今年度から一人1台貸与のタブレット。
はじめはどんな使い方をするのやら、と思っていたけれど、小3にもなると結構授業でも宿題でも活用されています。
まずは「デジタル宿題」と題した、端末に慣れるための宿題。
例えば
「好きな本を紹介してください」というお題で「タイトル、好きな理由、あらすじ」を記入して提出する、というような感じ。
授業でも、マップでいろいろな街を散歩してみたり、動画を観て体験したり、デジタル図鑑でカブトムシのありえないくらい接近した拡大写真を見てひるんだり。とにかく色々な場面で活用しているもよう。
そして今年は賛否両論のオリンピックイヤー。
個々に好きな国を選んで、その国について色々と調べてメモをして、スライド10枚ほどの資料を作成するなんてことまでやっていました。
息子はタブレット操作は得意だし、検索するのも楽しくてスイスイやるのですが「文をまとめる」「形を整える」「発表する」ことが大・大・大の苦手らしく、ヒーヒー言っていた。
しかも、じゃんけんに負けて、翌日みんなの前で発表することになったらしい(笑)
いやだー、学校行きたくない、絶対休みたいー…
ヨレヨレのグダグダになっていましたが、そうも言ってられない。意を決した息子、昨夜スライドをチェックしながら説明文を原稿用紙に書いていました。きっとこの「原稿用紙に書く」ことがまず嫌なんでしょうね(笑)
一人でやらせることも大事ですが、はじめてのことはある程度一緒に考えてサポートすることもまだまだ大事だと思っているので一緒に考えました。
はじめは「ママが言ったとおりに書くよ」なんてやる気ゼロだったのだけど、内容がまとまっていくうちに
ここはこんな風に書いてみたらいいんじゃない?ここはもう少し文字を大きくしてみよう!あ、この国の言葉で「こんにちは」と「ありがとう」を書いたら楽しいんじゃない?
と、自分の考えを出しながらオリジナルに変えていき、ついに形になりました。
はじめは嫌々で、見ていてため息ものだったけれど、徐々にやる気を出し始めて気づけば夜の11時!夜更かしは良くないけれど、満足そうに眠りについた息子には良い経験だったかもしれないな。
自信もって発表しておいでー!
で、今朝ドキドキで目覚めて「発表緊張するなあ、でも昨日がんばったし…」と時間割をチェック。そして固まる息子。
あれれ、発表今日じゃない…かも。
出た!よくあるわ、こういうこと…笑
でもさ、先に終わって余裕出たし良かったじゃん。がんばったんだし、自信もっていいよ!
息子、今日は足取り軽く学校へ向かいました。
こんな感じでタブレットは、宿題、課題に大活躍。子供たちの身近なツールとして完全に生活に組み込まれています。慣れていくのは本当に早いですね。操作に関しても流れるような指の動きだもん。
とはいえ学校からタブレットに関しては、教科書やノートと同じような「文房具」という案内をされています。取り扱いについても「やっていいこと悪いことは自分でよく考えようね!」とことあるごとに言われているみたい。
要するに、勉強に必要な道具として使うこと。休憩時間は写真を撮ったり、動画など見ても良いけれど、ルールとマナーを守らないと没収されるらしい。
おそらく「自由にしたら何するかわからない。学校で管理してほしい」という保護者の意見もきっとあると思う。子供は結構イタズラに頭回りますからね(笑)
でも私は、ある程度の自由は必要かな、と思っています。何をどうやっても子供はどんどん親より前に進んで行きますもんね。
ガチガチのブレーキをかけて囲いこみ急に深みにはまるよりも、許容範囲を少しずつ広げながら遠浅な海を徐々に渡っていってほしいなあなんて思います。
タブレット教育はまだ始まったばかり。メリット・デメリットもこれからたくさん出てくると思う。そんな中で、今後タブレットがどう活用されて、どんな未来となっていくのか。親としても興味あるし、楽しみです。
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