離乳食をはじめた頃は、月齢に合ったものを広く浅く試してみると比較的スムーズに何でも食べてくれました。米、パン、うどん、野菜、肉、魚、果物、納豆、食べられるものが増えていき、常識的な食べ物であれば好き嫌いはなかったように思います。
以前食べていたものが苦手になる
典型的なものは「コーン」ですね。和え物やスープ、もちろんコーンサラダ状態でもパクパク食べていたのに、3、4歳くらいから苦手になりました。
本人いわく「コーンのつぶの皮が嫌だ、皮から中身出してくれたら食べる」だそうです。それ、かなりめんどくさい!でも試しに一粒の皮から中身を出して(ほぼ食べるところないけれど)渡すと食べていました。
味ではないのですよね、食感の問題。それが解れば、あとはそこまでして食べなくても良いからと、コーンは「苦手カテゴリー」に入りました。
薄皮が苦手、という同じ理由で、枝豆、空豆、グリーンピース、大豆など「豆類」も「苦手カテゴリー」入り。口の中で分離するあの食感が非常に嫌なのだそうです。
ただし納豆は大好物。息子も「普通の豆は食べられないけど、納豆食べていれば栄養摂れるよね!」と、豆類苦手でも意に介さずかなり得意気です。
ソース類はほぼ全滅
しょうゆ、ケチャップ、ソース、マヨネーズ、ドレッシングなど、かけたりつけたりが苦手。混ざっている味付けは良いのです。あくまでも、「素材につけるタレ類」というのかな?あれが嫌みたいです。ポテトは大好きだけれど、チョン!とケチャップが付いていると「うわあぁぁ!拭いて!」と怯みます(笑)
ただし、お好み焼やたこ焼きは大好き!なんですかね?あれだってソースやマヨネーズかけてますもんね。境界線がいまいち解りません、いや、解るような解らないような?
たぶん、元の形を崩す(変える?隠す?)ようなものが嫌なのだと思います、素材の色が変わったりとかね!これ、半分は当たっている自信がある!(笑)
その他に苦手なもの、好きなもの
これは「敏感・繊細」だからというものではなくて、もう好みの問題でしょうか?でも一応記しておきます、何か共通点があったりするかもしれませんしね。
苦手なもの
スイカ、メロン、ミカンなどの白いところ、ハヤシライスの酸味、炭酸、ゆで卵や目玉焼き、木綿豆腐(の木綿の跡)、ブロッコリーやカリフラワー(きっとあのツブツブ感?)・・・そうだ、焼き魚は大好きなのですが、サンマの尻尾の柄を見て「なんかこの尻尾の柄ぞわぞわするー」とバリバリ砕いていました(苦笑)
味はもちろん、見た目にも色々苦手があるようです。
好きなもの
納豆、ピクルス、煮物(特に根菜類)、こんにゃく、しらす、焼き魚(サバや鮭の皮)、野菜は基本的に素材の味が好き、棒棒鶏、最近はハムが仲間入りしました!
あとは子供らしく、カレーやハンバーグ、ポテトやハンバーガー、ラーメン、餃子などポピュラーなものは好きですね。好きなものは少々渋めもありますが、至って普通です。
苦手なものは苦手でいいと思う
「好き嫌いは良くない、給食も残さず食べなさい!」という意見はいつの時代もあります。私も小学校低学年の頃は、給食いやだったなぁ。好き嫌いもあるし、時間内に食べきれないんですもん。シチューのニンジンとか無理やり食べて「おえっ!」ってなったり(笑)
そのうち昼休みに入り、その後の掃除のためにみんな机を後ろに下げ始める。そんな状態になってまで嫌々食べる必要あるのかな?って常に感じていました。
もちろん、食べ残しがもったいないというのは当然の話です。だからこそ、食わず嫌いはなしにしても、チャレンジしても食べられないものは、次回から極力減らして他の子に少しまわしてほしい。自分で食を判断して調節することを可能にする、これも大切なことだと思います。
- 食の大切さ(身体には良質の栄養が大切)
- 食のありがたさ(食べられること、生産者の方への感謝)
これさえしっかり理解出来れば、食べられる食べられないはまた別の話かと思うのですよね。何でも食べられるに越したことはないのですが。
集団生活においては色々な考えがあるでしょうし、無理をしなくてはならないこともきっと多々あると思います。でも、せめて家庭での食事に関しては、安心して楽しく過ごせると良いなと思います。
子供に大切なのは、苦手なものは苦手!と認めてあげること、無理強いをしないこと、その食材についてミニ知識を与えてあげること(作り方や、何の仲間、どんな栄養があるとか、これ聞くと意外と一口食べたりします)、そして何より親が悩まないこと!
ニンジンが食べられなくても大丈夫!「おえっ!」って言って私も、いつの間にか生でバリバリ食べるようになりましたし、苦手なものだらけでも、長年運動部で動き回れる体力はありましたから(笑)
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