今年も「新体力テスト」がありました。
息子、何が苦手って、とにかく「ソフトボール投げ」が苦手なんです。毎年平均を大きく下回る感じ。背も体格も標準以上だし、フリスビーとかは力強く遠くに飛ばすんですけれどね。
毎年10メートル行くか行かないかの記録。でも今年はスイミングでバタフライも泳げるようになったし、肩も強くなってきたかも!と自分でも少し期待を込めて「目標は25-30メートル!」と目標を掲げて挑んだ当日の結果は…。
ソフトボール投げは涙の記録
1回目は高く上げすぎてまったく前に飛ばず9m。気を取り直して挑んだ2回目は14m。
【参考:全国平均 男子20m・女子13m】
私、1回目の記録を聞いたときは「上に飛んだか~それは仕方ないね!」と笑っていたけれど、2回目を聞いたときに「え?14?」みたいな顔になったんでしょうね。
そのちょっとの表情も見逃さない息子、すぐにポロポロ涙を流して「ちゃんと真剣に投げたんだよ、ママひどい…」「もういい!こっち来ないで!触んないで!」と壁と一体化して打ちひしがれていました。相当な悔しさとショックだったようで…。
自分より華奢な同級生の女子に負けたり、ペアを組んでいた2年生の男子とも同じような成績だったことがさらに追い打ちをかけたようです。
しばらく頑なに殻に閉じこもっていたものの、ふと振り返り「ごめんね、あっち行ってとか、触んないでとか言って、ごめんね…」とまた涙目。悔しくても、自分の吐き出した言葉にハッとして心を痛めたもよう。いろんな意味で純粋なんだなあ。
その後少し悔しさから立ち直った息子は「…本当はもっと報告したいことがあるんだ」と話しだしました。
立ち幅跳びは好成績
本当はもっと報告したかったこと。それが「立ち幅跳び」。立った状態から助走なしで前に跳んで距離を測るもの。息子は今回これが好成績だったようで、1回目185cm、2回目182cm。もうすっかり涙も乾いて得意気な顔になっていました。
【参考:全国平均 男子151cm・女子145cm】
全国平均を大きく上回り、クラスでもスポーツ組に負けない位置につけたことがうれしかったようです。やったね!ちなみに家で跳んだら150cmでしたが。
シャトルランは論外
他にも色々項目がある中で、ソフトボール投げに次いで苦手なのは「20mシャトルラン」だそう。これ、私にはまったく馴染みのない計測方法なんですが。
20メートル間隔に引かれた2本の線の片側に立ち、一定間隔の電子音が鳴る前にもう一方の線を踏んで折り返すらしい。「ドレミファソラシド~」のスピードに合わせて目安をつけるようですが、繰り返すとスピードが上がって行って、2回連続で線を踏めないか走るのをやめると終了とのこと。
【参考:全国平均 男子46回・女子37回】
クラスのトップの子は「98回」だったそうです。やはり普段から野球やサッカーなどスポーツをやってる子は持久力がありますね!走り慣れている。これに対して息子「17回」だそうな。女子の平均より大きく下回っています。
ソフトボール投げであれだけ涙を流して悔しがっていた息子ですが、この結果に関しては「悔しいとかそんな気持ちは特にないなあ。とにかく疲れるんだよね~」とサバサバしていました(笑)
次回に向けて決意新たに!
その後「体力テストに得手不得手があっても全然問題ないよ」「自分に合ったもの、得意なものがあればそれを更に伸ばすことを目標にするのもいいよね!」なんて話をしていると、目が輝き出した息子。
「毎年ボールは投げるのうまくいかなくてショックだったんだけどさ、練習したこともないし結果が出ないのは当たり前か…」「一応来年に向けて練習はしてみるけどさ、やっぱ投げるより跳ぶ方が楽しいなあ」と自ら分析。
そして唐突に「よし!これからはバネ人間を目指すよ!」と決意を新たにしていました。早速ボヨンボヨンとジャンプしている。いいよいいよ!なんでも目標を立てて取り組むことは大切だ。
前にも書いたけれど、息子結構体格は恵まれているのに、全身の動きのバランスが上手く連動していない気がしてならないんですよね。スムーズじゃない感じ?
でも、最近スイミングではコーチから指導される通りきれいなフォームで力強く泳ぎ出したし、どこかでぎこちない歯車がかみ合うきっかけをつかめれば、泳ぎ、走り、投げ、蹴り、ジャンプ、すべてに伸びしろはまだまだあると思うんです。
まあ、これはセンスの問題ですかね。それと練習の積み重ね、常日頃の身体の使い方がモノを言うだろうな。
ともあれ、来年はどんな結果になるか今から楽しみです!
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