マスクをしていない乳幼児期にかかった病気を振り返る

コロナ禍で、大人も子供もマスクを着用しこまめな手洗いうがいアルコール消毒を始めて早二年。未知のコロナに対する予防効果は素人目ではなんともわからないけれど、毎年恒例だったインフルエンザや手足口病などの流行もあまり聞かなくなりました。

「ソーシャルディスタンス」「黙食」なんて言葉が子供たちの生活にも浸透していることはもちろん、手洗いうがい、マスクや消毒の効果は非常に大きいんだな、なんて感心する半面、気になることもある。

そう、子供のころから今まで以上に除菌されたキレイな環境にいると、免疫力が付かないんじゃないか、なんてちょっと心配になってしまう。もちろん予防接種はたくさんあります。でも、身の回りにいる菌にさらされて獲得していく免疫もたくさんあるんじゃないのかな、なんて。

そんな矢先、医療関係者の記事で「子供のマスクは外したほうが良い」というような内容を目にしました。「マスクの弊害」「マスク不要論」、こんな記事はよくありますが、普段は読まないんです(笑)

でも今回はずっと気になっていた「子供のうちによくかかる病気にかかりにくくなっている」という内容だったのでちらっと読むと「たくさんの免疫を獲得するべき時期に、マスク必須、除菌殺菌の生活をしている子供たちは、自己の免疫力を高める機会がない」というような内容でした。

まあね、今はコロナが猛威を振るっているので「ハイ!じゃあ子供たち、マスク取ろうねー!」とは言えません。やはり最低でも薬が処方されるようになるまでは、出来ればマスクも消毒も継続してほしい。むずかしい問題なんだろうなあ。

そんなことを思いつつ息子の過去を振り返ると、結構いろんな病気にかかっていました。

「手足口病」「胃腸炎」「りんご病」「ヘルパンギーナ」「水疱瘡」「溶連菌」「アデノウィルス」「インフルエンザ数回」おまけに「しらみ(病気じゃないけど流行したからね)(笑)

水疱瘡以外はすべて保育園時代までにかかっています。

小1の冬はクラス27名中24名がインフルエンザにかかり学級閉鎖、学校内は学級、学年閉鎖が相次ぎインフルエンザ大流行の年でしたね。しかし、その年度末から新型コロナが出始め、マスク、消毒が日常になって、翌年はピタリと消えました、学校からインフルエンザも溶連菌も。

保育園はマスク着用できない年齢の子も多いし、子供同士の距離感も近いうえ、いろんなものを口にする可能性大。だからそれなりに発生してはいたのだろうけれど。

それでも保育士さんの「コロナに感染させない」という必死な努力であっちこっち清潔にされていただろうから、息子たちの頃のようにホイホイ病気を拾ってくる確率は限りなく低くなっていることでしょう。

更に自分の幼少期まで記憶をさかのぼれば、息子だってかなり除菌滅菌された清潔な環境で育っているよなって思う。

私が息子と同じような年齢の時は、もっと泥だらけだったし、いろんなものベタベタさわっていたし、手洗いしないでいろんなもの食べたし、10円玉舐めちゃったりした気がする。両親の名誉のために補足しますが、これは親の目の届かないところで、のお話しです(笑)

全部が全部良いわけじゃないけれど、でもこうやって子供はその辺の菌に触れて免疫力も自然と高まっていくんだろうなって思う。

今の子たちが、免疫力が付かないまま大人になって、何か大きな弊害がなければ良いけれど。特に女子は将来妊娠したときにはじめて罹患すると、風疹のように胎児に影響が出る病気もあるように書かれていたし。

息子はどの程度、免疫力が付いてきているんだろう。これからも、生活上清潔を徹底するところと、ゆるく管理するところ、上手に見極めていかないとなって感じました。

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