6月に入り2週間続いた分散登校も終了、この土曜日からは通常登校スタートです。雨降りの中、土曜登校でもみんな色々な思いを抱えながらがんばって登校していました。
さて。分散登校中の息子の様子はというと、
緊張して学校に行けないから、2年生だけどまだ一緒に門まで来て…
とのこと。今まで通り毎日門まで一緒に行きました。別れ際に顔が歪んでオロオロするそぶりを見せつつも、意を決してスタスタ入っていく後ろ姿…がんばっていますね。
日によっては、登校前に学童に行ってから学校へ登校の日もありました。学童前で別れる時に、一度ドキドキしながら入っていったものの
やっぱり緊張する、こわい…!
と、半泣きで戻ってきて抱きつく日もありました。
学童なんて、本当は自由だし楽しくて息子も大好きなんですけれどね。どれだけ楽しい場所だとしても、いつもと違う行動、流れ、シチュエーションには緊張が勝るようです。
本人は、黄色い新一年生が一人で登校している姿を見てどう感じているかはわからないけれど、決して恥ずかしがったりしないで、自分のペースをつかむことを優先してマイペースでいてほしいなあと思っています。
本人いわく、
あのね、毎朝「今日は何が起きるんだろう」とか色々緊張して、たぶんまだまだ一人じゃ学校行けないんだけどね、でもね、教室に入って荷物しまって椅子に座って、先生が話し始めるとドキドキがなくなるんだよね。あとは、まあ、ぼーっと…笑
とのこと。これは以前と変わっていないし、本当の気持ちなのでしょう。朝の会が始まる=その日のスタートを切ってしまえば、もう一日の波に乗れて一息つくような、そんな感じなのかな。
その後のことは、今のところ私も特に心配はしていません。
しかし、先日の雨の夕方に学童へ迎えに行くと、学童の先生が「お母さん、悲しいお知らせが(笑)」と笑いながら出てきました。
その後ろから
いやいや、悲しくないでしょ、むしろ楽しいお知らせでしょ!
と満面の息子。見ると、その足元は何と上履き!靴を履き替え忘れて上履きのまま雨の中帰ってきてしまったと。
あああ、濡れてるし薄汚れている…!よりによって雨の日にー。誰か気付かなかったのかしら(苦笑)
あのねー、誰にも気づかれずに帰ってきて、学童入る時に「ん?なんだ?この足は?」って、自分で気づいたんだよね!
と、とても楽しそうに話していた息子ですが、夜になり
明日の朝、先生に怒られるかも、どうしよう…。靴箱に靴が残っていたら、きっとバレてるよね…
と、急に緊張してきたようです。
まあ、そんな心配も束の間で、翌日には
朝一で先生に「ちょっと、昨日上履きで帰ったでしょ!!」と笑われたよ、良かったー!
とご機嫌。うんうん、笑顔で良かった!
今年度はいつもと違う環境が続いたり、ついに梅雨入りして天気も不安定。息子も一日の中で色々感じ取ることが多く、見える部分はもちろん、目に見えない部分でも相当神経をすり減らしながらがんばっているんだと思います。
もうね、この時期は、宿題が面倒だとか、眠いだとか、学校へ行きたくないだとか言いつつも、朝起きてご飯食べて着替えて、そして学校へ自分の足で向かうことだけでも、相当のがんばりなんだと認めていいと思います。
子供ですもん、7歳ですよ!出来て当たり前なんてそっけないこと言わずに、十二分にほめても良いんじゃないかなと、自分に言い聞かせています(笑)
それから、先日の個別連絡の日に先生にも伝えた、授業中に率先して手を挙げて答えることが苦手という件。昨年一年間も、多数決の挙手はするものの、答えるための挙手は一度もしていない息子。
しかし昨日の夜に、
そういえばさ、今日授業中に間違えて手をあげちゃって、先生にさされちゃったの。びっくりしたけど、ちゃんと答えられたんだ。はじめて答えちゃったよー。
と、ドキドキワクワク顔で教えてくれた息子。
国語の授業中に「じゃあこの漢字を書いてみよう!」と聞こえたらしく、座ったまま空中に漢字を書くのかと思い(そんなこと、普段からやってるのかしら?)手を上にあげて字を書こうとしたらしい息子。
実際には「じゃあこの漢字を使った言葉は何かあるかな、わかる人!」というような質問だったらしく、突然まっすぐ手を上に挙げた息子に先生もギョッとしたことでしょう(笑)
まさかの息子の挙手に、先生もすぐさま名前を呼んで指してくれたようです。
何故自分が呼ばれたのか分からなかった息子は、きっと質問を聞き返したりしたのでしょうが、ちゃんと答えることが出来たようで、それが思いがけない初めての経験となり、ちょっと嬉しかったみたいです。
「なに、間違えて手をあげたのー!?」「初めて答えちゃったか!」と、親子でキャッキャと喜びました(笑)
ただし、最終的には
あーでも、もう次はちゃんと話聞いて間違えて手を挙げないようにしなきゃ!
って流れになっていたけれど(苦笑)
それでも、こうしたひとつひとつの経験が、着実に息子の基盤となっていくことを信じて、今の歩みを大切に見守りながら笑顔でサポートして行きたいと思います。子供の可能性ってまだまだ無限大だと思うので。楽しく行こう!
以上、通常登校がスタートした、敏感で繊細な息子の近況でした。
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