「夏休み明けに読書感想文を書くので、どんな感じで書くのかイメージしておきましょう」的な課題が出ていたので、先日グダグダながらもどうにか下準備をした息子。
息子は「たぶん絵日記みたいに上に絵、下に感想文少しって形だよ」、私は「いやいや、3年生だから作文用紙じゃない?」とふたりで意見が食い違っていましたが、長文の用紙でもそこそこ埋まるように、あらすじを考え自分の意見もまとめて挑むつもりだった息子。
しかし、休み明けに学校から提示された用紙がこれ。
おお!はめ込み式だ(笑)確かにまっさらな用紙に書くより、イメージが付きやすいのかもしれません。
しかし、息子の本の題名は「ファーブル昆虫記 せみ」。
1枚目の書き出しは何とかはめ込んできました。
『いちばん心にのこったのはつぎのところです。』
⇒せみが2週間でおちてしんでしまうところ。
しかし2枚目。
『ぼくにもよくにたけいけんがあります』
⇒ないよね。2週間で終わるような経験。息子呆然。
そして3枚目。
『〇〇とぼくのけいけんをくらべると△△のほうがすごいとおもいます。なぜなら…』
⇒「せみさんと何をくらべよう…??どっちがすごいってなんだろう…」もう思考停止(笑)
こんな感じで、思いもよらなかった形式の用紙を前に手も足も出ない息子。
今朝登校時に、
ああああ、1時間目読書感想文だー!なんにも書けないと思う!!
と意気消沈。慣れれば、いろんな角度から当てはめて書けばなんでも書けるけど、ただでさえ苦手な感想文や作文。書きやすいようにはめ込みになっている用紙に、かえって自由を奪われてもがいています。
途中まで一緒に行く2分ちょっとの間にふたりで必死に考えましたよ。
- 「せみと自分を比べてどっちがすごいもないけれど…」
- 「あ、でもせみさんは生まれてから死ぬまで全部ひとりでやってるね」
- 「家族にお世話されなくても自分で食べたり行動している」
- 「すごいねー!うん、これ書けばいっか!」
- 「なんか(てきとうに)書ける気がしてきた!」
少し自信を持って足取り軽く門に向かっていく息子。良かった良かった!
感想文の内容に正解も何もない。書き方はいろいろあるけれど、自分の思ったことをまとめて文章にすることが出来ればそれで良いし、自由な文章には味もある(笑)
さて息子。少しは用紙が埋まったかな?帰ってきたら聞いてみようと思います。
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