夏休み後に毎回毎回通る道、読書感想文。鬼門中の鬼門ですよ。
去年も確かに鬼門だった。
何もなくてまっさらから上手な感想文が書けるわけではないけれどさ。でも「これにはめ込めば簡単に感想文が完成するよ!」みたいなやつ?これがかえってややこしい。そしてむずかしい。
先生が「自分が似た経験をしているような本が書きやすいよ」と言っていたそうで、夏休みに読んだ本とは別の本をわざわざチョイスしなおして感想文に挑みました。
選んだ本はこちら。
ふふ。低学年用の本なのですがね(笑)いいんですよ5年生でも。読書苦手な息子も、この本はあっという間に読み終えることが出来ました!
さて、早速感想文だ!ってことで用紙を出してもらうと。
おお、これ!見覚えあるやつだ!3年生の時にドツボにはまったやつ!!(ちなみにこれ2年生向けの用紙みたい…笑)
こんなこと言ったらいけないのかもしれないけど、この「ぼくの経験を比べると〇〇の方がすごいと思います」っていうの、何かさ、こうモヤモヤしちゃうんですよね。私としては異様に書きづらい。
でも息子はそれ以前に、文章を考えて文字を書き込むことが苦痛以外の何者でもないらしく「こんなの何日かかっても終わる気しない~っ!!」と半泣きお手上げ状態。
文章を考えるのも苦手、文字数を考えるのも苦手、文字を書くのも苦手、思ってもいないことを書くのも苦手。苦手のオンパレードです。とにかく楽しくないらしい。
はああ、どうしましょうかね。
しかし5年生の今回。この用紙に記入をしなくても、タブレット上のドキュメントに入力してGoogle classroomから課題提出も可能とありました。
グダグダの息子に「タブレットで提出にしたら??」「まずは思ったことつらつらと書いてから体裁を整えていけばいいしさ、書き直すのも簡単だし!」というと少しやる気が出てきた様子。
ってことで早速スタート。
やり始めたら楽しくなってきたようで、どんどん進みます。
ちょっと内容的に「大丈夫か?」って部分もありますが、まあ思うように書いて提出しましょう!
最後には「人を傷つけても何も良いことはなく、ただ相手に傷をつけるだけ」「自分の好きなものは好きなままで自信を持っていきたい」「自分の好きなことを続けていれば認めてくれる人は必ずいる」というまとめを持ってきました。
なんだかちゃんと立派な読書感想文になったと思う。こんな感じであっという間に鬼門をクリアした息子。
「読書感想文、楽しいじゃーん!余裕余裕!!」
と、まあ得意満面。今年は一歩前進したかな?
そう、息子は「文字を書く、文字数を考える、訂正のために文字を消す」って作業がとにかく苦手なんですね。そのため課題のデジタル化は息子にとっては宿題のハードルが低くなる。
一方で「文字を書くことが苦手」っていうことの弊害はどこかで出て来るかもしれない。だから、手書き文字から離れることをさせるつもりはありません。
苦手な宿題ではあえて文字を書くことは強要せず、文字を書くことは別の分野で楽しく取り入れていこうと考えています。個々にあった学びのひとつひとつが実を結べば、どこかで大きな花を咲かせる道につながるかもしれない。
いつも思う。学びは楽しくなくちゃね。
以上、鬼門の読書感想文が完成したお話しでした!
ああ、良かった…。
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