大人の知らない小4の世界

ただいま小学4年生。いろいろ問題も出てきますね(笑)

東京都の「いじめ総合対策」に基づき、今月は「学校生活アンケート」の用紙が配布されました。「いじめ問題を把握して早期発見・未然防止対策をより効果的にする」というような取り組みの一環で、都内全公立学校に配布しているようです。

さて。4年生は保護者向けのアンケートと、学校で児童が記入するアンケートの二種類がありました。

息子の様子

現在、いじめられたり、仲間外れにされるようなことはないという本人談。

でもやはり子供なりに、嫌な思い、悔しい思い、怒り、釈然としない思い、痛い思い、悲しい思い、様々な体験を通じて考えることは多々あるそうです。もちろんそれ以上に楽しい思いが上回っているようなので、元気に過ごしてはいますが。

まわりの様子

もうこれは…男子も女子もいろいろありますね笑

蹴った、殴った、盗った、隠した、騙した、無視した、キリなく出てきます。同じクラス、同じ学年以外にも、他学年、他校のお母さんの話しを聞いても同じように色々問題が山積み。3‐4年になると問題が表面化して一気に増えるって話、本当にそう感じます。

保護者アンケート

今まで「学校生活アンケート」のようなものには特別に記入することはなかったのですが、今年はいろいろ書いちゃいました。ちょうど息子がアザを作ってきたり、その前も別件で「本当にヤダ」って話していたこともあったので。

対象人物の名前や内容は書きませんでしたが、例えば「つねられた時、息子に『やめてほしいことは本人や先生に言っていいんだよ』と言うと『本人には毎回言っているよ、でも先生や大人の前ではそういった面を見せないから先生はきっと信じないかもしれない』と言っていました」的なことを中心に書いてみました(笑)

先生、気付いているかな?ってことを含ませて。

子供が書いたアンケート

「名前は書かなかったんだけどねー、イヤなことされた内容は書いといたよ」とニンマリ。ちなみに学校でみんなが書いている時、どうにかして周りの子の内容を見ようと探る子もいたとか。息子は「自分の名前あったらヤバイ!って思ったんじゃん?」と軽い感じ。

アンケート前後の様子

今月の学校公開で見た道徳の授業は「いじめ」の本が題材でした。「死・命」を考える、今までとは違いかなりシリアスな内容。子供たちにはどう響いたのかな。

そしてアンケートを受けて、学校もいろいろと動いている気配が見られます。息子が以前つねられた件に関しては相手の子を把握していて、息子と相手の子を呼び出し、ちゃんと謝ったのか確認していたそうです。

他校のお母さんからも「公園での子供同士のちょっとした出来事をどこかのお母さんが見てアンケートに書いたらしく、学校から電話がかかって来た」とか、学校が保護者や児童に直接コンタクトを取って動いているというような話を耳にします。

これが、今そういった「いじめ対策月間」だからなのか、それとも今後も同じように力を入れていくのかはわかりませんが、子供も親も「学校がフットワーク軽く動く」ということを認識すれば、変わっていくこともきっと多くあるかもしれない。

親は自分の子が大切だし、ああだこうだ言っても、誰よりも信じたいし信じていると思います。うちだってそうだ。

でも、大人には見えない、大人の知らない子供の世界がすでに広がっている小4の世界。いつまでも親が何でもかんでも口を出すのはどうかと思うけれど、ある一定ラインを越えたらいつでも大人が近くにいることを、良くも悪くも知っていてもらいたいと思う。

親は子供に無関心じゃいけないってことだ。

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