4月から小学校に入学する息子。本人の気持ち的には、小学校での新しい生活を楽しみにしていて、放課後や長期の休みも学童へ通うことに特別違和感を覚えることなく受け入れています。
それでも新しい環境というのは、大人でも大なり小なり「期待、不安、緊張」がありますよね。ましてや、そういった環境の変化が特に苦手な「敏感・繊細な子」である息子。
本人のやる気とは裏腹に、新しい環境に置かれて心がすり減ってしまわないためには、親として何が出来るのかな?
新しい生活をスタートするにあたり「敏感・繊細な子」の親として、やっておきたい環境作りについてまとめてみたい思います。
保育園時代に連携していた専門機関からの引継ぎ
保育園4歳クラスになり、息子の「敏感・繊細」さが顕著になってきたため、保育園の先生と面談をしたのちに、専門機関との連携をスタートさせました。
「小学校へ入学するにあたり、情報の引き継ぎを行いますか?」というような確認の連絡がありました。
こちらとしてもぜひお願いしたい所なので、改めて面談をして、引き続きのサポートの依頼と、現状確認。
その後は、保育園から小学校への申し送りの書類を作成してもらい、入学後も専門機関での経過観察が行われる予定です。学校だけではない、第三者の目線はやはり必要なんじゃないかな?と感じています。
就学時健診での面談で伝えたこと
小学校入学前に行う健康診断での、先生との面談。部屋が3部屋あり、息子の番が来て入った部屋の先生は、ちょうど校長先生でした。
「心配なことは何でも話してくださいね!」
と気さくに聞いてもらえたので、息子の敏感で繊細な気質を簡単に説明しました。
新しい環境で不安と緊張がいっぱいなのは、どの子もきっとみんな一緒ですが、環境だけではなく、自分の中に情報として無いものに関しては、かなりの警戒心を持ち慎重になること、失敗をおそれたり完璧主義のため、スロースターターであること、集団生活で時間に追われていくうちに、やる気を失くしてしまうことがあるかも知れないこと、でも勉強すること、小学校に入るのはとても楽しみにしていること、など。
校長先生はひとつひとつ真剣に耳を傾けてくれて、最後に
「先生の部屋は“校長室”って言ってあそこにあるんだ。だいたいはそこにいるからさ、何か困ったりつらくなった時はいつでも部屋においで、待ってるよ!」
と息子の目をのぞき込んで話しかけてくれました。「自分の気持ちを理解してくれる大人がいることがわかった」これは、息子にとって大きな意味を持ったと思います。
後日息子は「校長先生が、困ったらお部屋においでって言ってくれたねー」と嬉しそうに話していましたし、保育園で学校見学に行った時も「校長先生のお部屋、場所わかったよ!」と言っていましたからね(笑)
校長先生とのほんの少しの時間のやりとりの中で「母親の話を真剣に聞いてくれて、自分に答えてくれた」という事実。息子にしたらとても頼もしかったのだと思います。
周りの大人とのつながりを大切にする
小学校に入ると、親の介入が激減して子供同士のつながりが密になります。仲間とたくさんの経験を積んで成長していくことは、とても素晴らしいことです。
その半面で学校以外での時間は、異年齢の子供たち、地元の大人たちとの交流をしながら、学校とは違う世界が常に存在しているという、視野の広さを持っていてほしいな、と思っています。
学校の一歩外には社会が広がっていること、たくさんの人間が身近にいることを頭に入れておいてほしい。
不安、心配ごと、生きにくさ、そういった気持ちを外に吐き出せる受け皿が必ずあるんだよ、ということを教えていきたいと思います。
息子に話していること、そしてシミュレーションをすること
今後どうなるかは別として、息子は現時点では「勉強して新しいことを知ること」をとても楽しみにしています。「勉強大好き!!」なんて豪語しています(笑)
小学校では毎日決まった時間に授業があり、給食を食べて、掃除や休み時間がある、そしてまた午後に授業があったり、ない日は学童に移動して、宿題やおやつの時間があり、夕方に帰るんだよ。
ざっくり話すと、とても楽しそうな息子。学校や学童のカリキュラムについての不安は、今のところ特にないと思うのです。
ただ、生活面ですね。現在、保育園では19名の年長さんに4名もの担任の先生がついてくれています。小学校に入ったら30名弱で担任の先生は1名。
今までは、息子の気質を理解してくれている先生が、声をかけてくれたりサポートをしてくれていましたが、小学校ではきめ細かなサポートどころか、心の準備ができないままに時間に追われることが多くなっていくでしょう。
そこでどう乗り越えていくのか?親としては色々と不安が山積みです。しかし現場にいる息子はもっと大変になる。それを息子と以前から十分に話し合っています。
- 担任の先生は1名
- 学校は時間に追われることが多い
- やりたくない授業もやらないといけない
こんなことはサラッと話しましたが、力説しているのは以下の部分です。
- やりたくない授業も形だけは受ける
- 先生や友達で自分と合わないと感じる人は必ずいる
- 人を傷つける相手には関わらなくてもいい
- 嘘には「良い嘘」と「悪い嘘」がある
- 自分で納得いかないことはとことん考えてみる
- 困ったことは親や大人に相談する
って、なんか違うか?(笑)でも、私はこれらは大切なことだと思うのですよ。子供は純粋さだけではなく、多少のずるさ、要領の良さが身や心を救うこともあるのですから。
真面目一本ではなく、それを楽しく話せる環境を作っておくこと。これにより、息子も「こんな時はこうしよう」「こんな時はこれでいいや」と、自分なりに落としどころを考えながらシミュレーションをしだしています。
予定通りにうまく行くことばかりではないこともしっかり教えながら、常に話し合える環境、対等に意見を出せる場を作ってあげたいな、と思っています。
いずれ大きくなれば、すべて自力で打破していかなければならないことだらけですが、まだ6歳の今は、その力を固めていくスタートの時期。子供が成長していくための環境作りは、この時期の親の役目であると思います。
「敏感・繊細な子」だけではなく、新しい環境に向けて期待と不安に揺れるすべての子たちが、自分たちのペースで前を向いて歩いて行ける社会でありますように!
コメント