小1の秋、各関係機関での面談が終わり「発達支援計画書」が届きました

保育園時代から、園、発達支援の専門機関、そして行政の窓口と連携を取りながら、現在の小学校へ申し送りをしてもらい、引き続き経過観察をしていました。先日その報告書が来たので、ひとつの区切りとしてここに残します。

発達支援の見守りを依頼した経緯

保育園の4歳クラス(年中)の時に、以前から気になっていた「敏感さ」が顕著になり、心配というよりは興味深いという理由で相談をしたのがきっかけです。

小学校へ入学するにあたり、引き続き見守りを続けていくかどうかの選択があり、出来る限り第三者の目に触れる機会を持ちたくて継続を依頼しました。

小学校生活が始まってからの印象

小学校へ入学するにあたり、保護者から学校へ伝えておきたいことをまとめ、行政窓口の担当者が間に入り、学校や学童との連携がスタートしました。

保育園のように、療育の専門機関が巡回に来るような気配はなく、あくまでも「こういった生徒がいます」という情報を共有して「このような支援計画の協力をおねがいします」というようなスタンスなんだろうと思います。

実際に、学校や学童でこの「連携」について話しは出ませんでしたし、私も特に機関の話しはしませんでした。ただし、学校、学童ともに息子の特性に理解を示していてくれている印象がとても強くて安心感があったのを覚えています。

行政窓口と、学校、学童との面談のお知らせ

夏休み前に一度行政の窓口からの電話で、入学後の現在の様子や、今後学校等に伝えておきたいことなどがあるかどうかの問い合わせがありました。

ちょうどその時期は、涙を流しながらの登校が少し落ち着いてきたころでもあり、ほんの少しだけれど着実に環境に慣れてきている旨を伝えると、担当の方も「うんうん、ようやく緊張がほぐれてきた感じですかね、がんばっているようで安心しました!」と喜んでくれましたよ(笑)

そして「夏休みに学校や学童の先生と面談をするので、その報告書を秋になったら送付します」ということを聞いて夏休みに突入。

その後はすっかりそのことを忘れていましたが、小学校生活が始まり半年が過ぎたこの時期に「個別発達支援計画書」が送られてきました。

「個別発達支援計画書」とは?

夏休み中に行われた(らしい)、行政窓口の担当者と、学校、学童それぞれの面談の報告書です。紙面上の都合からか、かなり集約され過ぎている感は否めないのですが(笑)

内容を抜粋するとこんな感じ。

経過と課題

保育園時代、想定外のことが起きるとパニックになり落ち着くまで時間がかかるなど、就学へ向けて相談もかねて専門機関の巡回訪問にて助言を受けてきた。新しい環境や事象に不安が強くしり込みをしてしまう。自分でじっくり考えて行動したいため、慣れるまでに時間がかかる。

保護者の意向と支援目標

学校での様子を先生と共有しながら、本児が学校生活に慣れていくよう支えたいという意向を受け、本児の特性を理解して、新たな環境に慣れるよう支援していく。

支援計画
学校

学校生活の中で見通しを持たせ経験が積めるよう配慮していく。本児の成長を保護者と共有し連携しながら支援していく。

学童クラブ

放課後の居場所として楽しく過ごせるよう配慮していく。

行政窓口

引き続き見守り、必要時は保護者の相談を受けていく。

 

こんな感じでした。抜粋というか、ほぼこれが全てです(笑)でも、学校や学童がこうした支援について見解を示してくれているというだけでも、こちらとしては安心感があり心強いです。

何もこちらから発信しないままだと、学校生活を送る上で「何でこんなに臆病なんだろう」「やる気がなさそうだな」と思われてしまったら、ちょっとだけ悲しいので・・・(苦笑)

このまま連携は続けていき、何か心配や問題が生じた場合はその時々で対応してもらい、特に問題なく成長して行けば、次回は4年生で同じような会議を行うとありました。

ちなみに「4年生」という時期が、成長の大きな変化の年でもあるとのことです。おそらくここで何もなければこの支援も終わるような話を以前どこかで聞いたような気がします。

保育園時代の先生の言葉

4歳の頃に「興味深い」と感じた息子の性質は、7歳の今でも至る所で見られます。それでも、同じ性質を持続しながらも、7歳なりの変化や意外な成長もあり、興味深さは更に大きくなっていますね(笑)

保育園の先生が、面談のたびに親身になって

「この性格、性質は本当に(息子の)宝物です。本当に大切にしたいと思っています!」「でも、これから小学校に上がると、今の私達みたいに日中ずっと見守ったり、個性を大事に寄り添うことは物理的に難しくなる、その時に(息子が)諦めたり、心を閉ざしてしまう方向へ行くこともあると考えとても心配で…」「今の状況のまま保育園では寄り添っていて、小学校で気持ちを切り替えてもらうか、小学校に向けて今から少しづつ距離をとってあげたほうが本人のためなのか、お母さまの考えを尊重したいと思うので聞かせてください!」

と話してくださったのを思い出します。本当にみなさん優しくて温かくて、息子のことを理解してくれていた素敵な先生方だったなあと、今また感謝の気持ちでいっぱい。

保育園では卒園のその日まで、今まで通り自由でのびのび楽しく過ごさせてもらいたいとお願いをしました。息子本人には、入学の半年以上前から「学校と保育園の違い」をことあるごとに話して聞かせてきたので、本人も「保育園の延長」という気持ちは一切なく、まるで別の環境と認識できていたようです。

いつかお会いできる日が来たら、照れ屋な息子はよそよそしくなってしまうと思うけれど、それでも毎日がんばっている息子なりの成長を見てもらいたいな、と思います。

まとめ

こうやって、その時々の周りの方々に温かく支えられ、見守られながら成長して行けることは本当にありがたい環境だと思っています。息子はなんだかんだと、文句も愚痴も泣き言も言いますが、日々成長していることを実感しています。

各関係機関の方々のサポートに感謝しつつ、一番身近な親として、これからも息子の特性を認めて伸ばしながらサポートしていきたいと思います。

今回は、関係機関との連携や発達支援計画書についてのお話しでした。

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