体験レッスンですっかりやる気になったお箏。月に1回30分のレッスンに通いはじめ、先日が三回目のレッスンでした。
「これからも続けたいんだ!」と宣言しているので、ここで一度箏についてまとめてみます。
お箏の流派は大きく分けてふたつある
箏の流派は大きく分けてふたつ「生田流」と「山田流」があるそうです。息子の教室は「生田流」でした。興味を持つきっかけになった学校の音楽の授業も「生田流」だったようでちょうどよかった!
ちなみにふたつの流派の大きな違いは、
- 爪の形が、生田流は角爪、山田流は丸爪
- 構え方が、生田流は斜め、山田流は正面
- 楽曲が、生田流は古典曲から現代曲まで広い、山田流は古典曲の中でも歌ものが多い
他にも箏の大きさや、楽譜など、細かいところはいろいろあるようですが、初心者でわかるのはこのあたりまでですね(笑)
教室概要
息子の通っている教室は、マンションの一室で女性の先生とのマンツーマンレッスン形式です。前述の通り流派は「生田流」。子供から大人まで幅広い生徒さんが通っているもよう。
小学生は1回30分2,000円、月に1~3回まで通えます。レッスン後に次回の日時を決められるので、とても自由度が高くてありがたい。その月の最終レッスン終了後に先生に直接月謝を払うシステムです。
自宅練習用に箏のレンタルもありますが、初心者の場合はまだまだ教室に来た時に練習する流れで良いそうです。ゆくゆくはレンタル、もしくは中古でも新品でも自分で購入して練習するのが望ましいというスタンス。練習を重ねるとみんな家でも弾きたくなるそうです、息子もそうだけど(笑)
初心者でも必要なもの
箏の楽譜と箏爪は、自分専用のものを購入する必要があります。
前回のレッスン時に、指のサイズを計って注文をしていた箏爪が届きました。
爪はプラスチックと象牙があり、練習用はプラスチックでも全く問題ないようです。しかし象牙は多少高価であっても音が良いことと、手入れをして使えば大人になるまで使用できるとのこと。
せっかく箏を始めたのだから、きれいな音を聴かせてあげたいし、長い時間大切に使っていくことを意識させるためにも象牙にしました。ゾウさん、大事に使わせていただきます。
爪と爪輪を合わせた三個組で6,400円でした。黒い爪輪部分は劣化やサイズアップの場合、数百円で交換可能とのこと。
こうして自分専用の箏爪(ことづめ)と楽譜を手に入れた息子、とても嬉しそうです。初めてのマイ爪は、爪輪も硬いそうで「ちょっと今までより痛い感じしたんだよね」と感想を述べていましたが、ご機嫌。少しずつ自分の指になじんでいくと良いね!
余談ですが
私の母は若いころに日本舞踊を習っていて、確か箏だったか和楽器を習っていた記憶があったので「息子も箏の教室へ通い始めたよー」と連絡をしたら「私は箏でなく三味線だよ」と(笑)箏は弾いたこともないそうですが、祖母の妹が愛知県で箏の先生をしていたという話を聞きました。
そして、息子の教室が「生田流」と説明すると「生田流っていえば、おばあちゃんの妹、宮城道雄(さん)っていう有名な作曲家(箏曲家)の内弟子に入って、まだ私が幼いころに一緒に家(当時温泉場で旅館を営んでいました)に来たんだよー」と教えてくれました。
聞いたときはまったくの無知だったので「へーそうなんだー」くらいに聞き流しましたが、あとから調べてみると、宮城道雄さんといえば「春の海」の作曲をされた、本当に有名な作曲家であり、生田流箏曲の名演奏家だったのですね。びっくり。
ちなみに「春の海」とは、お正月定番の「ちゃん、ちゃららららららーん♪」ってやつです。息子に聞かせたら「おー!知ってる!運動会で踊ったよ!ゴールデンボンバーの令和!」笑
ま、母も息子もこんな感じだし、私も箏の世界はまったくわかりません。
でも、箏の音に惹かれ「もっと弾いてみたい」と感じた純粋な息子の気持ちが続く限り、自分のペースでじっくり歩んでほしいなと思います。そしてこの先も私に箏を音色を聴かせてくれたらうれしいなあ。
コメント