はじめて新型コロナを意識したのは1月。もう半年も経つのですね。
子供はもちろん、大人も、見えない不安とはじめての経験ばかり。例年とは違う日々を過ごしながらも、徐々にその環境の変化や新しい生活様式を受け入れて適応していく周囲の様子を肌で感じる毎日。
特に子供たちは、楽しみや自由が半減された中で理不尽な思いをしつつも、子供なりに考えて、見様見真似でもマナーやルールを守ろうとしたり、今より前に進んでいく適応力は本当に素晴らしいなと思います。
さて、そんな毎日ですが、ついに今週から夏休みに突入。今年度はあれだけ前半に休みが続いたから、夏休みなんてないも同然だろうと思っていたのですが、約4週間ありました。
分散登校時も時間差で毎日登校だったり、通常登校では5-6時間が続き、土曜授業も毎月2回に増えて「授業時間は確保できている」と学校からお便りが来ていました。ここまで先生方はどれだけ大変だったことでしょう。そしてこれからも。本当に日々感謝です。
夏休みと言っても、息子は今年も基本は学童で過ごしているので、完全自由はそんなにないのですが、それでも学校がないだけ、朝の緊張もそこまでMAXにはならないもよう。でもやはり毎朝学童に向かう時は、ドキドキ緊張する…とオロオロしています。このあたりブレませんね。それでも毎日がんばっています!
そんな夏休みの宿題は、なんだか控えめ。自由研究はなくて、国語算数各6ページほどのドリルと、絵日記1枚、あとはひたすら読書、読書…です。やはり基本は外出せずに家で安心安全の時間を過ごせるようにとの配慮から、今年の夏の宿題は読書がメインのようですね!
おすすめリスト一覧を持って、早速学童帰りに図書館へ。息子は絵本よりも、図鑑やら何やらを本の束の隙間に滑り込ませていましたが、無事に上限の15冊を借りてきました。少しづつ読んでいこう。
ところで。
私が小学生の頃の夏の思い出と言えば、やはり海やプール、花火にお祭り。家族と出かければ夏の夜も色々楽しめたし、それはもう自由で楽しかったです。
今、そこまで望むことは出来ないけれど。
それでも、ただでさえ夏休みのほとんどは学童に預けている息子。私の仕事が休みの日くらいは、出来るだけ安全を確保しながら少しづつ楽しませてあげたいな、という思いが常にありまして。
そこで先日、平日の通勤時間帯が過ぎた頃を見計らって、息子が最近ずっと乗りたいと言っていた京急に乗り、混雑状況を見ながらちょっと出かけてきました。
思いのほか電車がガラガラで、これなら少し先まで行ってみよう!となり三浦海岸へ。駅に着いた時には車両に3人しか乗っておらず、駅前もガランとしています。
夏の三浦海岸なんて、混雑以外の何物でもないイメージでしたが、やはり海の家が出ていないし、この状況なので今年はガラッと一変しているのですね。
まだ海の水に足もつけたことがない息子。夏の砂浜を歩かせてあげたいな、と前々から思っていたので、とりあえず海へ。
ここは駅から徒歩5分ほどで海に着くからアクセスは抜群。通常なら、夏休みには絶対に近づかないところですが、海まで来てみると今年はこの通り。
広々としていますね。想像以上でした。
海の家はなくても、ライフセイバーの方々は待機していらしたので「波打ち際に入っても良いですか?」と聞いてみると「もちろん大丈夫です、楽しんでください!」と満面の笑顔。
「混みあっていると感染予防などで制限がありますが、今は全然すいていますので気を付けて遊んで来てくださいね!ここが待機所ですから、この前あたりならお子様連れでも比較的安全に遊べます」と色々教えてくれました。
素足に触れる砂の熱さ、たくさんの貝殻のかけら、寄せては引く波、果てしなく続くような海の広さ、すべてが初めての息子は、
何これ!!熱くて歩けない!!
貝??ひー!怖い!!
波ー!ギャー!!
いちいち大騒ぎしながらも、徐々に楽しくなってきて、最後は水遊び用に用意していた水着に着替えて波打ち際で大はしゃぎ。
たっぷり2時間ほど遊びました。海の家がないのでシャワーもなく、ペットボトルの水で身体を流して帰り支度。肌の弱い息子は、初めての潮と日光で途中何度か「脇が痛い!」「背中痛痒い!!」ともがいていましたが、まあ何とか無事に帰路へ。
帰りも電車は空いていて、ゆったり座って快適な移動。ほんの短い時間だけでも夏の思い出を心に刻めたみたいなので良かった!
あとは出かける予定も特にないし、パパの実家で水遊びや花火をしたり、地元でゆっくり過ごすのが良いかな。
色々な制限がある中で、何もかもを諦めるのではなく、今年のような夏だからこそ見られる景色がきっとあると思う。子供の学びだって無限大。
わが家の今年の夏休みの目標は、
親子共に心の豊かさを育む夏にしたい
と思っています。
みなさまも、素敵な夏をお過ごしください。
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