プレッシャーに弱く「がんばったらご褒美!」が苦手な子の気持ちを読み解く

プレッシャーに弱い人。大人にも子供にも多数いますよね。しかしそこで「がんばったら~をもらえる!」と約束された途端に実力以上の力を発揮してしまう強者も中にはいます。

 

ここぞ!という場面では、それを目標に掲げがんばる意欲を引き出すための「褒美システム」が有効となる場合もあるのは事実。もちろん毎回ご褒美目当てではいけませんよ。ご褒美がなければ力を発揮しない人になりますからね!「褒美システム」はそこが難しいところです。

 

さて、普段から敏感・繊細な息子の場合はどうなのか、参考までに記しておきたいと思います。

 

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期限付きプレッシャーに弱い

色々な要素が組合わさりますが、基本的にはプレッシャーには非常に弱いです。

「期待をされて結果を求められること」

これが何より苦手なようです。

 

相手が期待をしている結果を出せなかった場合に、

  • 相手ががっかりする姿を見たくない
  • 応えられなかった自分も見たくない
  • 悔しい思いもしたくない

という気持ちが交錯して気持ちが折れてしまうようですね。

 

ただし「期待をされること」「結果を求められること」の2つが分離していれば、そこまでプレッシャーには感じないようです。期待をされるということは、自分を信じて見ていてくれるということ、結果を求められるということは、自分の目標を立てられるということ。この1つ1つはうれしいことなのです。

 

本質は努力家なので、周りから見れば「もう忘れちゃったのかな?」というくらいの長い時間、日数、あるいは年月をかけても取り組んで行くような面があります。

 

「期待をされて結果を求められること」つまり「いつまでにこんな結果を出してほしい」という、ある意味期限付きの期待には弱いように思います。

 

とにかく物事の見通しがつけられないと落ち着かないので「もしかしたらここで失敗するかもしれない」「こうするつもりでも思い通りに進まなかったらまた考え直さなきゃいけない」「ああ、もうダメだー!もう時間がない!出来ないーっ!」と、一人考えすぎてスタートが中々切れないまま大きなプレッシャーにつぶされてしまうようです。

 

がんばったらご褒美?!

「なに?ご褒美??」私なら少しなびいてしまいそうですが、やはりこれは息子にしたら大きなプレッシャーなのですね。

 

  • 相手はがんばりを期待している
  • がんばったらご褒美がもらえる
  • がんばってご褒美もらいたい!
  • でもがんばれなかったら?
  • 相手はきっとがっかりする
  • ご褒美もらえない=ダメな自分

 

がんばりたいけど、もしかしたらがんばれないかもしれない、それならご褒美なくてもいいって言っとこうかな。

 

すぐさま色々な思いが駆け巡り葛藤が始るので顔色が曇っていきます。

 

先日もこんなことがありました。

 

今度、保育園の発表会がありクラスごとに劇をやります。練習では台詞もすぐに覚え、毎回大きな声でがんばっていると先生から何度も聞いていました。家でも楽しそうに毎日、歌や台詞を披露してくれる息子。お友達の台詞も覚えていて一人芝居をしています(笑)

 

いよいよ発表会が今週末にせまった日の夜「どう?がんばれそう?大きな声で元気にがんばったら、発表会のあと○○買いに行こうか!」という話が持ち上がりました。息子が今、すごく欲しいはずのものです。「でも、がんばらなかったら××だねー!」と冗談半分の話も。これも○○の仲間ですが、規模がかなり下がります。

 

「やったーっ!」と約束の指切りをして布団に入ったあと、すでに様子がおかしい息子。

 

本当は××も欲しかったんだー。だから今回は××にしようかな?

やっぱり(笑)これ、とても息子らしい言葉だと思いました。

 

本当は○○が欲しいけれど、がんばる!と約束したのに期待に応えられないかもしれない、がっかりさせちゃうかもしれない、がんばらなかった、と思われて××になったら、××も好きなのに○○より喜べないかもしれない、どうしよう…

 

一気に色々考えてしまったのですね。これってほんの2-3分の出来事ですよ(笑)

しかし実際大人はそんなに深く考えていませんでした。

 

発表会までみんな毎日がんばっているのは知っている、本番は観客もたくさんいて緊張するから実力が出せないことも知っている、どんな結果でも発表会にむけて一生懸命に取り組んだ事実が何より大切なんだと理解している。

 

がんばって成功するのはもちろん素晴らしいけれど、一生懸命がんばっても上手く出来なくたって問題ないのです。結果よりも過程に目を向けてたくさんほめてあげるつもりです。そう、よほど投げやりな態度でさえなければね(苦笑)

 

しかし繊細な息子には一瞬で強いプレッシャーになってしまったのです。

 

そこで、

本当は上手く出来ないかも、とドキドキなんだね?

と聞いたら、

うん、がんばっても、もしかしたら大きな声出せないかもしれないし、ドキドキしてきちゃったんだ。

 

と抱きついてきました(笑)

 

じゃあさ、さっきのご褒美は1回取り消し!「がんばったら○○」って言い方じゃなくてさ、一生懸命やれば上手に出来ても出来なくても同じってことにしよう。で、発表会終わったらさ、結果に関係なく「お疲れさまー!」ってことでお店まで見に行こうか?

と言うと

うんうん、いいねー!お店行こう!でさ、いいやつあったら買ってみようか!

 

と満面な顔になりました。結局買う気は満々って訳ですが(笑)こうしてまた一瞬でやる気に満ちてきた息子。自信が戻ってきて良かった良かった!まあ、しかし本番はどうなることやら??ですが。

 

今回は「自分のがんばりに連動されるご褒美は苦手」というお話しでした。

 

「ご褒美システム」とは「結果」に対してではなく「それまでの過程」を評価するものでなくてはなりません。「上手に出来たらご褒美」ではなく「最後までやり遂げたらお疲れさま祝いをしよう!」ってスタンスがよろしいかと思います(笑)

 

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