4月5月はとにかく朝の登校で涙・涙に明け暮れていました。というのは大げさかもしれないけれど、実際、毎朝の息子の心の中は曇りのち雨状態。
まだ朝の時間を自分のものに出来ていなくて、一日の見通しを立てられず、心に余裕もなくて校門で感情があふれだしていた息子。
しかし、そんな中でも一つの区切りが何となくありました。キーワードは「6月」。
保育園の時も毎年そうでした。1歳で入った初めての保育園はもちろん、3歳から違う保育園に入っても、そこで4歳、5歳と進級しても。
毎年春から心が少しざわめき出し、4月5月は朝の登園で涙を流す日も多かった。そして今年も初めての小学校ということもあるけれど、今思えば4月5月は毎年恒例の光景と言えば光景だったのですよね!
ただし、同じ涙・涙の登園登校でも、保育園では先生がしっかり抱きとめて保護者を送り出してくれたのに対して、小学校では自分の足で教室へ向かうしかない(何度か先生が迎えに出てくれましたが)。
そこに大きな違いがあったけれど、今年も4月5月と泣きぬれた2ヶ月が過ぎて6月になりました。
6月に入ってからの朝の様子
まだ家から一人で登校はしていません。でも校門で、または靴箱で感情があふれだして涙を流したり、抱きついたりすることがパタリとなくなりました。
もちろん「ちょっとドキドキする」と言ったり「今日の予定は何だっけ?」と聞いてきたりすることもありました。校門で手をつなぎ「5秒だけ待って!」と言って気持ちを落ち着かせて、実際は「12345!!」と超スピードな5秒を数えて自分から校舎の中へ入って行ったり、結構がんばっています。
そして今日にいたっては、雨の日の月曜、更にプールバッグも持参して大荷物のため、私が一緒に靴箱手前まで行ったものの「じゃあね!」とタッチしてさっさと入っていく息子。
いやいやちょっと待って!!まだ荷物たくさんあるんだけど(苦笑)すると
あれ?まだあったの?今日は朝会だから早いんだー!
なんて荷物を抱えて笑いながら消えていきました。おお!頼もしいじゃないか。
いつも泣いたり動揺して入れない息子を心配して、迎えに出てきてくれる友達が「あれ??○○君ママ!○○君は??」とキョロキョロ。
もう入って行っちゃった。というと「えーーー!!?」と追いかけていきました(笑)
こうした友達の温かさに囲まれて、そこに自分のいられる場所を見つけて場の空気に自分の気持ちが馴染んできた。そしてここからようやく本当の楽しい小学校生活がスタート出来たのかもしれません。
学校公開で見る息子の様子
そんな息子、授業中は何しているのでしょうか?という訳で、月に1回、授業の様子を見られる学校公開。先日も見学に行ってきました。
授業態度は思った通りというか…。まあ、とにかく「何とか椅子に座っているだけの状態」でした。当然、歩き回らず椅子にお尻がついているだけで、姿勢はフニャフニャ。机に突っ伏したり大あくびしたり(苦笑)
もちろん他の子達も、おしゃべりはするわ、後ろを振り返って親たちに変顔をひたすら披露するわ、上履きを脱ぎ散らかしているわ、授業に必要ないものを引っ張り出してるわで、先生も親がいようがお構いなしに、結構真剣に注意しています、当然ですね。
そんな中、息子はおしゃべりなどは一切せず、ガチャガチャ散らかしたり動き回ることもなく、後ろさえほとんど振り返ることもなく、とにかく「動」ではなく「静」のタイプではあるものの、よくよく見ているととんでもないことをやりだしました。
一番壁側の一番前の席。先生に背を向けて壁に向かい、何やら口に白いものを突っ込んでいます。「!!何やってんだ??」と思った瞬間、「オエェェェェッ…!!」となり焦って口の中のものを出していました。あれはポケットに入っていたハンカチですね。
そして素知らぬ顔でそのハンカチで口元を拭い、先生のほうへ向き直る息子。先生は騒いでいた他の子に気を取られて良くも悪くも気付いていません。
もうね、先生本当に大変だなあと改めて感じました。毎日朝から下校まで一人でこのいたずら大好き、わんぱくな子たちをまとめているんですもの。もちろん、しっかりした子も半数以上いるかと思います。それでも本当に、本当に大変だと思う。
その後の息子、目立って変なことはしていませんでしたが、今後の課題が見えてきました。
- 姿勢を良くするところ、リラックスするところのメリハリをつける
- 先生が話している時は先生を見る
- 手を挙げることはとにかく苦手だけれど、手を挙げずとも自分の意見はしっかりまとめる
まずはこのあたりからでしょうかね。
とにかく、自分から手を挙げて意見を述べることはこれから大事になってきますが、まだ息子、そこまでは飛躍できません。
とりあえず、授業を聞くこと、頭で考えること、そして自分の言葉でまとめること、筋道を通すことは意外と好きそうなので、ここから少しずつ取り組みたいと思います。
まとめとおまけ
こんな感じで、朝の登校もようやくスムーズに行きだし、帰ってきた息子は
最近学校が楽しくてさ!朝から帰る時間まであっという間に終わっちゃうんだー!で、あっという間に学童だよ。学童も超楽しい!!一日早すぎ!!
と何とも前向きでうれしい報告をしてくれます。自分のペースをつかみだして、一日のリズム、見通しが立てられたのでしょうね。
ちなみに、ほぼ毎日5時間授業となり、5時間目に国語が多い時間割。以前私が
給食食べておなかいっぱいになった後、5時間目の国語は眠くなるぞー!
なんてふざけて言っていたのですが、それが息子の心にインプットされたようで
この前、本当に5時間目の国語で眠くなるか試してみたら、ママが言った通り眠くなってきたから、寝てみたよ!!
と得意気に報告されました。そして友達からも「○○、この前本当に寝てたんだよ!!!」と。いや、眠くなるのは本当に良く解る!でも、検証しなくていいんだよ!(苦笑)
まあね、私も学校の勉強好きじゃなかったしな。というより退屈だし興味がわかなくて嫌いだったかも!でも、大人になるともったいないなかったな、と結構真剣に思ったりしています。
だからこそ息子とは、学校の勉強を楽しく乗りきる方法を一緒に考えていこうと思います(笑)そしてそれを自分のやりたいことにつなげていけるように!!
息子には、小学校生活をこれからたくさん楽しんで充実させていってほしいなと思います。
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