5年生の公開授業でみんなの成長を感じる

今回は5年生になって初めての通常授業を見てきました。まず第一に感じたのは「みんななんだか大人になったなあ!」ってこと。さすが5年生!って感じでした。

音のない時間

今までの公開授業の様子と言えば、ちょろちょろしたり、荷物をあっちやったりこっちやったり、何やらガシャーン!と落としたり、隣の子とニヤニヤおしゃべりしたり、後ろにいる保護者の様子を伺ったり。わが子に限らずみんな、元気なんだけど集中力はあまりなく落ち着きのない印象だったんですよね。

でも今回は様子が変わっていました。

みんな席に座って先生の話しを聞き、もちろん見当違いな質問発言したりすることもあるけれど、ちゃんと前方を見て授業を受けている。

何より驚いたのは、教科書を見て気付いたことをノートに書く時間。誰も声を出さず、真剣に教科書に目を通し、ノートに何やら書き留めている。そのノートをめくる音だけが聞こえる集中した時間が1-2分続いていたんです。

授業だもん、それって当たり前じゃない?って思われるかもしれないけれど、いやいやこれは本当に驚きでしたね。同じ時間、同じ課題に向き合ってみんな集中している光景なんて今まではなかった。

先生も「素晴らしいですね!みなさん、これが集中するということですよ。」と嬉しそうだったな。

タブレットの活用

今回は社会の授業で「米作りの盛んな地域」について学習していました。

まずは教科書を見て気付いたことをどんどんノートに箇条書きしていき、その後、厳選したふたつの気付きをタブレットを使用してスプレッドシートへ記入していました。スクリーンに大きく映し出されたシートに、みんなの書き込みがリアルタイムで反映されていく。

みんな作業が本当にスムーズです。そして入力も早い!毎日いろいろな授業で活用しているから当然のように使えている。

見ていると、9割はタブレットを立てて画面上のキーボードを使って入力していました。たまに机にペタンと置いている子もいる。それから、付属のキーボードを接続して入力する子もいる。

息子はどうしてるかな?と思って見ると、出た出た。片足を膝の上に乗せたその上にタブレットを置いて楽しそうに入力しているよ。机に置いていないの息子だけ。でもさ、昨年はなぜか一人床に座って椅子の上で作業していたからな。椅子に座ってるだけ良しとするか。

がんばった!

この日、2年生の時の担任の先生とちょっと立ち話し出来たんです。2年と言えば、ちょうどコロナが広まり出したころ。休校や分散登校があったり、息子もまだまだ朝の登校で涙に濡れていた時期。

私は毎朝一緒に門まで登校していて、ドキドキで顔をくしゃくしゃにした息子を見つけると、いつも優しい声掛けをしてくれた先生。私にも「お母さん、毎日本当にありがとうございます!」と笑顔を向けてくれていました。

息子に「円形脱毛症」らしきものが出来たのをいち早く気付いて電話をしてきてくれたり、席替えの際に息子の気持ちが少しでも落ち着く環境を模索してくれたり、3年のクラス替えにはどういった配慮をしたらよいか真剣に考えてくれたり、本当に個々に寄り添ってくれた頼もしい先生なんですよね。

その先生が「〇〇くん、身体も心もたくましく成長していますね!身長なんてこの前隣に並んだらかなり自分に迫って来ていてびっくりしましたよ~!」と嬉しそうに話してくれました。朝の登校について私が「本当にここ最近、ついに玄関からひとりで登校して行くようになったんですよ」と報告すると「そうかあ、ついに!あれから長かったけれど、本当にたくましくなって…。成長ですね!」と目を細めて喜んでくれた。

そして「〇〇くんはもちろんですが、お母さん、本当にがんばった!がんばりましたね!!」と声をかけてくれて、思わずうるっと来そうでした。「がんばった!」って声掛けしてくれることも嬉しかったのですが、何よりその長い時間を見ていてくれたこと、今の自信につながる心の基盤作りに3年前から寄り添ってくれたことを思うと、ただただありがたかったですね。来年度6年生でもう一度担任になって小学校生活を締めくくれたらいいのにな、なんて思ってしまう。

以上、こんな感じで今回はいろんなことを発見出来た公開授業でした。

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