくれるので信頼関係が生れます。特に息子の歯の治療にあたってくれた小児歯科担当の先生は、とにかく息子の気持ちに共感をしてくれて、治療も息子優先で常に息子の疑問質問に答えながら丁寧に対応してくれました。

それに、矯正歯科と小児歯科は同じフロアなので馴染みがあり安心感もある。連携も取れる。

こんなこと言ったら怒られちゃうかも知れないけれど、もし地元の開業医で矯正をして、将来永久歯でまた矯正をするときに、そこがなくなっていたら、また費用を1から払って別の医院に行かなくてはならない。もちろん、わが家が地元にとどまっていないかもしれない。

大学病院であれば、電車に乗って多少時間や費用がかかっても、上記の心配はほぼないと思うんですよね(笑)

ということで、矯正の第二段階を近い将来始めるにあたり、11月中にもう一度大学病院へ行ってみようと思うので、また記録を残していきたいと思います。

歯って本当にお金がかかるなあ、めまいが…(苦笑)

以上、歯に関して悩み多き息子の現状のお話しでした。

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