
現在6年生の保護者の方で、これから来年の卒業式に向けて卒対として活動する方も多いのでは?そこで今回は、1年前に卒対コサージュ係に参加した記録をサラッと残しておこうと思います。
卒業対策委員
1年前。4月の保護者会で、最後の委員と卒対(卒業対策委員)を決めました。
以前から「卒対だけはやりたくないなあ」と思っていたのだけれど、息子のいた小学校はコロナ以降、謝恩会等の集まりはなくなり「卒業対策委員会」として会計、取りまとめをしてくれる数名の下に「卒業アルバム」「記念品」「コサージュ」係のみとシンプルな構成。
保護者会当日は、他の保護者の方々がありがたいことに立候補をしてくれてスムーズに決まり早々に終了しました。
コサージュ係からのお誘い
後日、コサージュ係のママから「係がみんな女子の親ばかりで、色やデザインに関して男子の意見を聞きたいから男子親としてお手伝いしてほしい!」とお誘いのLINEが。
そういったお手伝いくらいは喜んで!という事で参加が決まりました。
コサージュ、手作りなんだ!
その時はコサージュを漠然と考えていたので、市販コサージュの選択かと思っていたのです。よくある「卒業おめでとう」というリボンがついてるもの。でも、もしかしたら商店街のお花屋さんで生花を注文するの?なんて思ったり。
しかし「手作りするんだよ~」と聞かされてビックリ。「へー!手作り?手をかけるんだね!すごい!」と思いつつもまだ「既製品の花を組み合わせてコサージュにするんだ」と思っていたけれど「花びら一枚一枚をつまみ細工で作るんだよ」との話しを聞いて「え!私もそれやるの?」と内心ドキドキ。まあ、ここまで来たらやるしかないよね!笑
つまみ細工とは
名前はピンと来なくても、和装のアクセサリーでよく見るアレです。かんざしとかに付いている布で出来ているきれいなお花。
とても繊細で美しいイメージだったので、素人が手作りするものとは全く考えたこともなかった。
数年前からこの「つまみ細工コサージュ」が定番になっているようで、今年度もこれに沿って制作をすることになったそうな。デザインは毎年様々だけど、どの年度も本当に素敵な出来栄え。今年もそんなコサージュが出来上がるのかな??
今回は先の尖がっている「剣つまみ」と、丸い「丸つまみ」の二種類を使用することになりました。
予算は1万円ちょっと
生徒数+先生+予備で合計70個のコサージュを作ることになりました。そして予算は1万円前後。
和風だと「ちりめん」で製作するイメージですが、今回はすべてボンドで作ることにしたので通常の「綿(コットン)」に決定。

※参考までに材料費(生地)の概算です。
これ以外に「コサージュ用のピン100個入り900円前後」「ボンド、ピンセット等雑費2000円前後」「飾り用パーツ数百円」、そして土台用の発泡スチロール、ピンをつける面の丈夫な生地、飾りのチュール等は個人的な余りものを使用しました。
あとは交通費なども計上したのかな?総額約1万円程だったと思います。
まずは布をカット


私的にはこのカットが、全過程の中で一番めんどくさかった(笑)カットが、というより、サイズを計って線を引くのが、ってことですが。大きな布に2.5センチごとの線を引いて切りましたが、きっともっと効率よく出来る方法はいくらでもあるかと。
ちなみに「ロータリーカッター」もあるのですが、私あれも何か苦手で。結局ハサミでザクザク切るのが一番早かった!
担当は白の剣つまみ
私は白生地の剣つまみ担当になりました。とりあえずひたすらつまみます。


コサージュ係は5人でしたが、この時点からボランティアを募集して、花びらをひたすらつまむメンバーが増えました!入れ替わり立ち替わりのメンバー約10名弱が自宅で分担して、予定より早く仕上がっていきます。
私個人の分は300個ちょっとだったかな?そんな苦ではなかったです!
花びらから花へ
そうして出来上がった花びらを、今度は花の形に留めていきます。


みんなの個性が集まった花びらをまとめて行くのは楽しいですね!一気にコサージュっぽっくなって来た感じ(笑)
一気に完成形に!
裏のピン止めは手縫いでしっかりと裏地に縫い付けましたが、あとはすべてボンド付け。花をひとつずつ貼り付けるドーム型の土台は、コサージュリーダーのママが発泡スチロールをひたすら丸く削ってくれていました。70個分…本当にお疲れさまです!
そのドームを白い布で包み、更に白い裏地(ピン付き)を貼り付けます。この時点でチュールも裏地にボンド付けして挟み込んでいます。


最後に花の中心に100均のパールシールを切り取ってボンドで付けて完成!

年明け、卒業式の1ヶ月ほど前に、すべて完成したコサージュを並べてリーダーママが写真を送ってくれました。本当にたくさんのママたちの手でひとつひとつ作り上げたコサージュ、みんな感無量って思いでしたね!
卒業式当日
完成したコサージュは卒業式当日に教室で配られ、自分で、または友達に付けてもらい、みんなそろって入場してきました。


男子には少し優しすぎる色味かな?とは思ったけれど、基本みんな暗めの衣装なので色は映えたし、女子の袴にもつまみ細工の和風テイストが似合っていました。
この日だけでお役御免になるコサージュですが、保護者の中には「こんなに手の込んだコサージュをありがとう!」「帰ったら家に飾るから!」と喜んでくれた声もたくさんもらえてうれしかったです。
コサージュ係とボランティア、多くのみんなで作り上げたものが子供たちの晴れの日を引き立てる手助けになれたことは、とても素敵な思い出になりました!
やはり「卒対よろしくね!」というのは気が乗らなくても「ここだけをお手伝いしてほしい」っていうお願いには快く参加してくれる方もたくさんいますもんね!それこそがボランティアで成り立つPTAやこうした委員会のあるべき姿だと思います。
今、卒対で様々な活動を始めたみなさま、来年の卒業式が子供たちの素敵な門出となりますように。そしてその晴れの日を飾るサポートが成功しますように。
応援しています!
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