学校が臨時休校になった3月から、通常放課後のみの開室だった学童クラブは毎日朝から開けて子供達を受け入れてくれていました。
そして4月の始業式と翌日の登校日以降、学校はまたGW明けまでの休校が決定。学童は時間こそ通常時間の14時からではありますが、それでも毎日開室を続けてくれました。(14時までは学校が教室を開放して預かってくれていました)
しかし先週、東京都の「緊急事態宣言」を受けて、ついに学童も臨時閉室が決定。これはもう仕方ないですよね。指導員のみなさんも、今までどれだけ衛生面に気を配り、新入生の対応に気を配り、更にスケジュール調整が大変だったことか…。もう本当に「よくここまで預かってくれました!」と感謝の言葉しかありません。
私の職種は「休業要請対象以外の施設」という扱いなので仕事は継続なのですが、職場のご厚意で今週はお休みをいただきました!そしてまた来週から仕事に復帰します。
それでも数日間は、学童閉鎖という理由で仕事を休むため、同じような家庭も多々あることから、以下の助成金について会社が調整中とのことで返答待ちです。
さて、仕事に関しては最大限の注意を払いこなすしかないのですが…。肝心な息子は2年生になった自覚はちょっとはあるものの、長引く休校に、学校生活とはどんなものだったか果たして覚えているのやらいないのやら?(笑)
学校が休校であることに関しては全然問題なく、むしろラッキー!しかし自宅待機が基本のために、普段の休暇のように電車に乗ってどこかへ出かけたりしないんだよ、という面に関しても思いのほかすんなり受け入れて自宅で過ごしています。
たまに近所への買い出しに行ったり、自宅前で縄跳びしたり、近所の線路沿いを日光浴がてら散歩したりはしていますが、あとは家で、パズル、レゴ、けん玉、あやとり、電車の絵をひたすら描く、タブレット講座、プログラミングのドリルなどなど。
そして最近「腕相撲でパパに勝つんだ!」と闘志を燃やしていて、腹筋、背筋、腕立て(もどき)をやって、握力もハンドグリップでキュッキュと鍛えているようです(笑)
ただし「子供のうちからあまり筋肉つけると背が伸びないとか昔言われたよー」と言ったら、10回ずつくらいにしていますが。本当はどうなんでしょうね?
しかし、これだけ家にこもっていれば、やはり見えないストレスが少しずつ溜まることもあるでしょう。
先日、私が仕事の時に、息子とパパが二人でお留守番となりました。そろそろ出ようかな、と思った頃に何だかグダグダしだした息子。
もう!全然平らにたためないーっ!どうやってもグネってなっちゃうー!!!キーーーーーっ!!!
と、以前作ったらしい、細長い紙をひたすらグネグネにつなげただけのサーキット場という名の紙の束がうまくたためずにイライラMAXとなっていました。
元々グネグネなんだから、端っこから折りながらたたんでごらん?と言っても「ぎゃあああああ!」と騒ぐのみ。そしてついにパパ登場。
「さっきから泣いてばっかだな!ちゃんと言葉にして話してみろ!お前2年生だろ!!」
と怒られました。息子案の定、
うわあああああん!!!!うるさいっ!うるせーんだよ!!わかったよっ!!!もう、パパがグチャグチャにこの前しまったからだ!落ち着きたい…うえっ、落ち着きたいのに…おえっ…
吐きそうになっています。気の毒なのですが、パパ側の気持ちも良-----くわかる。パパが言わなきゃ私が言っていたかも(苦笑)
パパなんて大っ嫌いだよ!いつもなんか言われると(自分が)言い返せない!!大バカヤローだ!!もう一緒になんていたくないよっ!!!!!
まあ、パパひどい言われようです(苦笑)
でも、ここで大人2人が責めたらいけません。息子を抱いて、
大丈夫、落ち着いて考えていいよ。でもさ、泣いて叫んで誰かのせいにしているのは良くないねー。大バカヤローも良くないな。
『私、仕事行きたいんだけどー』と内心思いつつも、息子を部屋にこもらせて、
よし、じゃあさ、今日はママが帰るまでパパの顔見ないで済むように部屋に籠城しよう!今からお昼用に巨大おにぎりとフルーツセットを持ってくる。お菓子のセットも持って来よう!
そして息子のテーブルにドリンクとランチ&おやつコーナーを作ると目がキラキラ。ついでに勉強用のタブレットやドリルなんかも置いちゃいます(笑)
おお!今すぐにでも食べたくなっちゃうね!これで夕方までパパの顔見ないでも過ごせそう!ママ、出かける時そこのドア閉めといてね!!!!
こうして元気を取り戻し、私は仕事へ。出かけにパパに「超ビッグおにぎりとフルーツセットはおいて来たから、お昼にお味噌汁くらい入れてあげてね!」とお願いしておきました。
仕事中、始めこそ少し気になったものの、途中からすっかり忘れていて、帰りがけに思い出して家に着くと…。
おっかえりー!
とご機嫌な息子。なんだ、籠城終わってる(笑)
仲直りしてたの?
と聞くと
あのねー、2時間くらいはこもってたの。でね、電車の絵を描いてたら自分でもうまく描けた!と思って、つい「パパ見てー!」って言ってお部屋から出ちゃったんだ。
とのこと。かわいいじゃない(笑)
その絵がこれでした。はじめは悶々としながら描いていたんだな、きっと。でも何だかうまく描けて嬉しくなっていった様子が目に浮かぶわ。
おまけに、タブレット講座もミッションクリア、プログラミングのドリルも一緒に楽しくやっていたもよう。
毎日の自宅待機で、どこの家庭でも同じように些細なことで歯車が外れてストレスをぶつけ合ったり、色々と勃発しているかもしれません。
でも、今を元気に過ごせているだけで、本当は感謝すべきことなんですよね。
- 見てー!これ見て!ちゃーーーんと最初から見ていて!
- ねえねえ、これ見て!まだだよ、まだまだ!
- 見てー!!!!!これ面白いからずーーーーっと見てて!!
とにかく子供は自分が「良い!!!」と思ったものを共有させたがりますよね。本当にこれ、キツイ時あります。もう冗談でなく、何も出来ないくらいしつこい時あるし。それを何度も蔑ろにしてしまい、スネさせてしまった事も多々あります(笑)
だけど考えてみたら、これはかけがえのない幸せな時間なんだろうな。このしつこさに笑顔で答えるだけで、子供はどれだけの自己肯定感と安心感を得られるんだろう?
そのために犠牲にする自分のわずかな時間(洗い物を中断することなく終わらせる、洗濯を干すために出ていたベランダから部屋をのぞく、程度の時間)なんて、その価値に比べたら本当に小さなもの。
GW明けまでまだ続く自宅待機のこの期間、部屋がいつもより散らかろうが、勉強なんてそっちのけだろうが、子供の笑顔を守れているだけで親合格!!くらいの気持ちでゆったり行こう。それで十分!でもそれが一番大切な心の成長につながると信じて毎日過ごしたいと思います。
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