小4(10歳)交友関係の変化と距離感のお話し

以前から、学校にもスイミングにも苦手な子がいる息子。

特別何かされるというよりも、粗暴な行動が苦手だから関わりたくないって感じ。

スイミングのA君は「エラそうで粗暴で何かと自慢するから好きじゃないんだよ」、学校のB君は「手足は出ないけど、口が悪くて相手を傷つけても気付かないようなところが嫌なんだよ」とボヤいていた息子。

しかし、先日のスイミングでギャラリーから見ていたら、待ち時間にA君と何やらピコンピコンと指遊びをしている息子。なんかカワイイ光景だ。

そして学校公開の日、休み時間に息子と話していると、B君がフリスビーを持って息子の後ろにチョコンと現れ「校庭で遊ぼ!」と待っている。息子も「よし!行ってくるねー!」とふたりで仲良く?消えていった。

息子に「最近A君ともB君とも仲良く絡んでるんだね!」と言うと、

そうなんだよ、最近AもBも結構好きなんだ。話してみると意外といいヤツだったり優しいところもあったりしてさ。不思議だよねー!

と分析していました。

悪い面ばかりでなく、悪い面の裏にある良い面にも目を向けられるって大切なことだ。「何であんな良いところもあるのに、こんなイヤなことする時もあるんだろう」と考えてみたり、その上で自分はどう思ってどう接するべきなのか、いろいろ考えて行ってほしいなと思う。

きっとまた「やっぱりイヤなやつだったーっ!ひどい、もう遊ばないんだ!!」と涙に濡れる日があるかもしれない。人間同士だもん、意見の相違なんて当たり前、自分の思い通りになんてならないことの方が多い。そこに第三者が絡んでくれば、尚更ややこしく絡まるのは当然。

そんな人間同士の渦の中で、ここはガッチリ組んでいく、ここは一歩引いて見てみる、ここはもう用はないから立ち去る、と言うような、今必要な距離感を覚えて行けると良いなって思うんです。

息子、感情の振れ幅が大きいので、相手次第でまだ気持ちがグラグラ揺れて不安になったり、小学生あるあるの出来事に大きく心がえぐられたりして、今一歩「同級生の輪」に思い切って飛び込む勇気は持てないでいるけれど。

それはそれで良いと思う。

今は、自分の目で見て、自分が感じ取った空気の中、自分が信用できる行動を意識して動いてくれれば。勢い、雰囲気に流されて、自分の意思に反する方向へ不本意ながら染まって行かないように。息子の持つ「敏感で繊細な感覚」を忘れずに、自分が信頼できる交友関係を楽しく築いていけると良いなあと思います。

コメント